20、30代男性の84.0%が父親を「尊敬している」!
「父子関係」実態調査
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、首都圏在住の20歳~39歳男性494名を対象に、「『父子関係』に関するアンケート調査」を行った。はじめに「父親との仲は良好ですか?」と聞いた。結果、「良い」と回答した人は89.6%、「悪い」は10.4%だった。約9割の男性が、父親と良好な関係を築いていることが分かった。次に「父親のことを尊敬していますか?」と聞いたところ、「尊敬している」人は84.0%、「尊敬していない」人は16.0%だった。また、「ご自身が社会に出て、父親を見る目は変わりましたか?」と聞いたところ、「好転した」という人が56.5%、「変わらない」が37.9%、「悪化した」が5.6%だった。子どもの有無で見ると、子どものいる人で「好転した」と回答したのは62.9%、子どもがいない人では53.6%だった。出産は父子関係に良い影響をもたらすようだ。最後に「父親と恋愛や仕事、人間関係について話すことはありますか?」と質問した。結果、「仕事について」話すと回答した人が26.1%、「恋愛・結婚について」が15.6%、「将来について」が12.3%と続いた。「特に何も話さない」と回答した人は53.8%だった。
約9割の男性が、父親と良好な関係を築いている。
はじめに「父親との仲は良好ですか?」と聞いた。結果、「とても良い」と回答した人が37.0%、「どちらかというと良い」が52.6%、「どちらかというと悪い」が6.1%、「とても悪い」が4.3%。「とても良い」もしくは「どちらかというと良い」と回答した人を合わせると、「良い」は89.6%、「悪い」は10.4%だった。約9割の男性が、父親と良好な関係を築いていることが分かった。また年代別に見ると、「良い」と回答した20代は92.2%、30代は87.8%だった。
それぞれ理由を聞いた。「良い」と回答した人からは「コミュニケーションをとっているから」という声が多く、具体的には「腹を割って話せるから」(38歳)や「何でも相談できるから」(28歳)などが挙がった。次いで「喧嘩やトラブルはないから」という理由が多く、例えば「今のところ喧嘩はしていないから」(33歳)などの声が聞かれた。他には「一緒に飲みに行けるから」(28歳)や「同じ趣味や共通点が多いから」(24歳)、「実家に帰るとよく話すし、誕生日・父の日には必ずプレゼントしている」(31歳)などが挙がった。
反対に「悪い」と回答した人からは「性格や価値観の相違」が最も多く挙げられた。例えば「考え方が違うから」(34歳)や「悪い人間でないのは分かるが性格が合わない」(29歳)などの声が聞かれた。他には「20年近く会っていないから」(38歳)や「毎日のように喧嘩をしているから」(26歳)などが挙がった。
自身も父となった男性は、90.1%が父親を「尊敬している」!
次に「父親のことを尊敬していますか?」と聞いたところ、「とても尊敬している」が41.9%、「まあまあ尊敬している」が42.1%、「あまり尊敬していない」が9.7%、「全く尊敬していない」が6.3%だった。「尊敬している」人は84.0%、「尊敬していない」人は16.0%だった。また、子どもがいる人で「尊敬している」と回答した人は90.1%、いない人は81.4%と約10%の差があった。自分も人の親になって初めて分かる父親のすごさがあるのだろう。
「尊敬している」と回答した人に理由を聞いた。「育ててくれたから」という理由が最も多く、具体的には「子ども3人を何不自由なく育ててくれたから」(28歳)や「一人前に育ててもらったから」(39歳)などが挙がった。次いで仕事に関する回答が多く挙がった。例えば「仕事と家でのオンオフをしっかりしているから」(24歳)や「仕事の愚痴を言わない」(30歳)、「定年まで仕事をして、家族を支えてきたから」(35歳)などの声が聞かれた。他には「自分が父親になり大変さが身にしみた」(31歳)や「人生を楽しんでいるから」(33歳)、「何も言わず好きなようにやらせてくれたから」(37歳)などが挙がった。
56.5%は、自分も働くようになって父親を見る目が変わった!
