<『オカネコ』運営、Fintechスタートアップ400F>第三者割当増資及びプロパー融資により11.4億の資金調達実施「金融DXを推進し、お金の相談をより身近に」
国内最大級(*1)の家計診断・相談サービス『オカネコ』を運営する株式会社400F(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村仁、以下「400F」)は、かんぽNEXTパートナーズ株式会社が運営するJP LIFE NEXT FUNDをリードインベスターとして、既存投資家であるAflac Ventures LLC(*2)に加え、株式会社ゆうちょ銀行のCVCであるゆうちょSpiral Regional Innovation Fund(*3)、住友生命保険相互会社のCVCであるSUMISEI INNOVATION FUND(*4)から第三者割当増資により、あわせて株式会社日本政策金融公庫、株式会社みずほ銀行からプロパー融資により総額11.4億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。
これにより累積資金調達額は約30億円となり、『オカネコ』のプロダクト開発・提供商品の拡充・採用活動の強化に加えて、法人顧客への金融DX推進事業の拡大を目指した積極的な事業投資に取り組んでまいります。
*1現時点での当社データベース及び他社公開情報の比較調査による
*2Aflac Ventures Japan株式会社が投資活動を支援
*3Spiral Innovation Partnersが運営
*4SBIインベストメント株式会社が運営
直近の事業状況と資金調達の目的
当社は、「お金の問題を出会いで解決する」ことをミッションに、家計診断・相談サービス『オカネコ』の運営をはじめとして、金融DX領域におけるリーディングカンパニーとして大手金融機関にもサービスを提供してまいりました。
2018年11月からサービス提供を開始した『オカネコ(旧サービス名:お金の健康診断)』は、匿名かつ無料で家計診断やお金に関する相談、面談、セミナー参加などができる国内最大級のオンラインサービスとなっており、20~40代の資産形成層を中心に順調にユーザー数を伸ばし、2024年6月末時点で累計ユーザー数100万人を突破しております。さらに、100万人超のユーザーデータを活用し、これまで以上にユーザーの状況が詳細に分析された結果が得られるよう、家計診断コンテンツをリニューアルしました(*5)。
*5オカネコ、累計ユーザー数100万人突破!家計診断サービスリニューアル。同じ「世帯構成」「居住エリア」の人と比較した自分の家計状況が分かるように(2024.7.2)
『オカネコ』を通して獲得したオンラインでの集客から成約までのノウハウは、大手金融機関を中心にDX支援策として提供しており、ToC/ToB両軸で順調に事業を拡大しております。
今回調達した資金は主に下記に充当し、今後もあらゆる人へお金の問題解決の機会を提供してまいります。
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プロダクト開発
『オカネコ』における生成AI、独自データベースを活用した新たなアドバイスサービスや法人顧客向け機能を開発
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提供商品の拡充
より広範なユーザーのお悩みに対応するべく、『オカネコ』上でご案内できる提供商品を拡充
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採用活動の強化
データ分析、プロダクト開発や法人顧客へのデリバリー品質の向上を目的とした人材採用の強化
各社からのコメント
JP LIFE NEXT FUND シニア・ディレクター 鈴木 拓嗣
400F社が提供するお客さま本位のサービスに大きな可能性を感じ、この度リードにて投資させていただきました。少子高齢化やNISA/iDeCoの普及により、個人にとって投資がより身近な経済活動になったと同時に、お金の悩みは多様化しつつあります。人によってはハードルが高いと感じるお金の悩みの相談ですが、「オカネコ」の自動チャットによって誰もが気軽に相談できるようになり、多くの方のお金の悩みの緩和・解消につながると考えています。人々がより安心して生活を送るためのパートナーとしての役割を果たしていくことを期待し、かんぽNEXTパートナーズは400F社の成長を支援し続けます。
ゆうちょSpiral Regional Innovation Fund ジェネラル・パートナー 鎌田 和博
