多文化共生ハロハロの変!京都府福知山市から社会のハロハロ(混ぜこぜ)化をめざすフィリピン出身女性が「福知山の変」に登場!
◆明智光秀ゆかりの地を変える“変化人”を応援する「福知山の変」シリーズ第8弾!◆文化や言葉の壁にぶつかった経験から、外国人支援に奮闘するジョセフィン・タニグチさんが登場
「福知山の変」は、広告界で活躍するクリエイターと市役所職員がタッグを組んで、まちの礎を築いた明智光秀を超えていくような挑戦をする人々を紹介する市民参加型のシリーズ企画です。ポスターや新聞全面広告などで福知山の“変化人”たちを広く発信しています。
8人目の変化人は、「カレン」の愛称で親しまれる、多文化コミュニティ・オーガナイザーのジョセフィン・タニグチさん。福知山市に移住した際に文化や言葉の壁にぶつかった経験から、長年にわたり外国人支援にエネルギーを注いでいます。
現在1200人を超える外国人が暮らす福知山市では、多文化共生、つまり今作の見出しにある「全ての人が“混ぜこぜ”になって尊重しあえる世界」のために更なる変化を起こします。カレンさんも参加する市の事業を、フィリピンの言葉で“混ぜこぜ”を意味する“ハロハロ”を用いて今年度から「Hello! ハロハロプロジェクト」と銘打ち、そのキックオフとしてカレンさんの想いを広く伝えるために「福知山の変」の日本語ふりがな版、英語版のポスター2種類を制作しました。
モチーフは“混ぜこぜ”を意味するフィリピンのかき氷・ハロハロ
「福知山の変」ビジュアルの上部は、変化人の頭の中を表しています。カレンさんのモチーフは、多文化共生を象徴する、母国フィリピンの代表的スイーツであるかき氷「ハロハロ」です。ハロハロとはタガログ語で“混ぜこぜ”という意味です。フィリピン特有の食材(ウベ[紫色の山芋]、サゴ[タピオカ]など)とスペイン、アメリカ、日本から伝わった食材(レチェフラン[プリン]、アイスクリーム、氷、小豆)を器に盛り、かき混ぜて食べます。今作は、カレンさんをはじめ市内のフィリピン出身者や生産者の協力のもと、福知山産の食材(丹波くり、いちご、黒豆、小豆、卵、米)も入った、福知山×フィリピンの唯一無二のハロハロになりました。
ハロハロプロジェクト始動!ハロハロ交流会も
この「福知山の変」の発表を「Hello! ハロハロプロジェクト」のキックオフと位置づけ、今後は7月23日(火)「外国人も活躍できるまちづくりセミナー」をはじめ、8月4日(日)「カレンさんとハロハロ交流会」や8月中旬「カレンさん発案!外国人連(踊りグループ)として参加する盆踊り交流会」、勉強会など、精力的に活動を行っていきます。(共催:福知山市、NPO法人京都丹波・丹後ネットワーク)
「福知山の変」その八
「全ての人が“混ぜこぜ”になって尊重しあえる世界に」
福知山には現在1200人を超える外国人が暮らしている。
近年、外国人支援の輪が広がっている中、自身もまた外国人移住者として支援活動を行っているのが、ジョセフィン・タニグチ(通称・カレン)さん。
カレンさんの活動は一言では説明しづらい。
多文化交流イベントの主催から、ビザの手続きサポート、言葉の壁に悩む家族や不登校の子どものケアなど、見えにくい問題一つひとつに向き合っている。
さぞ大変なのでは、という投げかけにも「人を助けるのが私の幸せ」とどこまでも明るい。
そんなカレンさんが紹介してくれたのが、母国フィリピンの代表的スイーツであるハロハロ(かき氷デザート)。
「ハロハロはタガログ語で“混ぜこぜ”という意味。いろんな国の食べ物がミックスされるから、とびきりのおいしさができる。人も文化もきっと同じだと思う」
全ての人が自分らしく輝ける世界を願うカレンさん。
その強い意志が、今日も誰かを救っている。
ジョセフィン・タニグチ
(多文化コミュニティ・オーガナイザー)
調理協力:ヴィヴィアン・ナカイ リサ・エザキ
食材提供:植田農園 奥田農園 グリーンファームソーゴ 小林ふぁ~む THE610BASE 秦栗園(五十音順)
Fukuchiyama Changes vol.8
“I wish for a world where everybody ‘mixes together’ and respects each other.”
