ジョリーグッド、360度映像からショート動画を生成するマイクロ研修DX「リールチェック」を開発

〜指導者不足・早期離職を抱える実証パートナー企業・教育機関を募集〜

株式会社ジョリーグッド

医療・福祉分野を中心に高精度VRソリューションを展開する株式会社ジョリーグッド(本社:東京都中央区、代表取締役:上路健介)は、仕事現場の360度動画から複数の学習テーマを自動生成し、真の個別最適化学習を実現する画期的な教育研修ソリューション「リールチェック」(以下、本システム)を開発したことを発表いたします。この度、本サービスの実証実験に参加いただける医療教育機関や製造業をはじめとする多業種のパートナー企業・団体を募集いたします。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

➡ [公式サイトリンク]

■ リールチェックとは

「リールチェック」は、InstagramやTikTokなどで普及している短尺動画フォーマット「リール(Reels)」の業務の教育ポイント動画を短時間で視聴することで、人材育成DXを実現するサービスです。

本システムは、職場や作業現場を360度カメラで撮影したVR映像をAIが分析し、スタッフの配置、機器の操作方法、作業動線など複数の学習ポイントを自動抽出。
それらを学習テーマごとに、スマートフォンで視聴しやすい縦長の1分〜3分程度のショート動画(リール)に編集して提供する次世代型教育研修プラットフォームです。


従来の長時間研修動画と異なり、今日学ぶべき学習ポイントを自分のスマートフォンで簡単にショート動画視聴するだけで、効率的な超短時間スピード実習を実現します。

■ 若年層を中心にショート動画視聴が急増

現代の若年層のインプットは、ショート動画へシフトしています。この時代の潮流と、拡大を続けるマイクロラーニング市場のポテンシャルに着目し、「リールチェック」を開発しました。
「リールチェック」は、以下の3つの巨大な成長市場がダイナミックに交差する、絶好のポジションに立脚しています。

  • ショート動画市場:CAGR 9.80%で成長、2029年には28.9億ドル規模に

  • マイクロラーニング市場:CAGR 13.13%で成長、2029年には48.7億ドル規模に

  • VR研修市場:CAGR 18.2%で成長、2032年には655億ドル規模に

この3つの市場トレンドを組み合わせることで、革新的かつ高効率な教育ソリューションを提供できます。

■ 深刻化する社会課題

日本の産業界は、深刻な人材育成の危機に直面しています。
厚生労働省の調査によると、若年層の3年以内離職率は製造業で約30%、サービス業では50%を超え、その主な理由は「技術習得の困難さ」と「適切な指導者の不在」です。

この早期離職と人材育成失敗による経済損失は年間約1.2兆円に達し、特に中小企業では指導者不足による技術伝承の断絶が人手不足倒産の主要因となっています。
さらに、熟練技術者の大量退職時代を迎え、今後5年間で約350万人の技術・ノウハウが失われる危険性があります。

■ リールチェックの革新性

「リールチェック」最大の特徴は、業務現場の360度映像から、複数の学習テーマを自動生成できる点にあります。(特許申請中)
 人間の有効視野(高精度に情報処理できる範囲)が水平30度・垂直20度程度であるのに対し、360度映像は全方向の情報を記録するため、情報量は人間の視野の約12倍に達します。この圧倒的な情報量を、ジョリーグッド独自の行動解析AIが分析し、様々な学習ポイントを抽出します。

■ 現場の360度映像からAIが抽出する学習ポイント(例)

分類

医療(手術室・救急)

製造業(工場)

安全管理

・針刺し事故防止の手順

・感染制御の要点

・ME機器の安全確認

・機械操作時の安全姿勢

・危険予知トレーニング

・保護具の正しい装着

技術習得

・縫合の最適な角度と力加減

・効率的な気管挿管手法

・エコーガイド下穿刺のコツ

・精密部品の取り付け方

・溶接の適切な角度

・検査時の視点移動パターン

チームワーク

・クリティカル場面の情報共有

・指示出し・確認の連携

・多職種間の役割分担

・ライン作業の連携ポイント

・トラブル時の報告系統

・シフト交代時の引継ぎ

以上対応

・術中出血時の対処手順

・急変時のアクションプラン

・医療機器トラブル対応

・設備異常の早期発見サイン

・不良品発生時の対応

・ラインストップ判断基準

効率化

・器具の効率的な受け渡し

・準備から片付けまでの動線

・時間短縮のための手順簡略化

・段取り替え最適手順

・ムダな動きの削減

・道具配置の最適化

品質管理

・無菌操作のチェックポイント

・記録の正確性担保

・患者確認の徹底ポイント

・検品の重要ポイント

・データ入力の精度向上

・規格内製品の判断基準

コミュニケーション

・患者への適切な説明方法

・ストレス下での明確な指示

・困難事例の相談タイミング

・シフト引継ぎの要点

・トラブル報告の的確な表現

・多国籍チームでの伝達方法

環境管理

・器材の適正配置

・室温・湿度の最適管理

・清潔区域の維持方法

・5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の実践

・騒音対策の工夫

・省エネ行動の徹底

■ JOLLYGOOD+との相互補完で完全サイクルを実現

リールチェックは当社のVR教育プラットフォーム「JOLLYGOOD+」と完全連携する設計になっており、両サービスの組み合わせにより、教育効果の飛躍的向上が期待されます。
リールチェックで基礎を学んだ後、JOLLYGOOD+のVR環境で実践練習を行うという段階的な学習サイクルが、知識の定着と実践力強化を実現します。

