フジクラの情報通信事業部門が2025年度「ポーター賞」を受賞

~価格競争と一線を画す、独自の製品・製造技術に基づいた高付加価値戦略を評価~

フジクラ

 株式会社フジクラ(取締役社長CEO:岡田直樹)の情報通信事業部門は、独自性のある優れた戦略を実践している日本の企業や事業を表彰する「ポーター賞」を受賞しました。

  フジクラの戦略が評価され「ポーター賞」を受賞するのは、今回が初めてです。

【ポーター賞について】

 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻が主催するポーター賞は、日本企業の競争力向上を目的に2001年7月に創設され、今年で25回目です。

 製品、プロセス、経営手腕においてイノベーションを起こし、これを土台として独自性がある戦略を実行し、その結果として、業界において高い収益性を達成・維持している企業が表彰の対象で、名前は、ハーバード大学のマイケルE.ポーター名誉教授に由来しています。

【フジクラ情報通信事業部門の受賞理由について】

 受賞理由には、「戦略の特長は、独自の製品・製造技術に基づいた高付加価値領域の創造と特化にある。同社は、日本における光ファイバ市場の飽和を機に、従来からの構造(スロット型、ルーズチューブ型)の光ケーブルの生産・販売から完全に撤退。自社開発した間欠固定型リボンファイバを用いた光ファイバケーブルに特化、ターゲット市場も日本から海外へとシフトした。この新しい構造は、超多心、細径高密度、軽量であり、従来品と比較して製造費用が大幅に低減できるだけでなく、顧客の施工費用の低減も可能。同社は、光ファイバ素線、光部品・コンポーネント、融着接続機、光応用製品などの関連製品を全て提供しており、これが、新しい構造の光ファイバケーブルの特長を実現する事と、その優位性を確保することに貢献している。また、販売においては、顧客側の総費用低減を訴求し、それが生み出す価値に見合う価格を得られるような販売活動を直営の販売会社で行っている。販売会社は、ケーブルだけでなく部品や機械、敷設工事への助言やサービスまで対応することによって配線ソリューションを提供することができる。海外としたターゲット市場は、米国のハイパースケール・データセンター市場における浸透に成功、欧州においても大手通信キャリアや鉄道市場を中心に浸透が進んでいる。

 安価を強みとする光ファイバ、ケーブルメーカーとの価格競争と一線を画しており、業界比高い収益性を実現している」とのコメントをいただきました。

ポーター賞URL:https://www.porterprize.org/index.html

 今回の受賞を受け、フジクラ取締役社長CEOの岡田直樹が2025年12月2日に一橋講堂で開催される「ポーター賞 競争力 カンファレンス2025」に出席し、受賞した競争戦略の魅力を説明します。

 

  是非、会場にお越しください。

ポーター賞 競争力 カンファレンス2025

価値創造のロジック

主  催:一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻

     <一橋ICS>

共  済:一般社団法人 一橋大学知識共創機構

日  時:2025年12月2日(火)15時から

場  所:一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)

参加登録:https://www.ics.hub.hit-u.ac.jp/porter-prize-2025

 

※後日、ポーター賞ウェブサイトからも録画(日本語版/英語版)をご覧いただけます。

 フジクラは国内外で整備が進むデジタル社会の構築に向け、今後も、“つなぐ”テクノロジー™を通じた顧客の価値創造と社会に貢献していきます。

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会社概要

株式会社フジクラ

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URL
https://www.fujikura.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都江東区木場1-5-1
電話番号
03-5606-1030
代表者名
岡田 直樹
上場
東証1部
資本金
530億円
設立
1910年03月