「ご自身が社会に出て、父親を見る目は変わりましたか?」と聞いたところ、「とても好転した」という人が30.4%、「どちらかというと好転した」が26.1%、「変わらない」が37.9%、「どちらかと言うと悪化した」が3.2%、「とても悪化した」が2.4%だった。56.5%と半数以上の人が社会に出て父親を見る目が好転したことが分かった。また、子どもの有無で見ると、子どもがいる人で「好転した」と回答したのは62.9%、「悪化した」は6.6%、子どもがいない人では「好転した」人が53.6%、「悪化した」人が5.3%だった。
「好転した」と回答した理由を聞いたところ、「社会人の大変さ、苦労が分かったから」が最も多く挙がった。具体的には「働くって大変だと実感したから」(28歳)や「社会で働くことの難しさを知ったから」(23歳)、「お金を稼ぐことの大変さが分かり、私立の高校に行かせてもらったことに感謝したから」(31歳)などが挙げられた。自分が働くようになりその厳しさや大変さを実感し、初めて父親の真のすごさを知った人が多いようだ。次いで「仕事と家庭の両立が難しいから」という声が多く、例えば「土日に遊んでくれていたことを思うとすごいと思った」(24歳)や「働きながら子育てする難しさを知ったから」(29歳)などが聞かれた。他には「父親の年収の本当のすごさを改めて知った」(24歳)や「自分は転職を繰り返したが、父親はひとつの会社に勤めあげたから」(38歳)などが挙げられた。
「変わらない」という人からは「以前から変わらず尊敬していたから」という声が最も多く、例えば「社会に出ようが出まいが父親が立派で尊敬に値する人物であることに変わりはない」(37歳)や「幼い頃から背中を見ているから」(38歳)などが挙がった。他には「自分が社会に出た影響は特にないと思う」(32歳)や「仕事も父親も、もとのイメージと変わらないから」(34歳)などの声が聞かれた。反対に「悪化した」理由は「家業を継ぎ、経営方針が大きく異なるため」(38歳)や「足りない部分も見えたから」(29歳)などが挙がった。
父親と話すこと、「仕事」「恋愛・結婚」「将来」について。
最後に「父親と恋愛や仕事について話すことはありますか?」と質問した。結果、「仕事について」話すと回答した人が26.1%、「恋愛・結婚について」が15.6%、「将来について」が12.3%、「政治・経済について」が11.9%、「家庭・子育てについて」が11.1%、「その他」が6.1%と続いた。「特に何も話さない」と回答した人は53.8%だった。半数以上は特に父親に話すことはないようだ。
それぞれ話の内容を聞いた。「仕事について」では「仕事内容について」が最も多く、具体的には「忙しさや仕事内容を理解できる範囲で話している」(38歳)や「自分の仕事内容を聞かれるから」(31歳)などが挙がった。次いで「近況報告」が多く、例えば「最近仕事が順調かを聞かれる」(35歳)や「今どんなことをしているかを話す」(28歳)などが聞かれた。他には「業務上難しいことがあったときに相談する」(28歳)や「仕事のストレスについて話す」(34歳)、「何を目的に働くべきか、など」(35歳)などが挙げられた。
「恋愛・結婚について」では、「彼女と結婚を考えていること」(32歳)や「夫婦円満の秘訣について」(35歳)、「『良い人はいないのか?』と聞かれる」(37歳)などが挙がった。
「息子は父親の背中を見て育つ」と言うが、いざ父親の立場に近づいた時に見えた背中は、大きかったようだ。
■調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20歳~39歳男性494名(学生は除く)
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年6月7日(火)~6月14日(火)
オウチーノdeヨムーノ:http://www.o-uccino.jp/article/archive/omoshiro/20160617-souken/
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