ClipLine株式会社、多拠点ビジネス特化のコンサルティング会社Chain Consulting(チェインコンサルティング)を9月1日に設立
多拠点ビジネスの経営改革スペシャリストが成果報酬型のコンサルティングを実施
■子会社設立の背景
2013年7月に創業した当社は今年で10周年を迎えました。2014年に動画型マネジメントシステム「ClipLine」をローンチし、「『できる』をふやす」をミッションに掲げ、GDP の約7割を占めるサービス産業を始めとした多拠点ビジネスの労働生産性向上を支援してまいりました。吉野家を始めとした外食企業の導入から始まり、小売、介護、運輸など様々な業種で広く活用され、売上向上、離職率削減、教育時間短縮などの成果を創出してきました。
コロナ禍が過ぎ、生活サービス領域の多くの企業がビジネスモデルを再定義し、新たなサービスの形を作り上げようと機運が高まっている今、より顧客の課題に寄り添った総合的なプラットフォームを提供していくためClipLineから「バラつきを解消し、多拠点ビジネスの潜在力を引き出す」ABILIへリブランディングを行いました。ABILIは人的資本を最大化しながら財務成果に貢献するITツールであり、十分な活用により一定の成果を得ることができます。しかしその枠を超えて、ベンダーではなくパートナーとして結果への共同コミットメントを果たし、全社課題の解決を通した変革支援を実現するためにChain Consulting株式会社を設立しました。
■会社概要
■社名に込められた想い
当社で培った多拠点ビジネスを展開されているお客さまに向けたサービスを提供するということだけでなく、お客さまとわれわれの一体感、経営と現場の一体感、従業員満足度(EX)→顧客満足度(CX)→企業利益向上の連鎖といった「つながり=鎖」を大事にしたいという思いを込めました。
■特長
多拠点展開ビジネスの経営支援プロフェッショナルが、独自ノウハウとチェーンビジネスに特化したプロダクトを活用しながらスピーディーで確実な財務成果創出を担います。
■コンサルタント紹介
代表取締役社長 高橋 勇人(たかはし はやと)
京都大学理学部卒、同大学院理学研究科修了。アクセンチュア株式会社、株式会社ジェネックスパートナーズにおいてコンサルタントとして多数の多店舗展開企業の経営改革を主導。業界最大手の外食企業では、「変革請負人」として売上数百億~1千億円規模の企業の業績向上と組織変革を完遂。2013年に独立しClipLine株式会社を創業。同社の代表取締役として経営をリードしながら、コンサルティングノウハウを活かしてClipLine(23年9月よりABILIに名称変更)を開発。AIなど先端技術の応用可能性を検証する一方で、サービス業の価値の源泉である人材の育成こそが真の生産性向上につながるという思想を持つ。
主要コンサルティング実績
・中堅外食チェーン:急速な成長のために発生した歪を解消すると同時に成長戦略を立案、実行。時期に応じて立場を変え継続支援中。主要テーマは、企業ミッション再構築、出退店戦略、マーケティング戦略、組織戦略、コスト削減、人材育成など。
・国内大手アミューズメントチェーン:事業変革 営業利益額10億円上積み、赤字脱却
・外資大手医療機器メーカー:事業変革
・IT企業:ターンアラウンド 赤字脱却後、安定的黒字化
・モバイル系ジョイントベンチャービジネス:売上倍増、黒字化
外部登壇・出演実績
・日本ナレッジ・マネジメント学会 第22回年次大会
・沖縄県人材育成企業シンポジウム
・経団連×キャナルベンチャーズ 「Keidanren Innovation Crossing(KIX)」
・ビジネス・ブレークスルーチャンネル 組織人事ライブ 他多数
受賞・採択実績
・経済産業省後援「第3回HRテクノロジー大賞」にて『ラーニング部門 優秀賞』受賞
・「JR東日本スタートアッププログラム2018」採択
・「東急アクセラレートプログラム2018」Demo Dayにて審査員特別賞を受賞
・週刊東洋経済「すごいベンチャー100 2020年版」に選出 他多数
取締役COO 金海 憲男(かなうみ のりお)
大阪大学基礎工学部卒、大阪大学大学院基礎工学研究科修了。日本航空にて整備部門における予算策定/管理業務、エンジニア職等に従事後、ジェネックスパートナーズに参画。複数の多拠点ビジネス展開企業のターンアラウンドフェーズにおいて、クライアントの内部に入り込むハンズオン型で業務改革、マーケティング、新商品開発等で多数の財務成果を創出。また、シックスシグマ手法を活用した製造業・営業組織の事業構造改革においても多数の支援実績を有し、それらを活かした再現性の高い成果創出支援に強みを持つ。
ClipLine参画後は取締役COOとして様々な企業の戦略実行マネジメント再構築を支援し、多数の実績とそれに基づく企業変革の知見を有する。
主要コンサルティング実績
・大手外食チェーン:2年半で売上300億円増の成長を実現
