第10回ホワイト企業アワード 授賞企業が決まりました!
最終エントリー企業(総数)242社から、授賞となった16社を発表!
定を取得した企業の中から注目すべき社内制度を取り入れる企業を表彰・発信する『第 10 回ホワイ
ト企業アワード』を、2023 年 11 月 22 日(水)14 時~16 時 00 分よりオンラインにて開催します。
【ホワイト企業アワードとは】
全国のホワイト企業認定 取得企業が、どのような労働環境づくりをしているかなどの「働き方改革事例」が集まる日本最大級のホワイト企業イベントです。
「将来性」「独自性」「再現性」「社会性」のある優れた社内制度を募り、それらを表彰・発信することで、全国の企業にとって学びや気づきの場を提供することを目的として開催しております。
第 10 回 ホワイト企業アワード 見どころ
01 授賞企業の表彰
8 部門の優秀賞(各部門 2 社)を発表します。 他社がどのような働き方改革をしているのか、異なる業界でも再現できる取り組みをご紹介します!
02 学生が選ぶ!入社したいと思うホワイト企業
学生の視点から「入社したいと思うホワイト企業」を選出する学生審査部門が人気を集めています。 今回は、近畿大学 3 年生の学生に特別審査員を務めていただきます!!
03 近畿大学教授と学生による特別基調講演
近畿大学 教授と現役学生にご講演いただきます!学生の視点から『こんな企業に入社したい!』と思う 『魅力的な企業とは?』についてお話しいただきます!
04 スペシャルゲスト講演
SNSで若い世代に大きな影響を与えるだけでなく、経営者としての一面も併せ持つ桜川シュウ氏に「Z 世代を惹きつける SNS の採用戦略」についてお話しいただきます!
開催概要
日時:2023 年 11月 22日(水) / 14:00~16:00(途中入退出可)
会場:オンライン
内容:1 開会の挨拶
2 授賞企業 表彰式
3 特別基調講演
4スペシャルゲスト講演
5 財団の活動報告
参加費:無料 (事前申込制)
一般視聴お申込み:https://jws-japan.or.jp/lp/award-10th/
*授賞企業一覧と授賞理由*
『第10回ホワイト企業アワード』の授賞企業16社は以下の通りです。
理念共有部門
特別審査員:一般社団法人企業価値協会
●株式会社リソースクリエイション
株式会社リソースクリエイション様は平均年齢26歳と若い社員が多いことから、経営方針発表や個人面談で会社の取り組みや方向性に関する日常のコミュニケーションを重視されています。 そこでは「自分のために頑張ること」そして個人のスキルアップこそが若い世代に大切なことであると伝え続け、仕事を「自分事」として捉えるための工夫がみられます。 また定期的に社長と社員の1on1面談を行うことで、認識のズレを直接修正したりアイデアを拾い上げる場にしています。 更に、理念の理解を計るテストを合格するまで毎月実施するという徹底ぶりも注目点です。このテストはアルバイトから社員への登用試験でも実施されています。 これらの施策によって同社は、全員が会社の目的を理解すること、自分の人生をどうしたいかを理解すること、自分には何ができるかを考えて主体的に動ける人材になること、を軸とした理念による人間形成を促進しています。
●丸嘉工業株式会社
丸嘉工業株式会社様は、明確な将来ビジョンを設定し、実現への道筋として経営計画書を毎年作成し、全従業員に共有している点を高く評価します。 特に、言葉だけでなく、理念を体系図に示すことで従業員の理解を深めている点に注目いたします。経営計画書に実績や気づきを記入する仕組みにより、従業員が計画書に積極的に触れる機会を増やす工夫がされています。 作成と発表だけでなく、計画書を継続的に読み書きし、1年後には社長自らが計画書を回収し活用度合いを確認する姿勢の効果は絶大であり、継続いただきたいことです。更に、理念・ビジョン・ポリシーなどを携帯して確認できる手帳を導入することで、従業員がこれらの要素に触れる機会が増え、有効な手段となっています。手帳の内容改定案を社内から募る巻き込み方も上手です。 また、コロナ禍を機に、社長が毎月「動画」で会社の現況や方針を配信することで、社内の共通認識を促進し、動画のメリットを上手に活かしています。ハードとソフトの両面から多頻度でアプローチし、一体感を醸成して計画達成を継続している素晴らしい取り組みです。
柔軟な働き方部門
特別審査員:ホワイト財団
●株式会社Massive Act
社内制度を会社の文化に定着させるためには、実践や改善など様々な課題が必要です。特に制度導入時は「本当に使ってもいいものか」と不安を抱く社員も少なくないため、制度を運用するには社長などの経営陣の意向や姿勢は大きな影響を与えます。
