品質管理検定(QC検定)の新規導入実績の発表
株式会社小田急ビルサービス様の導入実績をご紹介します。
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識を、筆記試験を通して客観的に評価するものです。2005年12月の第1回試験から受検者は順調に増加し、累計受検申込者数は150万名を超えています。
品質管理と聞くと、製造業を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は近年、サービス業に従事されている受検者の数が飛躍的に伸びているのです。
最近発表された、2020年度からQC検定に取り組まれている小田急ビルサービス様の導入のきっかけなどの概略を次のとおりご紹介します。
■同社におけるQC検定導入のきっかけは、中期的な計画にサービス品質の向上が掲げられ、品質管理を推進する担当が新たに設置されたことでした。 ■今まで品質管理に専門的には携わってこなかった担当者は、まず自己スキルを形成するためには、品質管理の知識が体系立っている「QC検定」の学習が有効であろうと考え、受検に挑みました。 ■この経験を通じて、実際に、QC検定を包括的に品質管理の知識を身に着けられるツールであると評価し、品質管理教育の一環として、社内にQC検定受検を推進しています。 ■現在では品質管理推進部以外でも積極的に受検する動きが生まれ、警備事業部などの現業職場での合格者も輩出している状況です。 ■QC検定を用いた品質管理教育の推進にあたって、同社の菅澤一郎取締役社長様は、「従業員一人ひとりが『お客さま満足の実現』を念頭に日々の業務改善を行うための知識として、QC検定の取得で得られるノウハウは、総合ビルメンテナンス企業の弊社においても有効であると感じている」とし、経営層の理解のもと、積極的にQC検定を活用しています。 |
以上のとおり、当該事例は、製品とは異なる、無形性、生産と消費の同時性、等価性、顧客との共同生産性という特徴をもつ「サービス」にあっても、「QC検定」を有効活用している好例となっています。
詳細は以下のページでご覧いただけます。
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_torikumi_company/
●日本規格協会グループ(JSA)について
1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。
我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。
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