中外製薬の支援により、オンラインでカンボジア向けチーム医療ワークショップを開催
ジャパンハート活動拠点の医療関係者を対象に、 二回目となるワークショップが実現
特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長:吉岡春菜、以下、ジャパンハート)は 、中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:奥田 修、以下、中外製薬)のご協力により、カンボジアの活動拠点病院に勤める医療関係者を対象としたチーム医療を推進するためのワークショップを開催しました。
ジャパンハートは、2004年に日本発祥の国際NGOとして「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動を開始して以来、これまで、日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどのアジア諸国において医療支援を実施して参りました。カンボジアでは自前の病院、ジャパンハートこども医療センターを運営し、幅広い疾患を無償で治療しています。医療者、非医療者問わず様々な職種の日本人とカンボジア人からなるスタッフによって支えられる同医療センターでは、ミスコミュニケーションが患者の命に直結する現場でありながら、職種の違いだけではなく、言葉も大きな壁となり、コミュニケーションの難しさが課題となっていました。
そこで昨年、中外製薬のチーム医療を推進するためのワークショップを通じ、それぞれが感じる課題解決に向けての行動の仕方、相手への伝え方など、日々の業務はもちろん日常生活の中で取り入れられるコミュニケーションスキルを学ぶことができました。
その後、新型コロナウイルスが世界的に流行した1年間で、カンボジアにおける活動地では、昨年を上回る外来診療者数に加え、治療する疾患の重症度も上がりました。緊張感の高い環境で感染対策を行いながら、徐々に活動の規模が拡大している医療現場のリーダー層のスタッフには、チームを引っ張っていくスキルとそのための効果的なコミュニケーション能力がこれまで以上に求められるようになっていました。
今年は、昨年実施した前回学んだコミュニケーションスキルを実践してきた経験を振り返り学びを深めると同時に、さらに応用として「効果的なフィードバックと傾聴」というテーマでフォローアップワークショップを実施していただきました。それぞれ、医師や看護師、助産師をはじめとする医療者に加え、事務スタッフなど、計17名がこのワークショップに参加しました。
医療現場で活躍するリーダーが、日頃どのような考えに基づいて行動しチーム作りをするべきか、どういう伝え方をすれば同僚や後輩のパフォーマンスを上げられるリーダーになれるか等を実践的な演習を行いながら、学ぶ時間となりました。
中外製薬 上席執行役員 渉外調査部、グローバルヘルスポリシー担当の河野 圭志氏は、「昨年はCOVID-19が広がり、渡航制限がかかる直前に、何とか現地を訪問してチーム医療推進ワークショップを対面形式で実施することができました。今年のフォローアップ研修はやむを得ずオンラインでの開催となりましたが、現地の病院の方々と講師の先生の多大なご協力により、無事実施することが出来ました。昨年の研修で医療の現場で働いている方々のコミュニケーションに関するニーズを詳しく勉強させていただいたので、今年の研修はより実践的ですぐに役立てることができる内容を盛り込むことができました。今後もひとつひとつ違う現場のニーズを第一に考え、医療の持続的向上に役立つ活動を続けていきたいと思います」と語っています。
ジャパンハート理事長の吉岡春菜は、「この度はオンラインでのフォローアップ研修を実施いただきありがとうございます。 初回のワークショップ以後、小児がんで手術や集中治療を必要とするこどもの入院数が劇的に増加しており、スタッフ間で濃密なコミュニケーションを迫られる場面がたくさんありました。そのような中で、何に注意をしてコミュニケーションをとるべきか、相手への効果的なフィードバックと傾聴の大切さを感じ、大いに学ぶことができたのではないかと思います。皆さまから学んだスキルを今後も実践で生かし続け、患者さんによりよい医療を届けていきたいと思います」と語っています。
中外製薬の長きにわたるチーム医療に関するノウハウを、カンボジアのジャパンハートこども医療センターのスタッフに提供頂きました。チーム医療は短期間で作り上げられるものではなく、継続的な実践を通して身に着けていく必要があるために時間がかかります。中外製薬により継続して学ぶ機会を提供いただけたことで、今後も引き続き現場スタッフのモチベーションを保ってコミュニケーションスキルを長期で実践していくことが可能になりました。この度の取り組みにより、チーム医療を推進していくことで持続的な開発目標(SDGs)の「目標3すべての人に健康と福祉」に取り組む、カンボジアにおける活動のために大きな力となりました。
【中外製薬株式会社】https://www.chugai-pharm.co.jp/
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/】
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動しており、日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどアジア諸国において無償で子どもの診療・手術を実施しその数は年間約34,000件に上ります。
東日本大震災では450人を超える医療従事者を現地に派遣しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による医療崩壊を抑制するため、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを行い、クラウドファンディングで1万5千人の方から1億5千万円以上のご支援をいただき、200万枚以上のマスクを約700の医療機関に配布いたしました。