・新興外食チェーン:マーケティング(CRM)戦略の構築と実行支援を行い、年間約15億円(売上高比約5%)増収の仕組みを実現
・大手耐久消費財メーカー:全社経営改革を包括支援。個別PJのコーチング支援では営業部門の効率化で年20億相当の経済効果等、多数の実績あり
取締役 小澤 紀克(おざわ のりかつ)
東京工業大学経営工学科卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻修了。
三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に入社。その後外資系コンサルティングファームに移籍後、ジェネックスパートナーズの設立メンバーとして参画。コンサルタントとして活動している傍ら、IT系ベンチャー企業の設立支援なども経験。その後、別のITスタートアップ企業に経営企画部長として参画し資金調達や上場準備なども経験。その他、大手製造企業や大手コンサルティング企業のコアスキルやケーススタディの研修講師等も実施。
主要コンサルティング実績
・大手百貨店:店舗別収益分析、基幹店の顧客分析及びマーケティング戦略立案
・大手中古車チェーン:収益向上施策立案、中期経営計画策定
・大手自動車メーカー:ターンアラウンド後の総合的なバリューアップ活動を推進
・大手リゾートホテル:買収による業容拡大に向けた課題解決人材の育成を支援
・大手建材メーカー:全社バリューアップ活動の推進
・大手ホームセンター:収益向上に向けた全社変革の支援
■特別顧問紹介
森 正勝(もり まさかつ)
アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)日本代表に就任後、アンダーセンコンサルティング株式会社代表取締役社長、アクセンチュア株式会社代表取締役会長、同社最高顧問を歴任。2009年国際大学学長に就任し、副理事長就任を経て2018年国際大学特別顧問に就任、現在に至る。2021年5月よりClipLine株式会社 社外取締役を務める。
新潟大学人文学部経済学科卒業。公認会計士。
就任に当たってのコメント
ClipLine社は創業10年になり、これより第二の創業期に入ります。多店舗型業界、特に外食産業におきましてはデジタル技術を使った業務改革と組織能力強化ではTop Runnerであると確信しております。第二の創業として、新しいブランドABILIの下にサービスラインを体系化し、今まで以上に質の高いクライアントサービスを提供して参ります。
更にこの度、Chain Consulting株式会社を立ち上げます。これまでの蓄積された知識と経験を活かし従来の業務支援、いわゆるオペレーション支援から経営支援に脱皮して行く決意です。ClipLine社の社外取締役として、またChain Consulting株式会社の特別顧問として、第二の創業を責任をもってしっかりと支援し、また監督して参ります。引き続き皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。
Paul McInerney(ポール・マクナーニ)2002年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。パートナー、シニアパートナーを経て、アジア太平洋のマーケティング&セールスグループおよびアナリティクスグループの責任者、QuantumBlack Japan のマネージングパートナー、アジア太平洋の消費財・⼩売グループの責任者を歴任。小売、消費財、メディア、通信、金融、製薬の各業界の顧客に対して成長戦略やデジタル・AI、ブランディング、マーケティング、M&Aの各領域における戦略と事業立ち上げの支援を実施。
2021年3月インキュベイトファンド代表パートナー就任。
就任に当たってのコメント
私が過去18年間にわたり、小売や外食業の経営戦略策定や現場改善についてコンサルティングを行ってきた中で、経営戦略と現場の行動の連携が非常に重要だということを痛感していました。今から2年半ほど前にClipLine社と出会いましたが、そのプラットフォームの可能性を非常に大きく感じ、支援してまいりました。このたび新たな取り組みとしてChain Consulting株式会社を立ち上げましたが、顧客企業に対して真のインパクト・パートナーとして非常に大切な役割を果たすと思っています。国内のみならず、アジア地域全体のサービス産業に大きな影響をもたらす可能性があると考えており、引き続き全力で支援させていただきます。
■Chain Consultingの強み
1.得たい財務成果から逆算してサービス・プロフィット・チェーン(以下「SPC」)を実行
