アイシン、2025年度グッドデザイン賞を2つのテーマで受賞
当社は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を、2つのテーマで受賞しました。
■今回の受賞テーマ
①配送管理システムBRIDGES@ny
<応募カテゴリー>
業務用システム・サービス
<概要>
BRIDGES@nyは、物流に関わる荷主・輸送事業者・ドライバーの配送管理業務をサポートするクラウド型の配送管理システムです。物流業界における人手不足、非効率運行、属人化などの社会課題解決をめざし、物流プロセス全体で、輸送コスト低減、輸送品質向上、労働環境改善を支援します。
<評価コメント>
慢性的な人手不足や非効率運行、属人化といった物流業界の課題に対し、荷主・輸送事業者・ドライバーを共通基盤で結ぶ点に本サービスの価値がある。カーナビ技術を応用した高精度な到着予測やトラック専用ルート生成により、計画立案の実効性を高めるとともに、異常時のリカバリーや関係者間のリアルタイム共有が業務の信頼性を向上させている。地点カルテや災害時専用モードなど独自機能は、現場の声を反映した設計であり、ドライバーの安全確保や業務効率改善に大きく寄与する。属人化を解消し、経験の浅い人材でも安心して業務に従事できるUIも秀逸である。実証実験から大手企業への導入実績まで一貫して磨き上げられた成果は、物流の持続可能性を支える新しい基盤を提示しており、今後の法改正や社会的要請にも柔軟に対応できる点を高く評価した。
<関連リンク>
・グッドデザイン賞 BRIDGES@ny(公益財団法人日本デザイン振興会のサイトにリンクします)

②道路維持管理支援サービスみちログ
<応募カテゴリー>
業務用システム・サービス
<概要>
みちログは、道路維持管理を支援するDXクラウドサービスです。地域を走行するさまざまな車両に搭載したカメラ画像から穴やひび割れなどの道路の異常・劣化をAI解析で発見。マップ上に記録し、迅速な補修対応と長期的な補修計画をサポートします。道路の異常に加え、道路周辺のモノの記録や特定地点管理にも活用でき、安心安全な移動とまちづくりに貢献します。
<評価コメント>
人口減少や人手不足を背景に、自治体における道路維持管理は網羅的な点検と迅速な補修が求められる一方、従来の目視や紙地図による管理は大きな負担となっていた。本サービスは専用車載器とAI解析を組み合わせ、道路異常を効率的かつ高精度に検知し、補修計画や報告作成まで一気通貫で支援する点が高く評価できる。既存の業務車両をそのまま活用できる仕組みは導入障壁を大きく下げ、協力企業とのインセンティブ設計により地域全体を巻き込んだエコシステムを形成している。さらにスマートフォンから誰でも簡単に異常を通報し自動反映される仕組みや、特定地点観測など幅広い見守り機能を備え、自治体や地域企業、住民が参加できる基盤となっている。海外展開も進められており、社会インフラ維持の新しいスタンダードとなる可能性を示す優れたDXデザインである。
<関連リンク>
・グッドデザイン賞 みちログ(公益財団法人日本デザイン振興会のサイトにリンクします)

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