本ファンドのテーマは「地域課題の解決」ですが、400F社のサービスは、地域における金融サービスへのアクセスのハードルを下げ、お金にまつわる様々なユーザーの悩みを解決することで地域に貢献するものと期待しています。また、同社のToC/ToB両軸の事業拡大を通じ、「お金の悩みを出会いによって解決する」という同社のミッションを全国規模で実現すべく、引き続きSpiralグループ全体で伴走していける事を楽しみにしております。
住友生命保険相互会社 常務執行役員兼新規ビジネス企画部長 SUMISEI INNOVATION FUND事業共創責任者 藤本 宏樹
住友生命は、オンライン完結型の家計診断・相談サービスを運営する400Fのデータ収集・分析機能・ノウハウを活用したお客さまへの最適な情報配信やサービスのご案内等を通じ、WaaS(Well-being as a Service)エコシステム構築を目指し取り組んでまいります。
Aflac Ventures Japan 投資部 プリンシパル 工藤 杜人
同年代の方と比較する形で自身の資産状況を診断し、結果をもとに専門家に簡単に相談できるプラットフォーム「オカネコ」の体験に魅せられて前回ラウンドにて出資させていただきました。
その後、400Fはユーザービリティを向上し続け、さらに利用者数を力強く増加させてきました。加えて、「オカネコ」を通じて蓄積した経験と知識を企業向けに提供する推進力が益々勢いを増していることを踏まえて、今回2度目の出資をさせていただきました。400Fの不断の努力を、これからも全力で応援し続けます。
▼株式会社400F 採用担当noteにて、今回の資金調達背景や当社のビジネス成長可能性に関する投資家対談記事を公開しています。ぜひご覧ください。
株式会社400F代表取締役社長・中村 仁 コメント
この度エクイティならびにデット合わせて11.4億円の資金調達を実施いたしました。市況が不安定かつグロース市場が厳しい評価を受けている中で、大きな期待を寄せてご出資いただけたことを本当に嬉しく思います。また、これまでの当社の実績を踏まえたデット調達も行うことができ、会社としての一定の評価を得られたと感じております。
スタートアップにとって資金調達は次のチャレンジへの挑戦権だと考えております。なお、その挑戦権の有効期限は短く、そして期待される挑戦は社会変革という大きなものでありプレッシャーを感じるものでありますが、自分たちがやらなければ誰も達成できないという意気込みで挑戦していきます。
400Fは「お金の問題を出会いで解決する」というミッションを掲げ、まずは日本を取り巻くお金の課題を対話型金融という次世代のテクノロジーを活用して解決してまいります。今後もToC/ToB領域ともに手がける稀有なFintechスタートアップとして日本の金融業界の変革をリードしていきたいと思います。
中村 仁(Jin Nakamura)
株式会社400F 代表取締役社長
一般社団法人日本金融サービス仲介業協会 代表理事会長
2005年 野村證券株式会社入社。3年間の支店営業後、野村資本市場研究所ニューヨーク事務所に出向し、米国金融業界の調査及び日本の金融機関への経営提言を行う。帰国後、野村證券株式会社マーケティング部・営業企画部にて、営業部門の経営戦略立案に携わる。同時に営業部門CEO補佐役として世界中の金融業界を現地訪問しながら調査。その後、京都支店ウェルスマネジメント課にて、上場・未上場企業を担当。2016年4月にお金のデザインに入社し、2017年3月より代表取締役CEO就任。2018年7月より株式会社400F代表取締役就任。一般社団法人日本金融サービス仲介業協会代表理事会長。
採用情報
当社は各種ポジション、積極採用中です。詳細は以下の採用ページをご覧ください。
採用note:https://note.com/careers_400f/
『オカネコ』について
スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20問の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較したユーザーの家計状況を診断。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランやFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットや面談で個別相談もすることができます。匿名・無料で気軽に利用できるオンラインサービスです。
株式会社400Fについて
“お金の問題を出会いで解決する”ことを理念に2017年11月に設立。証券・保険・銀行などさまざまなアドバイスをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム『オカネコ』を運営。どんな立場の人にも有効な「お金の問題解決」の機会を提供し続けます。
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