東京大学、東京理科大学発のベンチャー企業と協業で、電力データを活用した見守りサービス用のAIを開発
利用しやすいサービス体系を整え次第、サービスを開始します
株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下 当社)は、サービス提供開始予定として昨年9月21日に発表した「3つの見守りサービス」のうち、「電力使用データ活用の見守りサービス」について、そのサービスの中核となる、電力データを蓄積、解析し、普段と異なる解析結果を検出するAIモデルの開発を、それぞれ東京大学、東京理科大学発のベンチャー企業2社と協業で行っておりましたが、このほどサービス開始段階に向けての開発が終了しましたことをお知らせします。
今後、協業会社との調整ができ次第、順次サービスの提供を開始します。
【当社が想定する「電力データ活用の見守りサービス」の概念図】
今回の開発にあたっては、当社でも初めての試みとして、いずれも大学発のベンチャー企業で、東京理科大学や早稲田大学在籍の学生が中心となって運営するCryptoAI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:根路銘 啓、以下 CryptoAI)と、東京大学在籍の学生が中心となって立ち上げた株式会社エメレイド(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:島 碧斗、以下 エメレイド)の2社との協業を行いました。
見守りサービスに必要とされるAIには、体調急変時に迅速かつ適切な予測を行う必要があるという特殊性があります。また、当社としても、新しいサービスの開始に当たって、固定概念にとらわれない柔軟かつ斬新な発想が必要と考え、初めての試みとして大学発のベンチャー企業と協業するという選択をいたしました。
数ある大学ベンチャー企業の中でも、CryptoAIはシンギュラリティを前提として段階的にAIに裁量権を渡す取り組みをかねてから行っており、またエメレイドはヘルスケアに特化したAIの開発・普及を目指していることから、見守りサービスに必要な「居住者の生活パターンに基づき、体調の急変等を予測する」ためのAIモデル開発のパートナーにふさわしいと判断し、開発の開始段階から協業を続けて、今回の成果を得ることができました。
今回、開発したAIモデルについては、当社とCryptoAI、エメレイドの3社で、サービス開始後も引き続き情報を蓄積し、より正確で高度な判断ができるよう改良していきます。また、サービス開始に向けて、当社はより利用しやすいサービス体系の構築を行うとともに、駆けつけサービスの提携などについても、複数の事業者と協議を進めております。
これらが一体となったビーマップの「電力データによる見守りサービス」。協業会社と調整でき次第、順次サービスの提供を開始します。
■CryptoAI株式会社について
CryptoAI株式会社は、シンギュラリティを前提とし、段階的にAIに裁量を渡すことで、より人々が生きやすい世の中を作っていくことをビジョンとしています。
創業初年度となる2023年度には、AI次世代自動営業ツールAImsalesやPSYCHO-PASS AI×NFTプロジェクトの開発、国内最大級のAIカンファレンス『東京AI祭』の開催などを実施し、NewsPicksなど各種メディアに取り上げられました。
本社:東京都渋谷区
代表取締役CEO:根路銘 啓(東京理科大学 理学部 物理学科)
URL:https://www.cryptoai.co.jp/
■株式会社エメレイドについて
株式会社エメレイドは、「誰もが『生きる』と正面から向き合える社会を」をミッションに掲げ、医療、福祉、製薬といったヘルスケア業界に特化して、テーラーメイドでのAI開発を行う東大発ベンチャー企業です。
病院、介護施設運営事業者、製薬企業など、各事業領域におけるエキスパートの事業体とタッグを組み、人々の生の選択肢を増やし続けることにコミットしています。
本社:東京都文京区
代表取締役CEO:島 碧斗(東京大学 工学部 化学生命工学科)
■参考:2023年9月21日当社発表のプレスリリース
大家さん、家族も安心!電力データやWi-Fiを活用した「安否確認」、「健康管理」など
シニアや単身家族の健康を見守る3つのサービス開始
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/24050701148.pdf
【参考資料】株式会社エメレイドの本件に関するプレスリリース
株式会社エメレイド(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:島 碧斗、以下 当社)は、株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則、以下 ビーマップ)およびCryptoAI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:根路銘 啓、以下 C ryptoAI)との共同で、電力データを活用したAIによる見守りサービスの開発を行いまし た。本サービスはビーマップより、近日中に提供が開始されます。
