オートロック付きのJKK住宅で「置き配サービス」をスタート

再配達やCO₂排出量の削減に貢献し、社会課題の解決に寄与

JKK東京（東京都住宅供給公社）

2024年6月25日 14時00分

　ＪＫＫ東京（東京都住宅供給公社：東京都渋谷区、理事長：中井敬三、以下「ＪＫＫ」）は、お住まいの方の利便性向上や再配達削減を目的として、オートロック付きのエントランスがあるＪＫＫ住宅※において、株式会社ライナフ（本社：東京都文京区、代表取締役：滝沢潔、以下「ライナフ」）が提供する置き配サービス「スマート置き配」を導入します。　　　

　本サービスの導入により、再配達削減によるＣＯ₂排出量削減といった社会課題の解決にも貢献してまいります。　

　※ JKKが建設・管理する一般賃貸住宅

１　背景

　インターネットの利便性向上により、インターネット通販等のＥＣ（電子商取引）の利用が拡大する中、ライフスタイルの多様化により、置き配等による荷物の非対面受取ニーズが高まっています。

　一方で、オートロックエントランスのあるＪＫＫ住宅では、セキュリティ確保の問題からこれまで置き配の利用が難しく、宅配ボックスが設置されている住宅においても、数に限りがあることから、満杯時には使用できず再配達になるといった課題がありました。

　こうした課題を解決するため、ＪＫＫはオートロックエントランスのあるＪＫＫ住宅に、ライナフが提供する本サービスを導入し、置き配への対応を実現することとしました。

２　置き配サービス「スマート置き配」の概要

　置き配サービスとは、住宅エントランスのオートロック自動ドアに専用機器を設置（デジタル化）することで、認証された配達員がオートロックを解錠し、住戸の玄関前に荷物を配達（置き配）するサービスです。

　これにより、各種ＥＣ（通販）サイトで置き配を指定した場合、不在時でも荷物の受取が容易となります。

[スマート置き配の仕組み]

①お住まいの方（受け取り主）がＥＣサイトで置き配を指定

②商品の発送

③システム認証で配達員に鍵の一時的な解錠権限を付与

④オートロックを解錠し、解錠履歴を記録

⑤配達員がエントランスを通過し、玄関前に置き配をし、配達完了

３　サービス導入時期

　令和６年６月以降、順次スマートロックの設置工事を実施し、工事完了後、サービスを導入します。

４　サービス導入予定の対象住宅

　以下６住宅（計1,644戸）のＪＫＫ住宅において、６月以降順次試験的に導入します。その後、お住まいの方向けにアンケート等を行い、効果検証を実施した後、対象住宅の拡大を検討します。

住宅名	所在地	管理戸数
コーシャタワー佃	中央区佃２－２－11	425戸
トミンタワー東雲	江東区東雲２－７－５	336戸
カーメスト大蔵の杜	世田谷区大蔵３－１－５ほか	381戸
コーシャハイム中村北	練馬区中村北２－２－６	89戸
コーシャハイム北千住	足立区日ノ出町26－１	189戸
コーシャタワー小松川	江戸川区小松川１－２－３	224戸