株式会社Massive Act様は、制度の定着・浸透のために、社長自らが毎週水・金曜日は17:30に退社し、家族のための時間を確保するなど、率先垂範にて実践することによって、社員の皆様にも「帰りやすい環境」が定着することに成功しています。この施策はシンプルですがより効果が高い施策ですのでぜひ参考にしていただきたい意見として取り上げました。
さらにその他にも、仕事と家庭のために、ライフイベントがあってもキャリアプランを諦めずに活躍できるロールモデルの存在を作り出し、ライフステージに応じた選択式勤務体系を実現、周知している点も高く評価いたしました。
『制度は実行してこそ意味がある』との意識統一ができており、更に形骸化させないように定期的なヒアリングをすることで、制度のアップデートをされていることも素晴らしい取り組みであると評価いたしました。
●シェイプウィン株式会社
就業場所や時間、ライフステージにとらわれない多様な勤務形態を導入されている点を評価いたしました。
まず1つ目は、コアタイムなしのスーパーフレックスタイムとフルリモート勤務の導入です。雇用形態に関わらず、全従業員(パート含む)がフレックス&リモートで働いており、さらには在宅勤務手当の支給と、PC・スマートフォン、モニター、キーボードなど、従業員の希望の物を貸与することで、オフィスに出社しなくても自宅の勤務環境を整え、快適に仕事ができるようにしている手厚い制度です。
2つ目には、病院や役所などの手続き、子供の送迎や授業参観などで中抜けができる中抜け制度を導入しており、「介護と仕事」や「育児と仕事」を両立できる環境を提供しています。これにより、個々の状況に合わせた就業スタイルを選択し、自分のペースで業務を進めることができます。従業員の希望に応じた柔軟な働き方や業務の割り振りを提案することで、手厚いサポートがされている取組みを評価いたしました。
最後に、外国籍社員は、ワーケーション制度を活用し、毎年2〜3ヶ月間母国に帰国して母国でフルリモート勤務を行っています。時差を伴う場合は現地時間での勤務も可能としているため、海外にいても無理なく働くことができる工夫がなされています。また、『自由度の高い働き方』も実践されており、その点も評価いたしました。
健康経営部⾨
特別審査員:株式会社エムステージ
●株式会社ニトリホールディングス
株式会社ニトリホールディングス様は、『「お、ねだん以上。」は従業員と家族の健康から。』をトップメッセージとし、健康経営宣言の基本方針(健康増進・働きやすい職場づくり・ヘルスリテラシーの向上)を実践する目的で、健康保険組合とのコラボヘルスや、労働組合・安全衛生委員会・産業保健スタッフとの相互連携を軸に、推進体制を構築されております。
また、人事部門だけではなく店舗部門、ロジスティクス部門も健康経営推進の当事者として各種健康イベントや情報発信を行い、リテラシー向上に繋げられているのも素晴らしい取り組みだと思います。
特に、生活習慣改善に向けて、健診結果状況を把握し、行動変容に繋げていく「健診チャレンジ」イベントにおいては、従業員の3割以上である4,500名以上が参加している点を評価いたしました。
リテラシー向上だけではなく、運動習慣定着率・睡眠の質向上・朝食の習慣化・非喫煙率の向上等の施策や、二次検診・特定健診に関する具体的な数字目標を、5年後・10年後まで設定し、運用・推進している点も評価いたしました。
●株式会社K-BIT
株式会社K-BIT様は50年以上にわたる長い歴史を誇り、「人を得ていき人を得ずして死す」という経営理念を掲げ、社員を大切にする独自の文化を築いています。
新型コロナウイルスによる環境変化もあり、健康経営を更に強化するために、全社員参加型を推進しています。
「K‐BITウェルネスチャレンジ」というプロジェクトにおいては「睡眠」・「運動」・「食事」に関するコンテンツを提供する際、エンターティメントの要素を取り入れ、PDCAもしっかり回している点を評価いたしました。特にウェラブルデバイスを活用した、個々の体調管理(体温・心拍・血圧・睡眠)や、ウォーキング促進においてもイベント性やインセンティブ付与等の工夫を行い、高い参加率となっている点も素晴らしいです。同社健康経営宣言にある「最大の財産は、社員であり、その心身の壮健性が企業競争力の源泉です。」を実践していると感じました。今後も新たな施策の取り組みを含め、モデルケースとしての健康経営の推進を期待しております。
働きがい部門
特別審査員:株式会社ラフール
●株式会社ゲオホールディングス
BtoCで認知度も高い株式会社ゲオホールディングス様ですが、社内の現状に対し、しっかりと向き合い、課題設定をされていることがまず素晴らしかった点です。
「小売業だから難しい」で終わらせることなく、働きがいの向上に取り組むチャレンジをすることは簡単ではなかったと思います。
