NTT西日本島根支店が挑戦!自治体への提言を目指す地域課題解決プログラムをリディラバが実施
大企業地方支店の若手人材を対象に、「地域愛着」「主体性」を育み、「官民連携」の一歩目を踏み出す越境型研修を実施

株式会社Ridilover(所在地:東京都文京区、代表取締役:安部敏樹、以下:リディラバ)は、NTT西日本島根支店(所在地:島根県松江市、支店長:福島 悦子、以下、NTT西日本)に向けて、『出向者を中心とする、社員の地域に対する愛着・関心醸成』『エリアを問わない地域課題解決の主体者としての素養獲得』を目的とした人材育成研修として、「島根県課題探索3Daysプログラム」をご提供しました。
地域と共にあるNTT西日本島根支店さまがプログラムを検討した経緯
今回NTT西日本島根支店さまは、NTT西日本のビジネス営業拠点として、島根県内の自治体にネットワークやDXの課題解決を提供し、地域のデジタル化を支える重要な役割を担っています。
一方、組織内では県外からの出向者も多いことから、「支店が担当する地域への関心・愛着醸成」に課題がありました。また、NTT西日本島根支店さまでは、島根県に限らず、将来的に異動先の地域においても通用する「地域課題解決の主体者としての素養」を育成したいというご意向がありました。
そのため、本プログラムでは次の2点を目的にプログラムをご提供しております。

◆本プログラムの目的
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担当エリア:島根県の地域課題に対する関心・愛着の醸成
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エリアを問わず通用する、地域課題解決の主体者としての素養獲得
プログラム概要-現地現物でのフィールドリサーチを重ね、自治体大田市役所へ解決策を提案
リディラバでは、各社の課題・人材要件に合わせてオーダーメイドでプログラムを設計しています。
本プログラムは、先の2つの目的を達成すべく、設計に着手。提言先には、NTT西日本島根支店さまと関係性がある自治体(大田市)にご協力いただき、プログラム初日のヒアリングに始まり、プログラム全体を通じて作り上げた解決策をご提案し、画一的な研修にとどまらない実践性を担保しました。
また、地域が抱える現状・課題を、自治体に限らない多面的な視点から理解すべく、大田市の中でも地域のイノベーターを主体とした新たな街づくりの機運が高い温泉津にて、現地で活躍するイノベーターの方々を招いたフィールドワークや対話セッションを含む、宿泊型研修を実施しました。
なお、本プログラムのテーマは、3日間という短期間でも参加者が主体的に課題を設定できるようリディラバが配慮し、「大田市・温泉津エリアにおける関係人口の課題を特定し、解決策を提言せよ」と定めました。
<プログラム概要>
・対象:20〜30代の若手選抜社員16名
・場所:島根県大田市・温泉津の重要伝統的建造物群保存地区/中山間エリア
・特徴:現地イノベーターを交えたフィールドワーク・対話、自治体への解決策提言
・狙い:現地現物の体験・対話を通じた現状分析、関係人口視点での個人・企業の地域参画、官民協働を見据えた協働プロセス
課題解決のフィールド―島根県大田市温泉津

本プログラムの提案先である大田市は、島根県ほぼ中央に位置し、西部には世界遺産である石見銀山を擁する自治体です。今回フィールドワークの現場になった温泉津(ゆのつ)は、石見銀山の積出港として栄えた港町であり、温泉街としては全国唯一の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。一方で、温泉津は人口減少や過疎が進行し、子どもの数は何と2人、空き家率は53%と、日本各地で起こる課題の先端地域でもあります。
温泉街や中山間部を中心とする現地のイノベーターや自治体による新たな取り組みが生まれ、地域資源の再定義や関係人口の拡張に向けた実践が進んでいます。
今起こっているリアルな地域課題に向き合いながら、熱意を持ったプレイヤーによる未来志向の街づくりが交差する現場として、非常に示唆に富むフィールドとして、お邪魔させて頂きました。
プログラムの全体設計「島根を知る、体感する、やりぬく」
■ DAY0(当日まで)|取り組むテーマに対するゼロ次仮説づくり

・事前課題として、「大田市・温泉津の関係人口の課題と解決策」に関するデスクリサーチ
■ DAY1(2025/8/25)|地域への“解像度”を高め、課題の一次仮説を作る

・事前課題の共有/理想状態の定義
・大田市 関係部署 ご担当者さまへのヒアリング
・温泉街のイノベーター(WATOWA 近江雅子氏)との対話と、温泉津温泉街の街歩き
自治体が持つ行政の視点と現場で活躍する民間のイノベーターが持つ視点の各側面から現状を多角的に分析。現地現物で温泉津の温泉街の街並みや空気感に触れながら、事前に形成したゼロ次仮説を更新します。
■ DAY2(2025/8/26)|国土の7割を占める中山間部の体感と、対話を通じた仮説検証の深化

