ServiceNow、2025年度第1四半期業績を発表

ServiceNow Japan合同会社

2025年4月24日 20時41分

※本資料は、2025年4月23日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。原文は参照情報として組み込まれており、こちらからご覧いただけます。本社プレスリリース

ServiceNowは、2025年度第1四半期におけるすべての売上成長および収益性の指標において、すべてのガイダンスを上回る
2025年度第1四半期サブスクリプション売上は30.05億ドル、前年同期比19%増、為替変動の影響を除いた場合は20%増
2025年度第1四半期総売上は30.88億ドル、前年同期比18.5%増、為替変動の影響を除いた場合は19.5%増
2025年度第1四半期現在の現在残存履行義務(cRPO)は103.1億ドル、前年同期比22%増、為替変動の影響を除いた場合は22%増
2024年度第４四半期現在の残存履行義務(RPO)は220.1億ドル、前年同期比25%増、為替変動の影響を除いた場合は25.5%増
年間契約価値(ACV)が500万ドル以上の顧客は500社を上回る

カリフォルニア州サンタクララ – 2025年4月23日　ビジネス変革のためのAIプラットフォームを提供するServiceNow (NYSE: NOW)は、本日、2025年3月31日に終了した2025年度第1四半期の業績を発表しました。2025年度第1四半期のサブスクリプション売上は30.05億ドルで、前年同期比19%増、為替変動の影響を除いた場合は20%増となりました。

ServiceNowの会長兼CEOであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。「ServiceNowの企業向けAIは最高水準と位置づけられたことで、第1四半期の卓越した結果につながりました。我々のプラットフォームは、企業のCEO達にスピードと俊敏性を持って、急激に変化する市場環境に対応することを可能とする、真のビジネス変革をもたらしています。ServiceNowは、状況やニーズに的確に対応し、顧客やステークホルダーに対して迅速な価値を実現しています。」

2025年3月31日時点で、現在残存履行義務(cRPO)、つまり向こう12ヶ月間に売上として計上される予定の契約上の売上は103.1億ドルで、前年同期比22%増、為替変動の影響を除いた場合は22%増で、ガイダンスを250ベーシスポイント、および150ベーシスポイント上回りました。ServiceNowは第1四半期に、新規純年間契約価値(ACV)が100万ドル以上の取引が72件あり、年間契約価値(ACV)が500万ドル以上の顧客が508社となり、前年同期比約20%増えています。

ServiceNowのプレジデント兼CFOであるジーナ・マスタントゥオーノ(Gina Mastantuono)は次のように述べています。「第1四半期は、変化の激しい市場の中で卓越した行動力を発揮した四半期となりました。チームは、Now Assistおよび新規純年間契約価値(ACV)の両方で良い結果を出し、cRPOは我々のガイダンスを大きく上回りました。社内でのAI活用により事業運営費(Opex)の効率化につながり、高い収益性とフリーキャッシュフローを生み出しました。不確実性の時代には、顧客は投資収益率(ROI)の最大化とコストの削減に注力します。ServiceNowのプラットフォームはまさにこの点で優れており、顧客にとってさらに卓越した価値をもたらすためにAIの機会の最前線にいます。」

最近のビジネスハイライト

イノベーション
• 第1四半期を通じて、ServiceNowは企業が直面する大半の複雑な課題を自律的に解決するAgentic AIの画期的なイノベーションを発表してきました。顧客は、CRM, HR, ITやその他の領域をまたがる事前構成済みのAIエージェント、およびAIエージェントをフルにカスタマイズして構築するためのAI Agent Studioに現在アクセスすることが可能です。さらに、ServiceNowの強力なAI Agent Orchestratorにより、特化型AIエージェントが業務、システム、部門をまたがって協働し、ゴールを達成できるよう支援します。
• Yokohamaプラットフォームリリースにより、ServiceNowはさらに進化したWorkflow Data Fabric、Common Service Data Model、さらにServiceNowの総合的なAgentic AIフレームワークにおけるパフォーマンス管理機能の拡張により、Agentic AIの機能を拡充しました。
• ServiceNowは、さらに、サービスライフサイクル全体にわたって生産性を向上させるために通信業界むけのAIエージェントを発表しました。NVIDIAのAIを基盤として構築された初期のエージェント活用事例は通信サービス事業者(CSPs)が、カスタマーサービスにおける、一般的で労力のかかる業務フローを自律的に処理し、問題解決を迅速化し、顧客体験の改善を支援します。
• 米国連邦政府の優先事項である透明性、説明責任、そして効率性に則し、可視性を高め、投資回収のスピードを早め、効率性を高めるためにServiceNowはGovernment Transformation Suiteの提供を開始しました。ServiceNowはまた、公共機関向けにAgentic AI機能をより速くアクセスして利用できるサービスについても発表しました。