株式会社エメレイドについて
株式会社エメレイド(HP: https://emeraid.co.jp)は、「誰もが『生きる』と正面から向き合える社会を」をミッションに掲げ、医療、福祉、製薬といったヘルスケア業界に特化してのAI開発を行う東京大学発ベンチャー企業です。
超高齢社会の日本を、医療‧ヘルスケアのAI–DXによる持続可能性向上の世界一の先進国にすべく、病院、介護施設運営事業者、製薬企業など、各事業領域におけるエキスパートの事業体とタッグを組み、人々の生の選択肢を増やし続けることにコミットしています。
サービス概要
本サービスは、高齢者や一人暮らしの方々を対象とした見守りサービスです。既存の電力インフラを最大限に活用し、日常的な電力消費データをAIを用いて解析をおこなうことで、居住者の在宅状況や異常行動を検知します。新たなデバイスの購入や設置を必要とせず、また、カメラなどの設置によるプライバシーの侵害への配慮を行うことができます。
有事の可能性を検知した際には、事前登録した家族に対するLINEを通した通知や駆けつけサービスへの連絡等をおこなうことで、必要な対応を実施します。
開発背景と社会的意義
現代日本は、超高齢化社会を迎えており、高齢者の安全と健康を守ることは大きな社会的課題の1つです。特に一人暮らしの高齢者の急増に伴い、日々の生活の中での見守りや緊急時の対応が求められています。
当社は、AI技術を用いた新たなヘルスケアの形を実現すべく、独自のAI開発能力を持って新たな挑戦に取り組んでいます。本プロジェクトでは、ビーマップから提供された豊富な電力データ、在不在データを基に、当社のAI開発チームが独自の機械学習モデルを開発し、居住者の行動パターンを高精度で解析するシステムを実装しました。このサービスは、既存のインフラから得られるデータを活用しつつ、高度なAI技術により高齢者の深夜徘徊などの普段と異なる行動や、転倒等の緊急事態をリアルタイムで検出し、即座に対応するために必要な情報の提供を実現します。
また、緊急時の情報提供をおこなうことができるだけでなく、通知が無いことは離れて暮らす家族やケアギバーに対して日常的な安心を提供し、高齢者の自立支援にもつながります。
今後の展望
当社は今後もビーマップの「電力データによる見守りサービス」の実用化に向けて、引き続きAIモデルの精度改善や異なる地域、季節における頑健性の向上に取り組んでいきます。
加えて、超高齢社会の日本においてますます効率化‧持続可能化が求められるヘルスケア業界において、大学‧医療機関、介護施設、製薬企業などとの革新的なプロジェクトを引き続き推進いたします。
今回開発した見守りサービスの改良をはじめ、当社ミッションである「誰もが『生きる』と正面から向き合える社会を」の実現に向け、より革新的なソリューションの開発に取り組んでいきます。
株式会社ビーマップについて
株式会社ビーマップは、多種多様なモバイル端末へのコンテンツサプライを可能にするソフトウエア開発、サービスを提供する企業として1998年に設立。鉄道・流通・外食等の社会インフラ事業とIT技術との間の橋渡しをするべく、Wi-Fiをはじめとするネットワーク技術を根幹にソフトとサービスの提供を行ってきました。
現在はこうして蓄積した技術を通じ、集合住宅や病院向けに運営‧管理を一体化した低コストなネットワークサービスなども提供しています。さらに、これらを発展させた高齢者・単身者向けの見守りサービスも開始予定です。
加えて、近年はK-POPや日本のアイドル、アニメなどのポップカルチャーを題材としたコンテンツ事業にも力を入れており、これらコンテンツ事業と既存の鉄道・流通各社を結び付けた、新たな需要の創出に向けた取り組みも進めています。
本社:東京都千代田区
代表取締役社長:杉野 文則
CryptoAI株式会社について
CryptoAI株式会社は、シンギュラリティを前提とし、段階的にAIに裁量を渡すことで、より人々が生きやすい世の中を作っていくことをビジョンとしています。
創業初年度となる2023年度には、AI次世代自動営業ツールAImsalesやPSYCHO-PASS AI× NFTプロジェクトの開発、国内最大級のAIカンファレンス『東京AI祭』の開催などを実施し、NewsPicksなど各種メディアに取り上げられました。
本社:東京都渋谷区
代表取締役CEO:根路銘 啓(東京理科大学 理学部 物理学科)
URL:https://www.cryptoai.co.jp/
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