・中山間エリアのイノベーター(里山インストール 小林新也氏)とのフィールドワーク(竹林の整備・炭づくり・水源探索など)
・温泉街のイノベーター(小川商店 小川知興氏/現象舎 西田優花氏)との対話・仮説壁打ち
・提言案に対する中間レビュー
地域における人口減少から発生する、森林の整備や経済の担い手の維持・育成、エネルギーや食糧自給などの難しさ――こうしたデスクリサーチでは掴みきれない地域の実態把握や地域社会への関わり方を、身体を使ったワークを通じて体感します。また、参加者は更新を重ねた仮説を現地イノベーターにぶつけ、次の提案に向けて解決策の実装可能性を検証していくフェーズでもあります。
■ DAY3(2025/9/17)|自治体(大田市)に向けた最終提言と、学び・気づきの収穫

・最終発表会(大田市へ提言)
・リフレクション/自身・会社としての地域社会に向けたネクストアクション宣言
4チームより提案を発表。大田市・NTT西日本島根支店の講評者からのフィードバックを踏まえ、本気の課題解決のプロセスを通じた、地域課題解決の手応えと難しさを掴み取ります。最後には、参加者自身がプログラム開催期間の全過程を振り返り、目的である参加者一人一人の「地域への愛着・関心」「地域課題解決の主体者としての素養」を棚卸し。次なる地域社会への挑戦を定め、プログラムは幕を閉じました。
<参加者による提案一覧>
・A:地域通貨統合アプリの導入(関係人口の可視化・循環設計)
・B:温泉津の施設における担い手確保プロジェクト(人材循環とスキルマッチ)
・C:まち一体型こども向け職業体験・地域体験(子どものキャリア×観光×事業者の三位一体)
・D:会議体によるステークホルダー連携(行政・民間・住民の合意形成アーキテクチャ)
講評者のコメントの声―今後のビジネスに繋げていきたい、“意味ある現地での体験”

「提言を通して、大田市はさらに魅力を打ち出せる街だと実感できた。それだけ、プログラムを通じた現地での体験が意味あるものであったのだと思う。今回の学びをここで終わらせず、「明日から”自分が”ビジネスをするとしたらどう始めるのか」を、ぜひ想像してみてほしい」(NTT西日本島根支店 福島さま)
「実際の現地訪問の内容が提言に活かされていた。NTT西日本との新たな対話のきっかけが生まれた」(大田市役所 ご担当者さま)
プログラム担当者の声(NTTBS島根 ビジネス営業部 松井 拓也さま)
今回のプログラムは県外出身の社員が比較的多く、地域課題解決に取り組むうえで、改めて島根県の良さを社員に気づいてほしいという想いから始めました。
リディラバさまには、地域課題解決を通じた地域への愛着醸成に向けた、すばらしいプログラムを具現化いただきました。地域に入り込んで、正解のない地域課題解決に対して、これが正解だと本気で思えるくらい考え抜き、体も頭も汗だくになった、非常に貴重な機会だったと感じています。
本プログラムを通じて、私たちは地域の声に耳を傾け、共に未来を描く存在として、より地域に必要とされる組織を目ざしていきたいと考えております。
リディラバの企業研修導入効果―「当事者性」「構想力・合意形成力」「新たな事業可能性」
本プログラムの目的であった【担当エリア:島根県に対する関心・愛着の醸成】【地域課題解決の主体者としての素養獲得】は、事前事後でスコアの伸びが確認されました。また、NTTBS島根が、プログラム実施にあたって立てたゴールも、全参加者の約7割が10段階中8以上のスコアを回答しており、当初設定したプログラムの目的を高いレベルで達成しています。
また、副次的な効果として、これまでお付き合いのあった大田市に、通信事業に限らないNTTBS島根の新たなプレゼンスをお見せでき、官民連携を見据えた新たな一歩目に繋がる可能性を感じられる機会にもなりました。
以下、本プログラムで向上が見込まれる素養です。
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現地現物の体験による「当事者性」の醸成
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官民協働を見据えた「構想力・合意形成力」の強化
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地域社会との信頼関係を軸にした「新たな事業可能性」の発見
ご関心を持っていただいた企業の皆さまへ
本プログラムのご担当者である、NTTビジネスソリューションズ島根 ビジネス営業部 松井 拓也さまをゲストにお招きし、企業が自治体・地域社会と共創し、事業開発に取り組んでゆくための”一歩目”をテーマとしたオンラインセミナーを開催いたします。
当日は、地域を舞台とした事業開発・人材育成の構造上の課題を整理し、NTT西日本島根支店の実践事例をもとに、地域連携や事業開発へとどのように繋がってゆくのか、そのプロセスと次の一歩をお話しします。
全国に支店・地域拠点を持ち、地域での新規事業・人材育成・官民連携に取り組まれている方を中心に、幅広い企業・自治体の皆さまからのご参加をお待ちしています。

