【シニアの意識調査】Zoomより録画配信(67.7%)? 1,146名調査に見る「スマホで15〜30分」のシニア向けオンライン学習の最適解
50代以上のシニア1,146名以上に『オンライン』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『オンライン』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。
50歳以上のシニア層を対象に、自宅で受けるオンラインの習い事や趣味レッスンへの関心、興味のあるジャンル、受講スタイルの好み、不安要因、支払い許容額、情報収集手段について調査しました。実際の受講者はまだ少数派である一方、一定の関心層が存在し、健康・暮らし系の学びを中心に、無理なく続けられるオンラインサービスへのニーズが見えてきました。
シニアに特化したマーケティングサービス【コスモラボ】ホームページ
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調査トピックス
◆ 現時点の受講者は少ないが、関心層は3割超いる
オンラインの習い事を「現在受けている」は5.7%にとどまる一方、「受けたことはないが、興味はある」は32.2%でした。未経験者が中心でも、関心を持つ層はしっかり存在しており、市場としては“これから広がる余地”が大きい段階といえます。
◆ 人気は健康・運動と料理、生活に直結する学びが中心
興味・受講ジャンルでは「健康・運動」(62.4%)と「料理・家事」(45.2%)が上位で、最も興味のあるジャンルでも「健康・運動」(40.6%)が最多でした。シニア層がオンライン学習に求めているのは、資格取得よりも、日々の健康維持や暮らしに役立つ実用的な内容であることが分かります。
◆ 求められるのは短時間・録画型と、操作不安を支える支援
理想のレッスン時間は「15分~30分程度」(45.2%)、形式は「録画配信形式」(67.7%)が最多でした。一方、不安では「インターネットの設定や操作が難しい」(54.4%)が最も高く、サービスには“参加しやすさ”と“続けやすさ”の両方が求められています。
1:現在、インターネット(スマホ、パソコン、タブレット)を使って、自宅で習い事や趣味のレッスンを受けていますか?(有効回答者数:1146名)
授業や趣味のレッスンへのオンラインでの参加は「興味はない」(56.2%)が最も高く、「受けたことはないが、興味はある」(32.2%)が続きました。「以前受けていたが、今はやめている」(5.9%)と「現在受けている(月1回以上)」(5.7%)はそれぞれ1割未満でした。
現時点では、オンラインの習い事はまだ生活者の定番にはなっていません。ただし、未経験でも関心を持つ層が3割を超えている点は大きく、内容や参加ハードル次第では十分に広がる余地があることを示しています。

2:どのようなジャンルに興味がありますか?または受講していますか? (自宅で習い事や趣味のレッスンを受けている方、または興味がある方のみ回答)(複数回答可)(有効回答者数:434名)
興味・受講ジャンルでは「健康・運動(ヨガ、ピラティス、ストレッチ、体操など)」(62.4%)が最も高く、「料理・家事」(45.2%)、「教養・語学」(29.3%)が続きました。健康維持や生活改善につながるテーマが中心です。
シニア層のオンライン学習ニーズは、スキルアップ一辺倒ではなく、日常生活の充実や健康づくりに近い領域へ向いています。自宅で取り組みやすく、すぐに役立つ内容ほど受け入れられやすいことがうかがえます。

3:いちばん興味のあるジャンルはどれですか?(有効回答者数:434名)
最も興味のあるジャンルは「健康・運動」(40.6%)が突出し、「料理・家事」(21.0%)が続きました。以下は「教養・語学」(9.2%)、「資産運用・マネー」(8.5%)、「デジタル・技術」(7.6%)と続いています。
複数回答で幅広い関心が見えても、最終的に“最優先でやってみたいこと”は健康と暮らしに収れんしています。オンラインサービスでも、まずは生活密着型のテーマが入口として機能しやすそうです。

4:「以前受けていたが、今はやめている」とのことですが、やめた理由を教えてください。(有効回答者数:68名)
やめた理由は「続かなかった」(51.5%)が半数を超え、「効果を感じなかった」(17.6%)、「面倒だった」(14.7%)、「操作が難しかった」(10.3%)が続きました。
離脱の背景には、単なる操作不安だけでなく、“継続の実感が持てない”こともあります。オンライン学習では、導入のしやすさに加え、続けたくなる仕組みや効果の見えやすさが重要だと分かります。

5:オンラインで習い事をする際、主にどのデバイス(機器)を使っていますか?(複数回答可)(有効回答者数:502名)
オンラインでの習い事に参加する際の利用機器は「スマートフォン」(76.3%)が圧倒的に多く、「ノートパソコン」(19.3%)、「タブレット(iPadなど)」(12.9%)が続きました。オンライン受講の入口は、手元のスマホが中心になっています。
この結果から、サービス設計はパソコン前提よりも、スマホで迷わず参加できることが重要だと分かります。視認性や操作導線、案内の分かりやすさをスマホ基準で整えることが、参加率に直結しそうです。

6:オンラインでの習い事を選んだ(または興味を持った)理由はなんですか?(複数回答可)(有効回答者数:502名)
オンラインレッスンに興味を持った理由は「周りの目を気にせず、自分のペースでできるから」(59.4%)と「通う手間や時間がかからないから」(58.0%)が並び、「感染症対策や、天候に関わらず自宅で安全にできるから」(20.1%)、「近くに希望の教室がないから」(19.7%)が続きました。
シニア層にとってオンラインの魅力は、“新しさ”よりも負担の少なさにあります。移動せず、自分のペースで受けられることが価値の中心であり、利便性が強い参加動機になっているようです。