「Good Job」という取り組みがありましたが、エンゲージメント向上に成功する企業の多くで、成果が出やすいのは「うまくいっているものを横展開する」ことです。通常、問題があるところに焦点を当てがちですが、ポジティブな側面からアプローチし、良い取り組みを自部署でも実現する方法を考えることは、社内での定着がしやすく、社員も抵抗なく参加しやすい傾向があります。
また、上司と部下の信頼が重要な要素であるため、今後は上司と部下の心理的安全性を強化する取り組みも組み合わせて実施することで、より強固な成果が期待できると思われます。
今後についても楽しみにしております。
●株式会社ゼネックコミュニケーション
まず、自社の課題設定が非常に明確で素晴らしいです。
働きがいへの意識が高い企業でよく起こりがちなのは、自社の現在地を明確にせず、とにかく多くの取り組みを実施することです。決して悪いことではないのですが、自社の現状課題とズレ、実施側の自己満足で終わってしまう事例をよく見ております。
その中でも株式会社ゼネックコミュニケーション様は、現状課題を明確に把握し、且つそこに対する目標と難易度をしっかりと明示されていらっしゃいます。組織課題は様々な観点で多数出てきてしまうことが多いので、難易度の理解と優先順位の設定が肝になるという中で、素晴らしい進め方だと感じました。
また、施策を実施するうえで社員の方への進捗共有をされているのも素晴らしいです。
現状の立ち位置と目指すべき姿、そしてどこまで進んでいるのかを明示されるのは勇気のあることだと思いますし、施策を全社員参加型へもっていくために重要なポイントだと思います。
福利厚生部門
特別審査員:株式会社リロクラブ
●株式会社ベーシック
株式会社ベーシック様は、社員の方が日々働きやすい環境を作るために、さまざまな福利厚生制度を整えていらっしゃいます。
1例を紹介させていただくと、エフ休(Female&Family休暇)という、女性の身体保護に加え、性別に関係なく育児・介護の目的で、全休・半休・時間休から選択して月に1回休みを取得できる制度や、 社内コミュニケーション活性化のための取り組みとして、オンライン/オフライン問わず1人1回2000円×月5回(合計月1万円)分の食費が出る、コミュニケーション補助などを日本でも先駆けて導入されています。 更に福利厚生制度を充実させるだけでなく、制度の周知の方法として自社で立ち上げられたWeb社内報「b-ridge」を通して網羅的かつ分かりやすく情報発信を継続的に行うことで制度利用を促進されている点も評価させていただきました。
●ストーンビートセキュリティ株式会社
ストーンビートセキュリティ株式会社様は、高いスキルと知識を持ったエンジニアの育成・維持・確保を重要と考え、情報セキュリティ分野での高度な知識やスキル向上のための専門トレーニングの受講、資格取得などに従業員が挑戦しやすい環境作りに取り組んでおられます。
専門資格に挑戦する上での課題として、トレーニングコースの受講や資格試験を受験するための費用が非常に高額であり、従業員個人で負担することが難しい現実がありました。そこで資格取得に係る、受験及び更新や有償の学習プラットフォーム提供などの費用を会社が「全額支給」することで、挑戦しやすい環境作りをされている点を評価させていただきました。
ダイバーシティ&インクルージョン部門
特別審査員:愛媛大学留学生就職促進プログラム推進室副室長 創価大学経営学部准教授
●株式会社サカタ製作所
ダイバーシティ&インクルージョンに関する情報共有の徹底、研修制度の拡充、柔軟な働き方と個々人のニーズに応じたキャリア形成支援など、エントリーシートの冒頭で記されている「昔からの価値観や働き方といった固定観念からの脱却と、社員の育成」に真摯に取り組んでおられることが伝わってきました。特に注目した点は社員側の視点に立った情報発信や研修実施に努めておられる点です。例えば教育用資料は必要に応じてアクセスできる形で公開され、いつでも閲覧・視聴できるように工夫されています。また新たな研修制度導入にあたって社員からの意見に耳を傾け、負担の無い効果的な研修制度や評価制度のあり方を常に検討し、内容の改善に継続的に努めておられます。このトップダウンではなく、個々人との面談や対話を通した働き方改革と社員育成が、内発的動機付けを高める3要素である、「良好な関係」、「有能感」、「自律性の向上」に結びつき、社員のエンゲージメント向上に結びついているのはと考えました。
●グローバルパートナーズ株式会社
多様な社員が、個々の力を最大限発揮できる環境や働き方を自ら提案し実践することを奨励している点が、グローバルパートナーズ株式会社様の優れた特徴です。