Fukuchiyama City is currently home to more than 1,200 foreign residents. The circle of support for foreigners has been expanding in recent years, and Josephine Taniguchi (also known as Karen), who is herself a foreign resident, has been actively involved in support activities. Karen’s activities are difficult to describe briefly. From organizing multicultural exchange events to assisting with visa procedures and caring for families struggling with language barriers and children who have stopped attending school, she handles a wide variety of issues, many of which are difficult to grasp and to resolve. When we asked her how hard this must be for her, she responded cheerfully, “Helping people makes me happy.”
Karen introduced us to Halo-halo, a typical shaved ice dessert in her native country, the Philippines. “Halo-halo means ‘mixed’ in Tagalog. It symbolizes the various culinary influences of many countries in the Philippines. A mixture of different ingredients, it has a wonderful assortment of textures and flavors. I believe the same is also true of people and cultures.” Karen wishes for a world where everybody can shine in their own way. It is her strong will to “save someone every day.”
Josephine Taniguchi
Multicultural Community Organizer
Tranlated by Josephine Taniguchi
福知山の変(Fukuchiyama Changes) is a project to support people who face and take on challenges.
変化人プロフィール&コメント
ジョセフィン・タニグチさん【多文化コミュニティ・オーガナイザー】
Josephine Taniguchi|フィリピン出身、福知山市在住。通称「カレン」。NPO法人京都丹波・丹後ネットワークのフィリピン・コミュニティ・オーガナイザー、Filipino English Teachers in Japan Global京都支部代表、英会話教室Good Life English School主宰。フィリピンのホテルでスーパーバイザーとして勤務後、20年以上前に福知山市に移住。文化や言葉の面で苦労した経験をもとに、日本で暮らす外国人の公的手続きのサポートや外国にルーツのある不登校の子どもや家族のケアなど、長年にわたり支援活動を行う。このほか市内外で英語や異文化を伝える講師活動、2023年には市内で防災シンポジウムのパネリストとして登壇するなど、多文化共生社会の実現に向けて多方面で活動している。
▼ジョセフィン・タニグチさんコメント
I’m working as a volunteer here in Fukuchiyama and Kyoto City, as well as in some other places, with various public and private organizations. One of the participants in one of my volunteer activities under TanTan (Kyoto Tanba Tango Network) was a staff member from the local government promoting the “Fukuchiyama no Hen” project. After a presentation, she approached me and asked for some details about “Halo-Halo.” She told me, “It’s so delicious,” which amazed and made me happy. She then asked me to include it in their project, “Fukuchiyama no Hen.” Through this project, we can share multicultural coexistence and promote “living an easy, peaceful, and comfortable life in the community.”
I am so grateful for being given the opportunity to be a part of this project. It was a valuable experience working with the whole team; your support and collaboration were essential to our success. Heartily, I will continue as a volunteer to share and help the people in the community in my own simple way. From the bottom of my heart, thank you very much.
