奈良時代以降の染めを再現。15色分を440枚以上の鮮やかなカラー写真で解説 書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』発売
PRESS RELEASE
書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』発売
2022年4月1日
株式会社 日刊工業新聞社
日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』を発売しました。
合成染料が発明されるまで当たり前のように使われていた「天然染料」は、おもに植物から抽出された染料です。その扱いは決して簡単ではありませんが、いまも残る数々の衣服を観察すると、当時の人々がその染料を使いこなし「穏やかで優しい色」だけでなく、「色あせない鮮やかな色」を表現していたことがわかります。
本書では、現存する貴重な衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術を読み解きます。さらに後半では著者自ら染めを再現し、データを公開しながらその手順を解説します。天然染料による染めの技術力の高さと素晴らしさを感じとることができる一冊です。
ニホンアカネ、セイヨウアカネ、シルバーコチニール、アイの生葉、泥藍(どろあい)、アカニシからつくった染料、ハゼノキ、紅餅(べにもち)、ログウッドなど、さまざまな染料を使用した染め作業を丁寧に解説します。
・カラー写真でさまざまな価値ある現存物を紹介
・多くの文献から当時の染め技術を考察
・考察した当時の染め技術を著者自ら再現。その手順を詳細データとともに詳しく解説
各項目の前半は現存する衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術や使われた材料を読み解きます。
後半の「再現作業の解説」では読み解いた内容を実践。染めの再現に挑戦しその内容を公開しています。写真はもちろん作業内容、使用する材料の量までなるべく細かく記述し、再現工程を丁寧に解説します。
定価:3,850円(本体3,500円+税10%)
仕様:A5判、並製、224頁
ISBN:978-4-526-08194-1
発行:日刊工業新聞社
発行日:2022年4月1日
千三百年の間かがやき続ける赤
コットンを鮮烈に染め上げた西洋のトルコ赤
日本の武将を染めた南米の虫の赤「猩々緋(しょうじょうひ)」
第2章 藍
江戸時代にもてはやされた市民の機能美、藍染め
生の葉で染めていたかもしれない平安の高貴な藍染
<蒅(すくも)の作り方>
中国少数民族の世界一艶っぽい藍染め布「亮布(リャンプー)」
<泥藍(どろあい)の作り方>
第3章 高位の色
貝の内臓で染まる高貴な紫
天皇のみが着用できる謎に満ちた黄櫨染(こうろぜん)
上流階級のための特別な色彩だった紫
今に蘇るカンボジアの絵絣「ピダン」
第4章 紅花
鮮やか過ぎる紅花の染め色
<烏梅(うばい)の作り方>
江戸の女性が憧れた赤から採れる緑「笹紅」
<紅餅(べにもち)の作り方>
第5章 黒と緑
豪傑剣士の染めた黒 憲法染(けんぽうぞめ)
西洋を虜にしたログウッドの黒染め
藍染と黄で染め重ねた緑
天然色工房tezomeya 主宰
1991年 東京大学医学部保健学科卒業、株式会社ワコール入社。スポーツアンダーウェアなどの企画業務に携わる。2000年 株式会社ワコール退社後、株式会社益久染織研究所に勤務。天然染料を含めた染色業務全般を受け持つ。2002年 株式会社益久染織研究所退社、天然色工房tezomeyaを開業。2009年 京都造形芸術大学美術工芸学科非常勤講師を兼任(2016年まで)。2012年 京都造形芸術大学歴史遺産学科非常勤講師を兼任(2018年まで)。2019年 京都光華女子大学短期大学部准教授を兼任。
【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部 03(5644)7490
販売・管理部 03(5644)7410
日刊工業新聞社オフィシャルサイト「Nikkan Book Store」
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003636
Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4526081949?20220401
書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』発売
2022年4月1日
株式会社 日刊工業新聞社
日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』を発売しました。
合成染料が発明されるまで当たり前のように使われていた「天然染料」は、おもに植物から抽出された染料です。その扱いは決して簡単ではありませんが、いまも残る数々の衣服を観察すると、当時の人々がその染料を使いこなし「穏やかで優しい色」だけでなく、「色あせない鮮やかな色」を表現していたことがわかります。
本書では、現存する貴重な衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術を読み解きます。さらに後半では著者自ら染めを再現し、データを公開しながらその手順を解説します。天然染料による染めの技術力の高さと素晴らしさを感じとることができる一冊です。
- 本書のおすすめポイント
ニホンアカネ、セイヨウアカネ、シルバーコチニール、アイの生葉、泥藍(どろあい)、アカニシからつくった染料、ハゼノキ、紅餅(べにもち)、ログウッドなど、さまざまな染料を使用した染め作業を丁寧に解説します。
・カラー写真でさまざまな価値ある現存物を紹介
・多くの文献から当時の染め技術を考察
・考察した当時の染め技術を著者自ら再現。その手順を詳細データとともに詳しく解説
各項目の前半は現存する衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術や使われた材料を読み解きます。
後半の「再現作業の解説」では読み解いた内容を実践。染めの再現に挑戦しその内容を公開しています。写真はもちろん作業内容、使用する材料の量までなるべく細かく記述し、再現工程を丁寧に解説します。
- 書籍情報
定価:3,850円(本体3,500円+税10%)
仕様:A5判、並製、224頁
ISBN:978-4-526-08194-1
発行:日刊工業新聞社
発行日:2022年4月1日
- 目次
千三百年の間かがやき続ける赤
コットンを鮮烈に染め上げた西洋のトルコ赤
日本の武将を染めた南米の虫の赤「猩々緋(しょうじょうひ)」
第2章 藍
江戸時代にもてはやされた市民の機能美、藍染め
生の葉で染めていたかもしれない平安の高貴な藍染
<蒅(すくも)の作り方>
中国少数民族の世界一艶っぽい藍染め布「亮布(リャンプー)」
<泥藍(どろあい)の作り方>
第3章 高位の色
貝の内臓で染まる高貴な紫
天皇のみが着用できる謎に満ちた黄櫨染(こうろぜん)
上流階級のための特別な色彩だった紫
今に蘇るカンボジアの絵絣「ピダン」
第4章 紅花
鮮やか過ぎる紅花の染め色
<烏梅(うばい)の作り方>
江戸の女性が憧れた赤から採れる緑「笹紅」
<紅餅(べにもち)の作り方>
第5章 黒と緑
豪傑剣士の染めた黒 憲法染(けんぽうぞめ)
西洋を虜にしたログウッドの黒染め
藍染と黄で染め重ねた緑
- 著者紹介
天然色工房tezomeya 主宰
1991年 東京大学医学部保健学科卒業、株式会社ワコール入社。スポーツアンダーウェアなどの企画業務に携わる。2000年 株式会社ワコール退社後、株式会社益久染織研究所に勤務。天然染料を含めた染色業務全般を受け持つ。2002年 株式会社益久染織研究所退社、天然色工房tezomeyaを開業。2009年 京都造形芸術大学美術工芸学科非常勤講師を兼任(2016年まで)。2012年 京都造形芸術大学歴史遺産学科非常勤講師を兼任(2018年まで)。2019年 京都光華女子大学短期大学部准教授を兼任。
【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部 03(5644)7490
販売・管理部 03(5644)7410
日刊工業新聞社オフィシャルサイト「Nikkan Book Store」
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003636
Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4526081949?20220401
すべての画像