この難しい仕組みがなぜ可能なのかと考えましたが、その背景には、CEO山本様の「日本一若者を信じる会社」というお考えがあるからだと、同社のウェブサイトを閲覧し実感しました。
また、ダイバーシティ経営の目的は、多様性を尊重し、多様性を活かすことを超え、多様性で新たな価値を創造することだと言われていますが、外国人社員の方々のインタビュー記事から、グローバルパートナーズ株式会社様のダイバーシティ経営は、新たな価値の創造にまで達していると考えました。
例えば、外国人視点のアイデアや想いが社内でのコミュニケーションや、営業活動で自由に表現され、新しい組織風土の醸成や、クライアント企業の価値観の変化にまでつながっています。この点が大きな評価ポイントです。
プロセスのイノベーションに留まらない、更なるプロダクトイノベーションに期待をしております。
人材育成部門
特別審査員:株式会社リスキル
●アイレット株式会社
入社後数ヶ月の育成プランを策定している企業は多いですが、これが1年に拡大されると一気に数が減り、3年になるとますます希少になります。さらに、これらの育成プランを実行に移している企業は非常に稀です。
アイレット株式会社様は3年間に渡る育成プランを明確化して、それを実行していらっしゃいます。
特に入社1年目の社員の方に対しては、年間育成シートを作成し、運用を行うことで、月毎のモチベーションや業務内容、資格取得状況を把握できるように尽力されています。
半期または年間目標について、月に一度直属の上司からフィードバックを得られる機会も提供されており、人材育成への取り組みの厚さが伺えます。
人材育成企業として見本となる取り組みをされており、選出させていただきました。
●医療法人社団勝榮会 いりたに内科クリニック
人材育成への尽力が伝わる社内制度により、選出させていただきました。
仕事の自由度が高い分、サービス業においてはマニュアル整備が人材育成の重要な手段となります。ただし、多くの医院や企業ではマニュアル作成は行われていても、実際の運用ができていないケースが少なくありません。その結果、新人教育が課題となっています。
一方で、勝榮会 いりたに内科クリニック様では、医院内のルールを明確にし、3ヶ月ごとに見直しを行い、「生きたルール」を維持する姿勢を表明・実行しておられます。また、すべての面で新人からベテランまでが「安定した医療を提供できる機関である」ことを目指し、人が育つ風土づくりに努めていることが明確です。このような姿勢は、人材育成の見本となるべきであり、優れた人材育成機関であることを示しています。
学生審査部門
特別審査員:近畿大学 経営学部教授 働き方改革推進センター センター長
近畿大学 3年生 林 澪那さん、額田 尚希さん
●株式会社建新
私たち学生が注目したポイントの一つは「新 人事評価制度の平等性」です。
株式会社建新様は業績評価、要件評価、行動評価の3つの項目で従業員を評価しており、個々人の得意分野がしっかりと評価される仕組みに魅力を感じ、選出いたしました。
また、建設業・不動産業の一般的なイメージとして残業や時間外労働が多いイメージがあるのに対し、株式会社建新様は残業を抑制する独自の制度を導入されています。許可申請のない残業時間にはPCが強制的にシャットダウンされる仕組みや、始業5分前に電源がオンになり終業5分後にはオフになる仕組み、19時半にはオフィスが完全に閉館するなど徹底されています。
さらに月に1度の完全週休3日制というワークライフバランスを意識した経営がとても印象的でした。
●ネクスキャット株式会社
ネクスキャット株式会社様の『5つの柔軟な働き方の自由』に魅力を感じました。
まず、1つ目は、全社員がフルフレックス・フルリモート勤務が可能な「場所の自由」です。2つ目は、共通の休日を設定せず、休日を自由に選べる「時間の自由」です。3つ目は、入社後に職種変更が可能な「キャリアの自由」です。4つ目は、経費で最先端のITを購入できる「環境の自由」です。最後に、仕事外のイベントへの参加において同調圧力がない「距離感の自由」があります。
「幸せに働ける仲間を作ること」を最大の目的とされており、面接時に働き方に関する話題を積極的に取り入れ、入社後のビジョンをより具体的に想像できるような機会を提供している点が印象的でした。
また、入社後すぐにワークライフバランスを築きやすい社内制度に大きな魅力を感じました。
相互理解を深めるために、センシティブな内容以外の会議やチャットルームを公開する仕組みも採用しており、労働者の休息時間と企業の成長を両立させています。そのため、ネクスキャット株式会社は、社員の時間と自由を尊重し幸せに働ける企業として、ホワイト企業アワードの受賞企業にふさわしいと思い選出しました。
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