【セミナー開催概要】
・日時:2026年2月12日(木)12:00〜13:00
・形式:オンライン(Zoom)開催
・参加費:無料
・ゲスト:NTTビジネスソリューションズ島根 ビジネス営業部 松井 拓也氏
・モデレーター:株式会社Ridilover 企業研修チーム 石井 孝明
※参加いただいた方には、後日アーカイブ動画をお送りします。当日参加できない方向けにもアーカイブ動画をお送りしますので、ふるってお申し込みください。
◆内容:
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自治体との共創や地域連携の難しさなど、企業が抱える地域を舞台にした事業開発の課題について
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NTT西日本島根支店が実施した、「島根県課題探索プログラム」の狙い・設計・プログラムの効果
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人材育成から事業開発、社会実装へと繋げていくプロセスと今後の展望
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QAセッション
★例えばこんな方におススメ★
【以下の様な企業・組織に所属される方】
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広域・地域に支店・拠点を持つインフラ企業
(金融、インフラ、不動産、交通、商社など)
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官民連携や人材育成、新規事業を推進する企業・自治体
【このような課題感・ご関心をお持ちの方】
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地域連携の具体化:本部や支店/地方拠点から、自律的・かつ具体的な地域連携を強化したい
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構造的課題の解決: 所属組織・部門では転勤や出向が多く、地域・顧客への理解が深まりにくい
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事業開発の促進: 地域や自治体との接点を持ち、実証実験や新規事業を加速させたい
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実践的な人材育成: フィールドワークを通じて、事業成果に直結する人材育成を行いたい など
※本セミナーは企業・自治体ご担当者が対象となります。自己啓発・個人的な興味等による申込みについては、ご参加をお断りさせていただく可能性があります。
リディラバの企業研修は貴社のこんな課題にフィットします
今回のプログラムを通じて、地域経済の動向と一体となって事業を展開する企業、特に「支店・支社」というかたちで地域社会に深く関わる皆さまに、リディラバの越境型研修は高い親和性を持つことが分かりました。以下のような課題をお持ちの企業さまに特におすすめです。
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出向者・転勤者の“地域愛着”を醸成し、支店としての一体感を高めたい
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支店の営業機能だけでなく、地域社会・経済の未来を自社起点で作り出す人材を生み出したい
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デスクリサーチでは掴めない、社会課題・地域課題の実態を学ぶフィールドワークを通じ、人材育成や事業開発に繋げたい
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自治体との協働を、単なる営業活動ではなく“社会実装”にまで昇華したい
ほか、人材育成や新規事業開発などを軸に、各社が抱えている課題に応じて、ゼロからプログラムをご提案いたします。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 期間や場所は柔軟にカスタマイズできますか?
A. はい。取り扱うテーマ・現場の設定や数、開催日数(短時間~複数日程)、開催形式(オンライン・オフライン・ハイブリッド…)など、目的に応じて、オーダーメイド型で設計可能です。
み込んでおりますが、社内役員・地元企業などに変更可能です。
Q. 研修前の対応や研修後の定着支援はありますか?
A. はい。研修前においては、説明会の実施や公募の人選、事前学習のサポート等など対応しております。研修後には、フォローミーティングや継続提案のサポート、報告会の開催などの実施も可能です。
リディラバでは、企業の目的・事業課題に合わせてオーダーメイドで越境学習・企業研修を提供しています。資料請求・ご相談をお待ちしております。
本プログラムの運営会社について

Ridilover(リディラバ)とは
ミッションは「社会の無関心の打破」。2009年に活動を開始し、2013年に株式会社を設立。これまで400種類以上の社会課題を取り扱い、あらゆるセクターに対して事業を展開している。
中学・高校向けのスタディツアー事業では年間10,000人以上の生徒が参加し、調査報道Webメディア「リディラバジャーナル」では『構造化』メソッドを活用して1,000本以上の記事を公開。社会課題の現場ネットワークや調査・構造化力を活かして、企業向けにはこれまで130社以上に対して越境学習や各種研修を提供、また新規事業開発支援や省庁・自治体向け調査・実証等の各種事業にも取り組んでいる。
所在地:東京都文京区本郷3-9-1 井口ビル2階 設立:2013年
代表者:代表取締役 安部敏樹
事業内容:社会問題を扱うウェブメディア・コミュニティ事業、社会問題に関する教育・研修事業、カンファレンス事業、教育事業、企業・官公庁との協働事業
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