【東京都エリア別住み心地満足度】男女100人に聞いた!中央区の住みやすさに関する実態調査
中央区は東京23区の中心部に位置し、日本橋・銀座・築地といった歴史ある街並みと都市機能が融合したエリアです。今回実施した住民満足度調査では、交通の便から治安、自然災害への安全性まで幅広い観点から住民の声を集めました。この調査結果から見えてくる中央区の住みやすさの実態をご紹介します。
本調査に関して
株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、男女100名を対象に、「中央区の住みやすさ」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査内容:「中央区の住みやすさ」についてのアンケート調査
調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年12月16日(火)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:100人
調査対象:男性46人、女性54人
回答者について

回答者の年代
20代:約8%
30代:約37%
40代:約29%
50代:約16%
60代以上:約10%

回答者の性別
女性:約54%
男性:約46%
性別では女性が約54%、男性が約46%とほぼ均等な割合となりました。男女ともにバランスよく回答が集まり、偏りの少ない調査結果が得られています。
「交通の便」の満足度について

中央区の交通の便について、住民の満足度を調査しました。複数の地下鉄路線が利用でき、都心へのアクセスが良好な中央区ですが、住民はどのように評価しているのでしょうか。
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大変満足している:約46%
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どちらかというと満足している:約53%
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どちらかというと不満:約1%
交通の便については、実に約99%の住民が満足しており、全調査項目の中で最も高い満足度を記録しました。中央区の立地の良さが数字に表れています。
複数路線が使える抜群のアクセス性
満足の理由として最も多かったのは、複数の地下鉄路線が利用できることです。人形町駅、三越前駅、馬喰町駅、新富町駅、築地駅など多くの駅が徒歩圏内にあり、乗り換えなしで都内各所へアクセスできます。「東京メトロ日比谷線・銀座線・半蔵門線が使える」「JRと地下鉄が複数利用できる」といった声が多数寄せられました。また、江戸バスが100円で利用できる点も好評です。一方で、中央区内の月島地区・日本橋地区・京橋地区間の移動がしにくいという指摘もありました。
「生活のしやすさ」の満足度について
日常の買い物や生活環境について、住民の満足度を調査しました。オフィス街としての顔を持つ中央区ですが、生活面での利便性はどうでしょうか。

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大変満足している:約28%
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どちらかというと満足している:約54%
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どちらかというと不満:約11%
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不満:約7%
生活のしやすさについては約82%の住民が満足しています。都心部でありながら、日常生活に必要な店舗が揃っている点が評価されています。
コンビニ・スーパーは充実、大型店舗は少なめ
満足している住民からは「コンビニやドラッグストアが多い」「駅直結にスーパーがある」「三越や高島屋などのデパートがある」といった声が聞かれます。日常の買い物には困らない環境が整っています。一方で不満の声としては「大型スーパーがない」「まいばすけっとしかない地域がある」「オフィス街なのでスーパーの選択肢が少ない」という意見が目立ちました。住む地域によって買い物環境に差があることがわかります。
「物価」の満足度について
都心の一等地である中央区の物価について、住民の満足度を調査しました。家賃や日用品の価格に対する住民の評価を見ていきます。

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大変満足している:約6%
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どちらかというと満足している:約37%
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どちらかというと不満:約39%
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不満:約18%
物価については約57%の住民が不満を感じており、全調査項目の中で最も満足度が低い結果となりました。都心部ならではの課題が浮き彫りになっています。
家賃・外食費の高さが課題
不満の理由として最も多かったのは「家賃が高すぎる」という声です。「ランチも1000円を超える」「野菜などがかなり高い」「外食費が高い」といった具体的な意見も寄せられました。一方で満足している住民からは「安いスーパーが意外に多い」「ドンキホーテなど安い店もある」「特別高いとは感じない」という意見もあります。工夫次第で生活費を抑えることは可能ですが、全体的には物価の高さを実感している住民が多数です。
「商業施設・娯楽」の満足度について
銀座や日本橋といった商業エリアを抱える中央区ですが、住民の商業施設・娯楽に対する満足度はどうでしょうか。

