【相模原市】SDGsで未来を変える3年生 ~津久井在来大豆を広げよう~
根小屋小学校3年生が自分たちで育てた大豆で「手づくり豆腐・味噌」づくりを体験しました。
同校の3年学級では、「総合的な学習」の授業の中で、「SDGsに向けて自分たちができること」というテーマに向き合っており、その一環として一学期より「幻の大豆」と言われる地場産の津久井在来大豆を題材とした地産地消のプロセスを体験する、この地域ならではの取組を行いました。
校内敷地での畑づくり、種まきを昨年7月にスタートさせ、日々の世話、収穫を経て、いよいよ最終ステージとして12月に行った加工、調理、試食を行う体験行事を、担当教諭の報告をもとにレポートします。
校内敷地での畑づくり、種まきを昨年7月にスタートさせ、日々の世話、収穫を経て、いよいよ最終ステージとして12月に行った加工、調理、試食を行う体験行事を、担当教諭の報告をもとにレポートします。
根小屋小学校の3年生の子どもたちは、相模原市を、この地球を本気で救いたいと願っています。授業の中でSDGsを知り、世界の状況を知り、食糧危機という大きな課題を知りました。そこで見つけ出したのが相模原市の宝であり、未来を救うヒーロー“津久井在来大豆”でした。
学校農園で津久井在来大豆を栽培し、たくさんの苦労を乗り越えやっと収穫に辿り着いた子どもたち。枝豆として食べた津久井在来大豆から感じたことは、“強い甘み”と“豊かな香り”でした。
そしてこの大豆の魅力を広げるためには、大豆栽培のみならず、その加工品の美味しさを経験してこそ本物の素晴らしさを伝えることができると子どもたちは考え、今回の体験に至りました。
体験当日は、味噌づくりでは地元農家の豆の会石井好一さん、豆腐づくりでは「豆腐マイスター」として多方面で活躍されている田中フローラさんをはじめ、多くの方々にご協力をいただきながら活動を行いました。
- みんなで協力 前日準備!津久井在来大豆をたっぷり水の中へ!
- いざ、豆腐マイスタ―から教わる豆腐づくり!
講師の田中フローラさんは、そんな子どもたちのやる気に応えようと、一つ一つの作業工程を丁寧に教えてくれました。出来たての豆腐を食べた子どもたちは口々に、「すごく甘い!本当に美味しい!」と感動していました。
- 熟成が楽しみ!自分だけの味噌づくり!
材料は、津久井在来大豆、塩、米麹のみといたってシンプル。大豆の美味しさがストレートに出る味噌は、相模原市の看板商品になるような期待ができそうです。
大豆をすり潰し、塩と米麹を混ぜ合わせ、力いっぱいこね上げる。「味噌を育てる気持ちで。」というアドバイスを受け、最後は空気を抜きながら自分専用の樽へ入れました。「味噌の完成は、ここからの日々が勝負。」と味噌への情熱を語ってくださった石井さん。熟成の日々を楽しみながら、6月の完成を心待ちにする子どもたちです。
【参加した児童のコメント】
「みそづくりととうふづくりでは、津久井在来大豆を使って、一日かけて作りました。特に、みそづくりでは、農家の石井さんからみそづくりに大切な気持ちや技術などを教えていただけました。1年後も食べるのが楽しみです。」
「みそづくりを通して、作る大変さ、むずかしさを知ることができました。こうじと塩を混ぜるところは力が必要なのでとても大変でした。それでも、手作りみそは本当に楽しく、心に残る思い出となりました。」
「みそづくりととうふづくりを通して学んだことは、「自分たちで作ったものは最高においしい!」ということです。自分たちで育てた津久井在来大豆で未来の相模原市を明るくしたいです。」
「とうふづくりで感じたことは、1つのとうふを作るのにこれだけ多くの作業と技術が必要だということです。とうふマイスターの田中フローラさんは本当にすごいと思います。また、みそは、熟成するまでに何ヶ月も必要ということを知って、とてもおどろきました。」
「みそづくりととうふづくりをして、たくさんのことを学びました。つくることはとても大変でしたが、なにより食べてみて、今までで一番おいしいとうふだと感じました。この経験を、相模原中に広めたいです。」
同校では、引き続きこの体験の中で、児童たちへ食育や地産地消を推進するとともに、津久井在来大豆に対する理解や相模原市への郷土愛の醸成とSDGsの推進が図られることを期待しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像