南部建設が実現する、相場より1万円高くても1カ月で満室のスマートホーム戦略

スマートホームを標準搭載した賃貸物件「Neo Smart古川橋」で実現した、賃貸住宅の未来

株式会社アクセルラボ

総合建設事業を展開する南部建設株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:南部 髙志、以下 南部建設)は、株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区、代表取締役:小暮 学、以下 当社)が提供する集合住宅向けIoTプラットフォーム「SpaceCorePro(スペースコア・プロ)」(https://space-core.jp/pro/)を導入し、周辺相場を上回る家賃設定にもかかわらず、募集開始から約1カ月で全室満室を実現しました。2026年に創業100年を迎える同社は、長年の経験で培った確かな技術力と、時代に合わせた柔軟な事業展開で、独自の価値創造を追求しています。本事例では、賃貸住宅市場の競争が激化する現代において、同社が「住まいの未来」を見据えた戦略として、いかにしてテクノロジーを組み込み、物件の付加価値と収益性を向上させたのか、その取り組みについて探ります。

◆賃貸市場の課題に挑む「実験的」な物件開発

「Neo Smart古川橋」は、南部建設が自社で保有・運営する、木造3階建ての賃貸物件です。長年の経験から賃貸市場の現状を熟知する南部建設は、供給過剰による価格競争や、築古物件の陳腐化といった課題を克服するため、この物件を単なる収益事業としてではなく、将来に向け実験的な要素を数多く取り入れ、さまざまな新しい技術や構法を積極的に採用しました。

特にこだわったのが、現代のニーズに応える住空間の実現です。木骨ラーメン構法「SE構法」を採用することで、木造ながらも高い耐震性を確保し、同時に開放的な室内空間を創出しました。また、屋根と外壁には紫外線を99.7%カットする遮熱材「リフレクティックス」を使用するなど、断熱性や省エネ性能にも配慮し、快適性を追求しています。これらの取り組みは、将来を見据えた物件企画の一環であり、単なるコスト削減ではなく、入居者とオーナー双方に長期的なメリットを提供することを目指しています。

◆「将来性」を見据えた、テクノロジーへの戦略的投資

南部建設が賃貸事業において直面していたのは、「設備が数年後に陳腐化してしまう」という業界共通の課題でした。株式会社不動産企画経営研究所の浅野雅義氏は、賃貸物件を長期的に競争力のある状態に保つには、目先の流行に左右されない、数年後、さらには十数年先を見据えた設備投資が不可欠であると指摘します。

複数のスマートホームサービスを比較検討した結果、南部建設は「SpaceCore Pro」の導入を決定しました。その決め手となったのは、単なる後付け機器の提供に留まらない、賃貸物件に特化したトータルソリューションとしての価値でした。特に、後からの導入が難しい顔認証オートロックシステムなどを企画段階から組み込むことで、他物件との圧倒的な差別化を図れる点に魅力を感じたといいます。また、賃貸事業における豊富な導入実績と、家賃アップ事例の情報が豊富だったことも、導入を後押ししました。

◆周辺相場を上回る家賃設定でも、1カ月で全室満室に

「Neo Smart古川橋」は、2025年6月の完成後、周辺の比較的新しい木造物件と比較して1万円高い家賃設定で募集を開始しました。この強気の価格設定にもかかわらず、募集開始からわずか1カ月で全8戸が満室になるという驚異的な成果を達成しました。

図:不動産企画経営研究所・浅野氏作成の家賃ポジショニングマップ
同条件の物件と比べて1万円ほど賃料が高く、RC造の物件と同等かそれ以上の賃料水準を実現しています。

入居者へのアンケートでは、「設備やグレードの高さ」を評価する声が多数寄せられました。これは、スマートホームが物件全体の付加価値を高め、新しいものに抵抗感のない20代・30代の若い世代に響いた可能性を示しています。

◆「便利さ」と「競争力」を両立させるテクノロジー

導入初期は、スマートホームに苦手意識があったという営業担当の野原さんご自身も、「SpaceCore Pro」を実際に使用するうちに、その便利さを実感したと語ります。遠隔での温度チェックや施錠管理など、日々のモデルルームの管理業務が劇的に効率化されました。

「SpaceCore Pro」の導入は、初期コストはかかるものの、ランニングコストは抑えられ、物件の収益性を高めるだけでなく、賃貸住宅としての競争力を向上させる有効な手段であると認識を新たにしています。

◆100年企業が描く、不動産事業の未来

南部建設は、創業から一貫して「優良な建物の供給」を追求してきました。安価な物件が市場に溢れる現状に警鐘を鳴らし、「過去の物件と競合しないような商品づくり」を今後の事業戦略の核に据えています。

南部社長は「賃貸市場は厳しい環境にありますが、質の高い物件を供給し、早期に収益を確保できるモデルを確立することで、お客様に安定した経営を提案していきたい」と語ります。今後は、アクセルラボと連携し、関西圏におけるスマートホームの普及と、それに伴う賃貸物件の価値向上を目指し、挑戦を続けていきます。

◆南部建設が開催する、本事例物件「Neo Smart古川橋」内覧会のお知らせ

本プレスリリースでご紹介した賃貸物件「Neo Smart古川橋」は、南部建設株式会社が実際の建物をご覧いただける内覧会を随時開催しております。

築年数の経過に伴う修繕費の増加や、家賃低下にお悩みのオーナー様へ。本物件で採用された「SE工法」や「遮熱材」、そして「スマートホーム」がどのようにして物件の付加価値を高め、高収益・高稼働を実現したのか。実際の空間を体感いただきながら、具体的な事例や導入効果についてご説明します。

  • 開催日時:随時開催(予約制)

  • 場所:大阪府門真市「Neo Smart古川橋」

  • 参加対象:築20年以上の木造アパートをご所有のオーナー様

  • 参加費:無料

詳細・ご予約はこちら:https://neosmart.nambu.co.jp/

◆SpaceCorePro(スペースコア・プロ)とは

SpaceCorePro URL:https://space-core.jp/pro/
SpaceCoreスマートホームデバイス一覧 URL:https://space-core.jp/device/

「SpaceCorePro」は、スマートホーム機能・スマート管理機能・リレーション機能の3つを通じて、賃貸物件のバリューアップと業務効率化を同時に実現する集合住宅向けIoTプラットフォームです。入居者は、スマートフォンアプリで家電を操作できる快適な暮らしを実現し、管理者は防犯カメラや顔認証インターホンを活用して、物件の管理効率を高めることができます。さらに、チャットや通知機能などで入居者とのコミュニケーションも円滑に行えます。

これにより、家賃アップや空室対策といった収益面の向上に加え、契約書類管理や鍵管理など、日常業務の省力化・コスト削減にも貢献します。

◆株式会社ACCEL LAB 会社概要

本社   :〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-8-1新宿ビルディング5階

代表者  :代表取締役 小暮 学

設立   :2017年7月

URL   :https://accel-lab.com

事業   :IoTエンジン「alie+」の企画・開発・運営・提供

      スマートホームサービス「SpaceCore」の企画・開発・運営・提供

      IoTデバイスの導入支援、設置工事及びテクニカルサポート請負

◆南部建設株式会社 会社概要

本社   :〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋4丁目9番14号

代表者  :代表取締役 南部 髙志

創業   :大正15年3月

URL   :https://www.nambu.co.jp/

事業   :総合建築業(増改築工事および建築全般)

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社アクセルラボ

30フォロワー

RSS
URL
http://accel-lab.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-8-1 新宿ビルディング5階
電話番号
-
代表者名
小暮学
上場
未上場
資本金
35億1000万円
設立
2017年07月