ランサムウェアの脅威に対抗するサイバーレジリエンスソリューションを拡充し、提供開始

被害からのデータ回復、人財育成、クラウドセキュリティ強化の3つの面でサービスのラインアップを強化

株式会社日立ソリューションズ

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、猛威をふるうランサムウェアに包括的に対応できるよう、企業の情報資産やサプライチェーン全体を守り、事業継続を支える「サイバーレジリエンスソリューション」を拡充します。
 ランサムウェアに代表されるサイバー攻撃の手口は高度化・巧妙化しています。事業継続に大きな影響を及ぼす事例も出ており、企業は感染予防だけではなく、事業継続の観点で対策していくことが必要不可欠となっています。
 そこで日立ソリューションズは、重要性が高まっている被害からの回復支援を目的に、「データ回復ソリューション」を12月22日より提供開始します。サイバーセキュリティに関する専門知識や高度なスキルを持つ技術者がバックアップの適切な取得とデータ保護をコンサルティングから支援する点が特長で、お客様の業務やシステムに適したバックアップの設計、構築、監視運用、インシデントからの復旧までワンストップで対応します。
 そのほか、BCPやインシデント対応のための人財を育成する教育サービスや、クラウドセキュリティ強化のためのアセスメントを行うサービスも同日に提供開始します。既に提供しているSaaSセキュリティポスチャマネジメントを実現するサービス「AppOmni」も本ソリューションに追加します。
 サイバーレジリエンスソリューションは、セキュリティの国際標準でNIST(米国国立標準技術研究所)が必要な能力として定義した「予測」「抵抗」「回復」「適応」の能力を高めるものです。日立ソリューションズは今後も、レジリエンス経営強化を支援し、2024年度にサイバーレジリエンス事業で売上300億円をめざします。

図:ランサムウェアの脅威に対抗するサイバーレジリエンスソリューション図:ランサムウェアの脅威に対抗するサイバーレジリエンスソリューション


■背景
 企業を狙うサイバー攻撃は高度化・巧妙化し、被害がサプライチェーン全体に広がるなど、局所にとどまらない事態となっています。バックアップも標的となりデータ復旧手段を失うなど、事業に深刻な影響を及ぼす事例も後を絶ちません。サイバー攻撃を完全に防御することは難しく、リスクとの共存が避けられない時代に変化しています。
 企業のサイバーセキュリティに対する認識も変化し、ITも含めた事業全体を対象にして、サイバー攻撃などの有事に備えた自社のセキュリティ対策状況の点検やBCPの見直しが始まっています。人財育成などの長期的な取り組みから、被害からの復旧・復元対策など対応能力の強化など短期的な取り組みまでさまざまな相談が増えています。
 日立ソリューションズは、サイバー攻撃の被害を最小限に留め、事業継続を実現する新しい視点でのセキュリティ対策「サイバーレジリエンス」のソリューション提供を進めています。今回、「回復」「適応」を中心とした対応能力に関する需要が高まっていることから、それらを強化するサービス群を提供開始します。

■ 今回拡充するサイバーレジリエンスソリューションについて
1. 【回復力強化】ランサムウェア感染に対抗し、バックアップを保護する「データ回復ソリューション」

  サイバー攻撃対策を前提としたバックアップは、災害対策を前提としたバックアップとは異なり、厳重な多世代でのデータ保護が欠かせません。日立ソリューションズは、お客様の業務に適した形で、本番環境との通信を最小限に抑えた安全な環境で、複数世代でのバックアップを実現します。多数のEDR(Endpoint Detection and Response)製品に対応し、お客様にとって業務負担の大きい日々の運用監視も代行します。インシデント発生時には、ファイル単位での被害範囲特定や汚染のないバックアップデータの迅速な検証を行います。

図:「データ回復ソリューション」の提供イメージ図:「データ回復ソリューション」の提供イメージ


2. 【適応力強化】企業内のサイバーレジリエンス人財の育成を支援する「サイバーレジリエンス教育」
  情報システムやセキュリティ組織の責任者・担当者向けに、サイバーレジリエンスの基礎力(サイバー攻撃対策、CSIRT基礎、インシデント対応など)を高める教育サービスです。日立ソリューションズ・クリエイトが提供する「サイバーセキュリティトレーニング」を活用し、企業内のサイバーレジリエンス人財の育成を支援します。

3. 【予測力強化】クラウド利用環境のセキュリティリスクを可視化し、対策強化を支援する「セキュリティリスクアセスメントサービス」
  ユーザーのユーザーの利用状況や脅威検知状況といったログ情報を元にしたリスク分析とレポートサービスを提供します。製品に精通したエンジニアによるリスク軽減策や設定チューニングの提案で、企業側は適切なポリシーに基づいてセキュアなクラウド利用を実現できます。

4. 【予測力強化】SaaSテナントからの情報漏洩を防止し、SaaSセキュリティポスチャマネジメントを実現するサービス「AppOmni」
  Microsoft 365やSalesforceなど主要なSaaSのセキュリティ管理不備を監視・是正することで、SaaSからの情報漏洩を足掛かりとしたサイバー攻撃のリスクを軽減します。多数の項目での精緻な自動診断と不正アクセスの検出により、SaaSの安心・安全な利用を実現できます。

■ 提供開始時期
  2022年12月22日

■ 価格
  個別見積

■ 日立ソリューションズのセキュリティ事業について
  日立ソリューションズは20年以上、社会を支える重要インフラやさまざまな企業のセキュリティ対策を支援し、お客様の課題に合わせたソリューションを提供してきました。その分野は、情報セキュリティ、制御セキュリティ、クラウドサービス、IoTと多岐にわたります。ホワイトハッカーを擁するセキュリティエキスパートが高度な知識や技術を活用し、コンサルティングからシステム構築、運用・保守、インシデント対応まで、包括的にサポートしてきました。これらのノウハウを基に、サイバー攻撃の侵入・被害を前提として、サイバー攻撃の被害を最小限に留め、事業継続を実現する新しい視点でのセキュリティ対策「サイバーレジリエンス」をはじめとしたソリューションで、企業のセキュリティ対策をトータルで支援します。

■ 「サイバーレジリエンスソリューション」のホームページ
   URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/security/sp/solution/task/cyber_resilience.html

■ 「データ回復ソリューション」のホームページ
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/security/sp/solution/task/data_recovery.html

■ 「サイバーレジリエンス教育」のホームページ
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/security/sp/solution/task/cyber_resilience.html#ttl04

■ 「セキュリティリスクアセスメントサービス」のホームページ
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/netskope/#security_risk
 
■ SaaSセキュリティポスチャマネジメントを実現するサービス「AppOmni」のホームページ
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/appomni/
 
■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
  URL:https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
 

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会社概要

URL
https://www.hitachi-solutions.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川4ー12ー7 日立ソリューションズタワー
電話番号
03-5780-2111
代表者名
山本二雄
上場
未上場
資本金
200億円
設立
1970年09月