■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/
そこで昨年、中外製薬のチーム医療を推進するためのワークショップを通じ、それぞれが感じる課題解決に向けての行動の仕方、相手への伝え方など、日々の業務はもちろん日常生活の中で取り入れられるコミュニケーションスキルを学ぶことができました。
その後、新型コロナウイルスが世界的に流行した1年間で、カンボジアにおける活動地では、昨年を上回る外来診療者数に加え、治療する疾患の重症度も上がりました。緊張感の高い環境で感染対策を行いながら、徐々に活動の規模が拡大している医療現場のリーダー層のスタッフには、チームを引っ張っていくスキルとそのための効果的なコミュニケーション能力がこれまで以上に求められるようになっていました。
今年は、昨年実施した前回学んだコミュニケーションスキルを実践してきた経験を振り返り学びを深めると同時に、さらに応用として「効果的なフィードバックと傾聴」というテーマでフォローアップワークショップを実施していただきました。それぞれ、医師や看護師、助産師をはじめとする医療者に加え、事務スタッフなど、計17名がこのワークショップに参加しました。
医療現場で活躍するリーダーが、日頃どのような考えに基づいて行動しチーム作りをするべきか、どういう伝え方をすれば同僚や後輩のパフォーマンスを上げられるリーダーになれるか等を実践的な演習を行いながら、学ぶ時間となりました。
中外製薬 上席執行役員 渉外調査部、グローバルヘルスポリシー担当の河野 圭志氏は、「昨年はCOVID-19が広がり、渡航制限がかかる直前に、何とか現地を訪問してチーム医療推進ワークショップを対面形式で実施することができました。今年のフォローアップ研修はやむを得ずオンラインでの開催となりましたが、現地の病院の方々と講師の先生の多大なご協力により、無事実施することが出来ました。昨年の研修で医療の現場で働いている方々のコミュニケーションに関するニーズを詳しく勉強させていただいたので、今年の研修はより実践的ですぐに役立てることができる内容を盛り込むことができました。今後もひとつひとつ違う現場のニーズを第一に考え、医療の持続的向上に役立つ活動を続けていきたいと思います」と語っています。
ジャパンハート理事長の吉岡春菜は、「この度はオンラインでのフォローアップ研修を実施いただきありがとうございます。 初回のワークショップ以後、小児がんで手術や集中治療を必要とするこどもの入院数が劇的に増加しており、スタッフ間で濃密なコミュニケーションを迫られる場面がたくさんありました。そのような中で、何に注意をしてコミュニケーションをとるべきか、相手への効果的なフィードバックと傾聴の大切さを感じ、大いに学ぶことができたのではないかと思います。皆さまから学んだスキルを今後も実践で生かし続け、患者さんによりよい医療を届けていきたいと思います」と語っています。
中外製薬の長きにわたるチーム医療に関するノウハウを、カンボジアのジャパンハートこども医療センターのスタッフに提供頂きました。チーム医療は短期間で作り上げられるものではなく、継続的な実践を通して身に着けていく必要があるために時間がかかります。中外製薬により継続して学ぶ機会を提供いただけたことで、今後も引き続き現場スタッフのモチベーションを保ってコミュニケーションスキルを長期で実践していくことが可能になりました。この度の取り組みにより、チーム医療を推進していくことで持続的な開発目標(SDGs)の「目標3すべての人に健康と福祉」に取り組む、カンボジアにおける活動のために大きな力となりました。
【中外製薬株式会社】https://www.chugai-pharm.co.jp/
中外製薬は、医療用医薬品に特化し東京に本社を置く、バイオ医薬品をリードする研究開発型の東京証券市場一部上場の製薬企業であり、ロシュ・グループの重要メンバーとして、国内外で積極的な医療用医薬品の研究開発活動を展開し、アンメット・メディカルニーズを満たす革新的な医薬品の創製に取り組んでいます。
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/】
(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート2004年、国際医療ボランティア団体として設立された、日本発祥の国際医療NGOです。国際連合より「2020 United Nations Inter-Agency Task Force on the Prevention and Control of Non-communicable Diseases Award 」を日本で唯一受賞。
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動しており、日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどアジア諸国において無償で子どもの診療・手術を実施しその数は年間約34,000件に上ります。
東日本大震災では450人を超える医療従事者を現地に派遣しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大による医療崩壊を抑制するため、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを行い、クラウドファンディングで1万5千人の方から1億5千万円以上のご支援をいただき、200万枚以上のマスクを約700の医療機関に配布いたしました。
■寄付金の控除について
認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、下記URLをご確認ください。
https://www.japanheart.org/donate/receipt/
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