買収とパートナーシップ
• ServiceNowはMoveworksを買収する計画を発表しました。この買収により、ServiceNowのAgentic AIと、MoveworksのフロントエンドAIアシスタントとエンタープライズ検索技術の自動化の強みを組み合わせ、統合された検索およびセルフサービス体験の提供を目指します。

• 今月初めに、ServiceNowはCRM業界リーダーであり、最新のAIを搭載し、営業チームがより迅速に契約を締結し、生産性を高め、より効率的に業務を遂行できるよう支援する、柔軟に組み合わせ可能な構成・価格設定・見積り(CPQ)ソリューションLogik.aiの買収計画を発表しました。

• 本日、ServiceNowは顧客向けのAI変革を加速する能力を強化するさらなるパートナーシップを発表しました。

　　　• ServiceNowとAptivは、ServiceNowプラットフォームの能力と、自動車、通信、航空宇宙・防衛、エンタープライズ、製造業などのミッションクリティカルな業界において、Aptivの現場(エッジ)でのリアルタイムなAI処理を可能にする高度なデータ分析技術を統合します。
　　　• ServiceNowとVodafone Businessは、ServiceNowのAIと自動化機能およびVodafoneのパーソナライズされた顧客体験の提供、迅速な問題解決、そして業務効率の向上を実現するためのネットワークに関する専門知識を活用し、AIを搭載したサービスマネジメントソリューションを立ち上げます。
　　　• ServiceNowとDevoteamは、ServiceNowのAIおよびCRM機能と顧客、代理店、販売員のエクスペリエンスを改善するためのDevoteamのデジタルトランスフォーメーションサービスを組み合わせ、欧州および中近東における企業のCRMの変革を目指します。

• 本四半期中の追加のパートナーシップについて

　　　• ServiceNowとNVIDIAは、NVIDIAのLlama Nemotronの推論モデルをServiceNowプラットフォームに統合し、最適化されたAIエージェント導入を支援し、Agentic AIをビジネスのために進化させるためのコラボレーションを拡充します。
　　　• ServiceNowとDXC Technologyは、生命保険業界における請求管理の高度化とイノベーションの推進を目的として設計された、AI搭載のソリューションを開発します。
　　　• ServiceNowとGoogle Cloudは、Google CloudのAgent2Agent(A2A)の相互運用性のプロコトルと連携し、プラットフォームやサービスをまたいでエージェント同士が安全に通信できるようにするプロトコルにより、現場管理において統合されたエージェント体験を実現します。

投資
• ServiceNowは、自社株買いプログラム(1)の一環として、普通株式約316,000株を2.98億ドルで取得しました。これは主に希薄化を調整するためのものです。承認された45億ドルのうち、30億ドルは将来の自社株買いプログラムのために引き続き利用可能となっています。

評価
• 今月初めに、ServiceNowは、IDC MarketScape 世界版 SaaSおよびクラウド対応ファシリティ管理アプリケーション 2024〜2025年ベンダー評価リポート(2)にて、リーダーとして評価されました。これは、ServiceNowのAIにおける強固な基盤とイノベーションへの取り組みを裏付けています。
• 3月4日に、ServiceNowは、「The Forrester Wave™: ソフトウェア資産管理ソリューション（2025年第1四半期）」(3)においてリーダーとして認定され、ビジョン、イノベーション、ロードマップ、サポートサービスおよび提供内容の評価項目で最高スコアを獲得。
• 本四半期を通じて、ServiceNowは、卓越性とイノベーションへの取り組みに対してさまざまな賞賛を受けており、たとえば、Fortuneの「世界で最も賞賛される企業」(4)および「最も革新的な企業」(4)リストへの選出、Forbesの「アメリカで最も信頼されている企業」リストへの掲載、さらにEthisphereの「2025年世界で最も倫理的な企業」の受賞企業としての認定などが含まれます。

(1) プログラムには固定された有効期限はなく、一時的に停止される可能性があり、またいつでも終了される可能性があり、ServiceNowがその普通株を取得することを義務付けません。自社株買いプログラムのタイミング、方法、価格、株数はServiceNowの裁量で決定され、ビジネス、経済や市場状況、現在の株価、企業および法規制の要件やその他の留意点など様々な要素によって決まります。
(2) 2024年2月 IDC MarketScape: Worldwide SaaS and Cloud-Enabled Facility Management Applications 2024-2025 Vendor Assessment　(文書番号#US52038324)
(3) 2025年2月19日　The Forrester Wave™: Software Asset Management Solutions, Q1 2025, Forrester Research, Inc