(以下、日訳)
私はここ福知山市と京都市、他にもいくつかの場所で、様々な公共・民間の団体とボランティア活動をしています。ある時、たんたん(NPO法人京都丹波・丹後ネットワーク)でのボランティア活動にて、参加者の中に「福知山の変」担当の市役所職員がいました。会の終了後、彼女は私の所に来て、ハロハロについて詳しく尋ねてきました。「とてもおいしい」と言われて、驚きましたし、嬉しかったです。そして、「福知山の変」にハロハロ(※混ぜこぜ)を加えてほしい、と私に頼んできたのでした。このプロジェクトを通して、多文化共生を伝えて「地域の中で、気楽に、穏やかに、心地よく暮らすこと」の推進がきっとできるでしょう。
このプロジェクトに参加する機会をいただけて、本当に感謝しています。チーム全員と「福知山の変」を作っていくのは貴重な経験で、皆さんの支援とコラボレーションがあったからこそ成功しました。私はこれからもボランティアとして、心を込めて、自分なりのシンプルな方法で、地域にいる人たちと分かち合って助けていきます。心から、ありがとうございました。
今後の展開
▼福知山市 多文化共生プロジェクト「Hello! ハロハロプロジェクト」
○「カレンさんとハロハロ交流会」 8月4日(日)@THE 610BASEにて開催決定! 詳細は7月上旬に発表します。(福知山の変HP、福知山市公式Instagramと公式X)
○その他のラインナップは、「外国人も活躍できるまちづくりセミナー」7月23日(火)@ハピネスふくちやま、「カレンさん発案!外国人連(踊りグループ)として参加する盆踊り交流会」8月中旬など。随時発表します。
▼展開
○ポスター掲出(順次) 福知山城天守閣/JR福知山駅コンコース北口ビジョン/福知山市立図書館中央館/市民交流プラザふくちやま1Fビジョン/福知山市役所/市内各所など ※B2ポスター掲出先募集
○地元新聞(両丹日日新聞)への全面広告(7月3日付)
「福知山の変」これまでのシリーズ
「福知山の変」とは
福知山市のシティプロモーション企画「福知山の変」は、このまちで挑戦し、まちを変えていく“変化人(へんかびと)”を応援する、市民参加型のシリーズです。挑戦の輪と、それを応援する輪を広げることを目的としています。
変化人と広告界で活躍するクリエイター、市役所職員が協働してビジュアルを創り上げ、ポスターや新聞全面広告などで福知山市の変化人たちを広く紹介しています。
大河ドラマで注目を集めた地元ゆかりの戦国武将・明智光秀から受け継ぐ「まちづくりへの挑戦心=光秀マインド」がテーマの「光秀マインドプロジェクト」Vol.3ならびに市制85周年記念企画として、光秀そっくりさん公募の後、2022年6月2日(本能寺の変から440年)から始動。ステートメントとなる「福知山の変、始まる。」篇と、これまでに8人の変化人を紹介しています。夜の図書館を活用した変化人トークイベント、グッズやふるさと納税にも展開しています。
「福知山の変、始まる。」篇 (2022年)
明智光秀そっくりさんコンテストグランプリ 秋山蒼さん 【福知山公立大学4年生】*当時
その壱「持続可能な音楽との出会いを創りたい」 (2022年)
吉田佐和子さん 【クラリネット奏者/起業家】*当時。現在は演奏活動を休業し、起業家に専念。
その弐「福知山出身を誇りに思えるまちにしたい」 (2022年)
岩城四知さん 【SomAbito代表/キャンプライフクリエイター】
その参「“役に立ちたい”が“やりたい”につながる」 (2023年)
佐々井飛矢文さん 【第七代大江山鬼そば屋 共同店長】
その四「ヒト・モノ・コトをつないで農業をもっと元気にしたい」 (2023年)
小林加奈子さん 【小林ふぁ~む代表】
その五「毛原を千年つづく里にしたい」 (2023年)
水口一也さん 【毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト代表】
その六「六人部で生まれたお酒を届けたい」 (2024年3月)
今川純さん 【東和酒造11代目杜氏】
その七「スポーツを通じて福知山を夢と応援があふれるまちにしたい」(2024年4月)
片野翔大さん 【一般社団法人福知山ユナイテッド代表】
その八「全ての人が“混ぜこぜ”になって尊重しあえる世界に」(2024年7月)
ジョセフィン・タニグチさん 【多文化コミュニティ・オーガナイザー】 *今作
それぞれの詳細は「福知山の変」HPへ
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/promotion/hen.html
「福知山の変」その八 スタッフクレジット
CD・C:佐藤舞葉 AD:古谷萌 撮影:吉良恭蔵 D:吉田由梨 撮影技術:岡本憲一 レタッチャー:桜井素直 ヘアメイク:吉川淳子 調理協力:ヴィヴィアン・ナカイ リサ・エザキ 食材提供:植田農園 奥田農園 グリーンファームソーゴ 小林ふぁ~む THE610BASE 秦栗園(五十音順)
「福知山の変」その八 日本語ふりがな版
「福知山の変」その八 英語版
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