7:1回のレッスンの時間は、どのくらいが理想ですか?(有効回答者数:502名)
理想のレッスン時間は「15分~30分程度(短時間で集中したい)」(45.2%)が最も高く、「45分~60分程度(しっかり学びたい)」(31.9%)が続きました。
長時間の本格講座よりも、生活の中に無理なく組み込みやすい短時間設計が支持されています。特に初回参加のハードルを下げるには、“気軽に始められる長さ”が重要になりそうです。

8:レッスンの頻度は、どのくらいが理想ですか?(有効回答者数:502名)
理想的なレッスン頻度は「週1回」(50.4%)が半数を占め、「月1~2回」(31.5%)が続きました。「週2~3回」(14.3%)や「毎日」(3.8%)は少数派でした。
継続はしたいが、負担が大きすぎる頻度は求められていません。習慣化しやすい週1回ペースが標準的な理想像であり、無理のない継続設計が支持されていることが分かります。

9.レッスンの形式は、どのようなものが好みですか?(有効回答者数:502名)
理想的なレッスンの形式は「録画配信形式(好きな時間に動画を見て学ぶ)」(67.7%)が突出し、「リアルタイム形式」(19.1%)、「ハイブリッド形式(録画配信+月1回のリアルタイム質問会)」(7.4%)、「ハイブリッド形式(録画配信+チャット相談)」(5.8%)が続きました。
時間を決めて参加するより、自分の都合で見られる柔軟さが重視されています。オンライン学習では“参加できるか”より“続けやすいか”が優先されており、録画中心の設計が相性の良い選択肢といえます。

10.オンラインでの習い事で「不安なこと」や「困ること」は何ですか?(複数回答可)(有効回答者数:502名)
オンラインでに参加する際の不安や困ることは「インターネットの設定や操作が難しい」(54.4%)が最も高く、「画面越しだと、細かい動きやニュアンスが分かりにくい」(38.4%)、「部屋の中が映ってしまうのが気になる」(18.7%)が続きました。
最大の障壁は“内容そのもの”よりも、まず参加のための操作です。学びたい気持ちがあっても、接続や設定への不安が入口を狭めており、サポートの有無が参加率を左右することが分かります。

11.新しい習い事や趣味の情報は、主にどこで得ていますか?(複数回答可)(有効回答者数:502名)
新しい習い事や趣味の情報源は「友人・知人からの紹介」(36.3%)が最も高く、「インターネット検索(GoogleやYahoo!)」(33.5%)、「新聞や折り込みチラシ」(30.3%)、「地域の広報誌や公共施設」(24.5%)が続きました。
情報接点はデジタルに完全移行しているわけではなく、人づてや紙媒体も依然として大きな役割を持っています。集客ではオンライン広告だけでなく、紹介や地域接点を組み合わせた導線づくりが有効そうです。

12.これからオンラインで「こんなサービスがあればいいな」と思うものはありますか?(複数回答可)(有効回答者数:1146名)
オンラインに欲しいサービスは、「特にない」(42.5%)が最多でしたが、「体験レッスンが何度か無料で受けられる」(34.4%)、「操作方法を電話でサポートしてくれる窓口がある」(29.1%)も高くなりました。
新しい機能を増やすこと以上に、まずは試しやすく、困った時に支えてもらえる安心感が求められています。オンライン習い事の拡大には、無料体験と電話サポートのような“導入支援”が強い武器になりそうです。

総評
本調査から、シニア層におけるオンラインの習い事は、まだ広く定着している段階ではないことが分かりました。「現在受けている」は5.7%にとどまり、最多は「興味はない」(56.2%)でした。一方で、「受けたことはないが、興味はある」も32.2%あり、潜在需要は決して小さくありません。
関心のあるジャンルでは「健康・運動」(62.4%)と「料理・家事」(45.2%)が上位で、最も興味のあるジャンルでも「健康・運動」(40.6%)が突出しました。シニア層がオンライン学習に期待しているのは、難しい専門スキルよりも、日々の健康や暮らしを整える実用的なテーマであることが見えてきます。
利用スタイルの理想像も明確で、「15分~30分程度」(45.2%)、「週1回」(50.4%)、「録画配信形式」(67.7%)がそれぞれ最多でした。忙しさというより、無理なく続けられること、自分のペースで取り組めることが重要視されており、短時間・非同期型の設計が相性の良い形式だと考えられます。
一方で、不安要因としては「インターネットの設定や操作が難しい」(54.4%)が最も高く、参加そのもののハードルが依然として大きいことも分かりました。加えて、「画面越しだと、細かい動きやニュアンスが分かりにくい」(38.4%)など、オンライン特有の限界も意識されています。サービスには内容の魅力だけでなく、導入時の支援体制が欠かせません。
総じて、シニア向けオンライン習い事市場は“本格普及前の成長余地が大きい領域”といえます。広げる鍵になるのは、健康や暮らしに役立つテーマ、短時間で続けやすい構成、低価格帯、そして無料体験や電話サポートのような導入支援です。学びたい気持ちはあるが踏み出しにくい層に対し、安心して始められる設計を整えることが今後の重要なポイントになるでしょう。
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コスモラボについて
コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。
主に60歳以上の約30万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:1146
◾️調査対象期間:2026年4月29日
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会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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