Forrester 免責事項
Forresterは、その調査リポートに掲載されている企業、製品、ブランド、またはサービスを推奨するものではなく、また掲載された評価に基づいて、特定の企業やブランドの製品・サービスを選択するよう推奨するものでもありません。提供される情報は、利用可能な最良のリソースに基づいており、意見は発表時点の判断を反映していますが、予告なく変更される可能性があります。詳細については、Forresterの客観性に関する情報をwww.forrester.com/about-us/objectivity/でご覧ください。

(4) ©2025 Fortune Media IP Limited. 無断転載を禁じます。ライセンスに基づき使用されています。Fortune は登録商標であり、Fortune World’s Most Admired Companies™ は Fortune Media IP Limited の商標であり、ライセンスに基づき使用されています。Fortuneおよび_Fortune Media IP LimitedはServiceNowとは提携しておらず、また、ServiceNowの製品やサービスを推奨するものではありません。

リーダーシップの更新

2025年4月21日、ポール・スミス(Paul Smith)は、グローバルカスタマーおよびフィールドオペレーションプレジデントの職を2025年4月23日付で辞任する旨を会社に通知しました。スミスは、円滑な引き継ぎと市場展開の継続性を確保するため、最長で2025年9月30日までアドバイザーとしての役割を継続します。後任にはポール・フィップス(Paul Fipps)が任命され、グローバルカスタマーオペレーションプレジデントに就任しました。フィップスは、米陸軍の退役軍人であり、Cレベルのテクノロジーリーダーとしても優れた実績を持っています。

2025年度第1四半期GAAPおよびNon-GAAP業績
以下の表は2025年度第1四半期の業績を要約したものです。

1. 当社は、GAAPに準拠して算出された財務指標に加えて、Non-GAAP財務指標を報告していますが、これらはGAAP財務指標の代替や、それを上回るものとして使用するものではありません。Non-GAAP指標の説明については、『Non-GAAP財務指標の使用に関する声明』セクションをご参照ください。また、GAAP指標と非Non-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご覧ください。

2. GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご参照ください。

3. Non-GAAPベースのサブスクリプション収益および総収益は、為替レートの変動による影響や外貨ヘッジ契約による損益を除外し、為替変動の影響を除いた場合の数値に調整されています。一方、プロフェッショナルサービスおよびその他の収益、cRPO、およびRPOは、為替変動の影響を除いた場合の数値にのみ調整されています。また、GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご覧ください。

注：数値は表示の都合上端数処理されており、合計が一致しない場合があります。

業績見通し

当社の業績見通しには、GAAPおよびNon-GAAPの財務指標が含まれています。Non-GAAPベースのサブスクリプション収益の成長率は、為替レートの変動による影響や外貨ヘッジ契約による損益を除外し、為替変動の影響を除いた場合の数値に調整されています。また、Non-GAAPベースのcRPOの成長率についても、為替変動の影響を除いた場合の数値にのみ調整することで、基礎的な事業動向をより明確に示せるようにしています。

第1四半期を通じて、米ドルが弱含む動きを見せており、当社のビジネスにとって為替の追い風となっています。さらに本四半期のサブスクリプション売上は当社のガイダンスの上限を上回りました。我々のビジネスは引き続き堅調ですが、これらの恩恵の一部しか通期見通しには反映していません。これにより、現在の地政学的環境に関連する潜在的なリスクを織り込んだ判断が可能になります。

以下の表は2025年度第2四半期のガイダンスを要約したものです。

1. 当社は、GAAPに準拠して算出された財務指標に加えて、Non-GAAP財務指標も報告していますが、これらはGAAP財務指標の代替や、それを上回るものとして使用するものではありません。Non-GAAP指標の説明については、『Non-GAAP財務指標の使用に関する声明』セクションをご参照ください。

2. GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『Reconciliation of Non-GAAP Financial Guidance(Non-GAAP財務ガイダンスの調整)』と題された表をご参照ください。

3. GAAPベースのサブスクリプション収益およびGAAPベースのサブスクリプション収益とcRPOの成長率に関するガイダンスは、米ドル以外の通貨で報告する事業体について、2025年3月の31日間の平均為替レートに基づいています。

以下の表は当社2025年度通期のガイダンスを要約したものです。