「働くこと、生きること」と「学ぶこと」の新たな関係をめぐる知的探索『みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ』刊行
株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ』を2021年12月20日に発売します。本書は、「働き方・生き方」と「学習」の関係を再構築するキーワードとして「アンラーニング」という言葉を用いながら、新たな仕事観や学習観について探っていきます。
■「なぜ、自分は学ぶのか」と考えたことはありますか?
予測困難な時代の中で、会社や上司の指示通りでなく自ら方向性を見定め、主体的に変わり続けることがキャリアにおいて大きな意味をもち始めています。
「学ぶこと=目的達成のための知識・スキルを効率的に習得すること」という見方を一旦脇におき、手段ではなく創造的な活動として「学習」を捉え直してみると、自分らしい働き方・生き方の可能性が見つかるかもしれません。
本書では、新たな「働き方・生き方」と、新たな意味をもつ「学習」を結びつけながら、アンラーニング(unlearning)という概念を理解していきます。
学習研究者である著者が、組織に縛られず個性豊かなワークスタイルを実践している先駆者5人を紹介しながら、「アンラーニングしながら働き、生きる」ということについて考察します。「なぜ、自分は学ぶのか」を考えながら、進むべき方向や、目指したい未来像を主体的に探索し、私たち自身が変わり続けた先にあるのが、古い価値観や慣習にとらわれないワークスタイルや、未来の常識を先取りしたライフススタイルだと、著者は考えています。
「働くこと、生きること」と「学ぶこと」の新たな結びつきを探る上で重要になるのは、下記の仕事観と新たな学習観です。
- 行動を組織に縛られず、判断を組織に依存しない“心の自由さ”をもちつつ、経済的にも精神的にも無理のない“自然体”のまま働き、生きる
- 与えられたゴールに向かって走り続けるのではなく、自分はそもそも何を目指し、なぜ学ぶのかを探り続け、成果よりもプロセスを大切にしながら学んでいく
これからの時代を生きるビジネスパーソンが、自分らしいワークスタイルやライフスタイルをみつけていくための、知的探索の旅にでかけてみませんか。
■書籍概要
『みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ』
著者:長岡 健
発売日:2021年12月20日
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
判型:四六・248ページ
ISBN: 9784798164311
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798164311
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/23953
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798164313
■目次
はじめに
第1部 アンラーニングする人たち
・1章 新しいワークスタイルを切り開く先駆者
第2部 アンラーニングをいざなう
・2章 自分自身を揺さぶる越境というスタイル
・3章 脱予定調和的な場を自作自演する
・3.5章 ここまでの“旅”を振り返る 〜手段化しない働き方・生き方〜
第3部 アンラーニングを捉える
・4章 学習を手段化する人材育成的視点
・5章 アンラーニング論を語り合う
おわりに
■著者プロフィール
長岡 健(ながおか・たける)
法政大学経営学部教授。東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、英国ランカスター大学大学院・博士課程修了(Ph.D.)。専攻は組織社会学、経営学習論。
組織論、社会論、コミュニケーション論、学習論の視点から、多様なステークホールダーが織りなす関係の諸相を読み解き、創造的な活動としての「学習」を再構成していく研究活動に取り組んでいる。現在、アンラーニング、サードプレイス、ワークショップ、エスノグラフィーといった概念を手掛かりとして、「創造的なコラボレーション」の新たな意味と可能性を探るプロジェクトを展開中。
共著に『企業内人材育成入門』『ダイアローグ 対話する組織』(ともにダイヤモンド社)、『越境する対話と学び』(新曜社)などがある。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像