■ 360度現場映像から生成されたリール動画をご紹介

■ 個別最適化学習を実現する技術的優位性

教育現場では学習者の理解度や属性に応じた「個別最適化学習」の重要性が叫ばれていますが、多様化する特性に応じた無数のカリキュラムを人力で用意することは、コストと時間の面で事実上不可能でした。

​​「リールチェック」は、この壁を360度映像の圧倒的情報量とAI解析によって突破します。たった一つの360度映像から、無限とも言える視点と学習テーマを自動抽出することが可能になり、学習者一人ひとりの特性や理解度に合わせた教材を瞬時に生成します。

<個別最適化学習における技術的優位性>

  1. 360度映像の圧倒的情報量
    人間の有効視野と比較して約12倍の情報量を持つ360度映像から、学習素材を抽出可能

  2. 視聴行動解析AIの専門性
    ジョリーグッドが長年培ってきた視聴行動解析AIが、学習者の視線パターン、停留点、理解度を分析し、最適な学習パスを自動設計

  3. 特許取得済みの個別最適化技術
    ユーザーの反応に基づいてコンテンツを再編成する特許取得済みの技術により、学習効果を最大化

■ 期待される社会的インパクト

リールチェックの導入により、以下の社会的・経済的効果が期待できます。

  1. 早期離職率の削減: 類似技術を用いた予備実験では離職率が最大40%減少

  2. 技術伝承の加速: 熟練者1人の技術を多数の従業員に同時伝承可能

  3. 研修コストの削減:従来型OJTと比較して研修コストの大幅削減

  4. 指導者負担の軽減: 指導時間削減による生産性向上と働き方改革への貢献

  5. 真の個別最適化: 学習者一人ひとりに最適な学習パスを自動生成

■ サービス構成

リールチェックは以下の3つの要素で構成されています

  1. 360度映像記録システム:現場の様子を高精度に記録するための専用カメラとガイドライン

  2. AIテーマジェネレーター:撮影した360度映像から学習テーマを自動抽出するAIエンジン

  3. リールチェック学習プラットフォーム:生成されたショート動画を視聴・管理できるWebプラットフォーム

■ 実証実験パートナー募集

ジョリーグッドでは、「リールチェック」の効果検証と実用化に向けて、以下の分野での実証実験パートナーを募集しています。

実証実験パートナー企業様とは、両者のリソースを持ち寄り、未来の人材育成モデルを共に創造する「価値共創型パートナーシップ」として進めさせていただきます。詳しくは公式サイトをご覧ください。

  1. 医療教育機関:看護、介護、リハビリテーション等の実践的技能習得

  2. 製造業:技能伝承、安全教育、品質管理など

  3. 建設業:施工技術、安全管理、検査業務など

  4. サービス業:接客スキル、オペレーション習得など

  5. 研修企業:企業向け研修プログラムでの活用

■ 上路健介代表取締役コメント

SNSのショート動画で情報を得ることが当たり前になった現代において、企業研修も変革が必要です。
リールチェックは、360度映像の情報量の多さと、AIによる的確なポイント抽出を組み合わせ、スマートフォンで手軽に学べるショート動画形式で提供します。
さらに当社のVRプラットフォーム『JOLLYGOOD+』と連携することで、『見て学ぶ』と『体験して習得する』を一体化した完全な学習サイクルを実現します。
医療VRで培った技術をあらゆる職場の学びに拡張し、社会全体のスキル向上に貢献していきます。


【株式会社ジョリーグッドについて】

株式会社ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、AIによる医療福祉向けサービスを開発するクリエイティブテクノロジーカンパニーです。
今後は医療福祉だけでなく、製造業、建築、物流、小売、飲食業などの人手不足、指導者不足にも貢献できるよう、各業界での事業パートナーさまを募集しています。DX導入や新事業としてのAI、XR展開をご検討の方はお気軽にご相談ください。

https://jollygood.co.jp

お問い合わせ先

ジョリーグッド株式会社 広報部:五十嵐
TEL:080-3552-3345
takayuki.igarashi@jollygood.co.jp

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会社概要

株式会社ジョリーグッド

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URL
http://jollygood.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋富沢町10-13 WORK EDITION NIHONBASHI 701
電話番号
03-4455-2694
代表者名
上路健介
上場
未上場
資本金
5億円
設立
2014年05月