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大変満足している:約30%
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どちらかというと満足している:約53%
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どちらかというと不満:約15%
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不満:約2%
商業施設・娯楽については約83%の住民が満足しています。日本を代表する商業エリアへのアクセスの良さが高く評価されています。
銀座・日本橋への好アクセスが魅力
満足している住民からは「銀座、日本橋が徒歩圏内」「三越、松屋、GINZA SIXがある」「百貨店が充実している」といった声が多く聞かれます。歌舞伎座や落語のホールなど文化施設へのアクセスも好評です。一方で不満の声としては「映画館などの娯楽施設が少ない」「オフィス街で娯楽自体が少ない」「子どもが遊べる施設をもう少し増やしてほしい」という意見がありました。ショッピング環境は充実していますが、カジュアルな娯楽施設を求める声も見られます。
「治安」の満足度について
都心部に位置する中央区の治安について、住民の満足度を調査しました。ビジネス街と住宅地が混在するエリアの安全性はどう評価されているのでしょうか。

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大変満足している:約35%
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どちらかというと満足している:約50%
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どちらかというと不満:約13%
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不満:約2%
治安については約85%の住民が満足しており、安心して暮らせる環境であることがわかります。
警察の巡回と落ち着いた住民層が安心感に
満足している住民からは「警察が巡回している」「大きな事件がない」「夜は静かで安全」「住民のマナーが良い」といった声が聞かれます。夜間人口が少ないオフィス街エリアでは、休日は閑散として静かな環境です。一方で不満の声としては「外国人観光客が増えて不安」「東京駅周辺は酔っ払いがいる」「人が多い分治安に不安がある」という意見もありました。インバウンド客の増加による変化を感じている住民もいます。
「自然災害への安全性」の満足度について
隅田川や東京湾に近い中央区ですが、自然災害に対する安全性について住民はどう感じているのでしょうか。

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大変満足している:約21%
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どちらかというと満足している:約57%
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どちらかというと不満:約20%
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不満:約2%
自然災害への安全性については約78%の住民が満足している一方で、約22%が不満を感じており、一定の懸念があることがわかります。
水害リスクへの不安と充実した防災対策
満足している住民からは「区からの防災対策がしっかりしている」「避難場所が明確」「災害用の備蓄がある」「大きな災害がない」といった声が聞かれます。中央区は防災情報の提供や避難場所の整備に力を入れています。一方で不満の声としては「川や海が近くて不安」「埋め立て地のタワマンは大丈夫か」「高層ビルが多く地震が心配」「隅田川の整備をもっとしてほしい」という意見がありました。水害や地震に対する潜在的な不安を感じている住民も一定数います。
「住みやすさ総合評価」について
最後に、中央区の住みやすさについて総合的な評価を聞きました。

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大変満足している:約30%
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どちらかというと満足している:約60%
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どちらかというと不満:約6%
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不満:約4%
住みやすさの総合評価では約90%の住民が満足しており、中央区が住環境として高く評価されていることがわかります。
交通の便と利便性が高い総合評価に貢献
満足している住民からは「交通の便が非常に良い」「一人暮らしにはぴったり」「便利で町が綺麗」「下町感もあり住みやすい」といった声が多数寄せられました。物価は高いものの、それを上回る利便性の高さが総合満足度につながっています。一方で不満の声としては「子育てには不向き」「自然や緑がない」「物価が高すぎる」という意見もありました。ライフステージや生活スタイルによって評価が分かれる面もあります。
まとめ
今回の中央区住民満足度調査の結果、多くの項目で高い満足度が示されました。特に交通の便(約99%が満足)、住みやすさ総合評価(約90%が満足)、治安(約85%が満足)において高い評価を獲得しています。
複数の地下鉄路線が利用できる抜群の交通アクセス、銀座・日本橋といった商業エリアへの近さ、治安の良さが中央区の大きな魅力として浮かび上がりました。一方で物価の高さ(約57%が不満)は中央区に住む上での課題として認識されています。
中央区は特に一人暮らしや共働き世帯にとって利便性の高いエリアといえます。物価や家賃の高さを許容できるのであれば、都心での快適な生活を送ることができる街です。住まい選びの際は、自身のライフスタイルや優先事項を踏まえて検討することをおすすめします。
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