サービス業における価値の創造と提供のプロセスを表すSPCに沿った支援を行います。SPCは製造業における「サプライチェーン」に相当するもので、サービス業に特有の特性やプロセスを考慮して、サービスの価値がどのように生み出され、提供されるかを示すモデルやフレームワークを指します。従業員満足度が高まり、それが顧客満足度の向上につながることでロイヤルカスタマーが生まれ、最終的には企業の収益性が向上するという連鎖により、持続的な成長と業績向上を達成することができます。
通常、SPCの始点は従業員満足度(図の左端)が起点になりますが、当社は右端の「実現させたい財務成果」より逆算してアプローチを行うため、得たい成果に最短距離でたどり着くことができます。
2.全プロセスに関与する成果報酬型コンサルティング
当社のコンサルティングは大きく診断フェーズと実行フェーズに分割されますが、解決策を提示して終わりではなく実行と結果モニタリングを含むすべてのプロセスに伴走します。診断フェーズではクライアント企業の状態や強み・弱みなどの分析を行います。その後、診断結果を見て取り組むべき課題の特定や実行プランの策定を行い、協議の上で実行フェーズへ進むかどうかを決定します。実行フェーズは成果報酬型プロジェクトとなっており、クライアントに成果実感いただいた上でのフィー発生となります。
3.多拠点ビジネスの課題解決に特化して開発したプロダクト群「ABILI」を活用しながら実行するハイブリッド型コンサルティング
多拠点ビジネスの拠点間のバラつきを可視化し解消することで利益率を向上させる「可視化→実行プラットフォーム」を活用し、スピーディかつ確実に成果を創出します。
■Webサイト
■代表取締役社長 高橋 勇人のコメント
チェーンを展開する多拠点ビジネスは今、大きな過渡期にあるといえるでしょう。技術の進歩が著しく、消費者の行動も大きく変わりながら、人手不足にも悩まされています。従来抱えていた「低い営業利益率」「厳しい労働環境」「低賃金」といった課題も抜本的な解決には至っていません。やるべきことが多面的に、そして複雑になる中で、環境変化に合わせた社内の変革を環境変化のスピードに合わせて実現するのは容易なことではないと思います。
これまでも当社ではにコンサルティング事業部があり、カスタマーサクセス的な立ち位置で活動をしていました。しかし、SaaSの提供元とコンサルティング会社では大きく存在意義が異なります。どうしてもClipLine株式会社の立場では、導入目的に沿って定められた運用をサポートすることが大目的になるため、十分にコンサルティングとして支援しきれていないという思いを抱えておりました。先ほど申し上げたような膨大な課題が多拠点ビジネスを取り巻く中で、より本格的に経営陣と二人三脚を組んで支援していきたいと考えたのが、新会社設立のきっかけです。
Chain Consultingの特長は、成果報酬型でサービスを提供することです。Chain Consultingでは強固な財務基盤を有することから、よりアグレッシブにコンサルティングを提供できる成果報酬型を採用しています。成果報酬型だからこそ、お客さまと同じ視点で営業利益の向上にコミットできることが強みです。外部の情報やこれまでの経験という意味で、われわれは非常な強みを有しています。例えば私は新卒でアクセンチュアに入社し、IT戦略の立案を基にした業績拡大のコンサルティングを経験しました。
その後、ITにとどまらず広く経営戦略に携わりたい思いから、ジェネックスパートナーズに身を移しました。両社では少数のお客さまを担当し、実質的に人事権を持つような形で深く携わりながら伴走してきた経験がございます。他のメンバーも、クライアントの内部に深く入り込むハンズオン型のご支援など、豊富な実績を持っています。 その後、当社では多拠点ビジネスを展開する幅広い業種のお客さまとお取引してまいりました。前職までの「深い」経験と、当社での「幅広い」経験を掛け合わせて、Chain Consultingでは営業利益に直結する圧倒的な成果を出しながら、多拠点ビジネスを展開する皆様をサポートしてまいります。
■ClipLine株式会社について
代表者 :代表取締役社長 高橋 勇人
設立 :2013年7月11日
所在地 :〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町 15 グランファースト神田紺屋町 5F
資本金 :7億4,063万円(資本準備金含む。2022年3月31日現在)
企業URL :https://corp.clipline.com/ サービスサイト:https://service.clipline.com/
事業内容 :多拠点ビジネスの潜在力を引き出す「ABILI」の開発・運営、及び経営コンサルティング
■本件に関するお問い合わせ
ClipLine株式会社 担当:井上 TEL:03-6809-3305 Email: pr@clipline.jp
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