【シニアの意識調査】「お得さ」だけでは動かない。銀行利用に関する1,420名調査から紐解くシニアのメイン口座獲得・定着戦略
50代以上のシニア1,420名以上に『銀行』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『銀行』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。
本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に、銀行の利用実態を調査しました。最もよく使っている銀行、よく行う手続き、窓口や手続きで感じる不便、インターネットバンキングの利用状況、家族安心機能や高金利といった特典への関心、そして歩数や健康習慣に応じておトクになる健康連動型銀行への意向について尋ねています。シニア層は「地方銀行」を主軸にATMや年金受取を中心とした対面利用を続ける一方、ネットバンキングには慎重な姿勢が根強く、家族が安心して口座を扱える仕組みや健康連動型の特典には一定の関心を寄せていることが分かりました。
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調査トピックス
◆ 主軸は「地方銀行」、利用はATMと年金受取が中心
最もよく使う銀行は「地方銀行(お住まいの地域の銀行)」(52.3%)が過半数を占め、よく行う手続きは「現金の引き出し・預け入れ(ATM)」(76.8%)、「年金や給与の受け取り確認」(64.0%)が上位でした。地域に根ざした銀行での対面的な入出金・受取確認が、シニア層の利用の中心にあります。
◆ ネットバンキングには根強い慎重姿勢
インターネットバンキングは「興味はない(スマホでお金を扱うのは怖い・よくわからない)」(49.2%)が最多で、サポートがあっても「一切したくない」(46.1%)と回答した層も半数近くに上りました。デジタル化への不安や抵抗感が依然として強いことがうかがえます。
◆ 「家族安心機能」と健康連動型に高い関心
勧めたい・開設したい特典は「万が一の認知症や病気、入院の際、あらかじめ指定したご家族がスムーズに口座を確認できる『家族安心機能』」(51.8%)が過半数で突出しました。健康習慣で金利やポイントが上がる銀行も「内容によっては検討したい」(52.4%)を含め7割超が前向きで、安心と健康を軸にした訴求に可能性があります。
1:最もよく使っている銀行(有効回答者数:1420名)
最もよく使っている銀行は、「地方銀行(お住まいの地域の銀行)」(52.3%)が最も高く、次いで「信用金庫・信用組合」(17.7%)、「ゆうちょ銀行」(17.1%)、「その他」(8.0%)が続きました。「メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほなど)」(4.2%)や「ネット銀行(楽天銀行・SBI新生銀行など)」(0.8%)はごく少数にとどまりました。
シニア層のメインバンクは、地域に根ざした地方銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行に集中しています。年金の受取や生活費の引き出しといった日常の使い勝手を重視し、身近で慣れ親しんだ銀行を選び続けている様子がうかがえます。

2:銀行でよく行う手続き(複数回答可)(有効回答者数:1420名)
銀行でよく行う手続きは、「現金の引き出し・預け入れ(ATM)」(76.8%)が最も高く、次いで「年金や給与の受け取り確認」(64.0%)、「生活費や商品の『引き落とし』の確認」(57.0%)、「資産運用の相談・定期預金」(6.0%)が続きました。
利用の中心は現金の入出金と受取・引き落としの確認であり、日常のお金の管理に用途が集中しています。資産運用や送金といった能動的な取引は限られており、生活資金の受け皿としての役割が強いことが分かります。

3:手続きや窓口で不便に感じること(複数回答可)(有効回答者数:1420名)
手続きや窓口で不便に感じることは、「特になし(今のままで完全に満足している)」(45.7%)が最も高く、次いで「通帳の記帳や繰り越しのためだけに、わざわざ出向くのが面倒」(22.4%)、「店舗やATMが統廃合で減ってしまい、行くのが大変になった」(21.6%)、「自分の体調が悪くなった時や、万が一の時に家族がスムーズに手続きできるか不安」(19.3%)が続きました。
現状に満足している層が半数近くを占める一方で、記帳のための来店負担や店舗・ATMの減少、家族の手続きへの不安を挙げる声も少なくありません。来店を前提とした仕組みの負担や、将来の万が一に備える不安が、潜在的な不便として存在しています。

4:インターネットバンキングの利用状況(有効回答者数:1420名)
インターネットバンキングの利用状況は、「興味はない(スマホでお金を扱うのは怖い・よくわからない)」(49.2%)が最も高く、次いで「興味はあるが、セキュリティ(預けたお金の安全性)が心配」(19.8%)、「興味があり、すでに使っている・使ってみたい」(17.8%)、「興味はあるが、自分一人で操作できるか不安がある」(13.2%)が続きました。
半数がネットバンキングそのものに興味を持てていない一方、興味はあってもセキュリティや操作への不安から踏み出せない層が3割超を占めます。関心層に対しては、安全性の担保と操作サポートが利用を後押しする鍵になると考えられます。

5:サポートありのデジタルバンク利用意向(有効回答者数:1420名)
サポートありのデジタルバンク利用意向は、「サポートがあっても、スマホでの銀行取引は一切したくない」(46.1%)が最も高く、次いで「サポートがあっても、自分に使いこなせるかまだ少し不安」(33.7%)、「サポートが本当にあるなら、前向きに使ってみたい」(14.4%)、「ぜひ使ってみたい(現在の銀行から一部お金を移してもよい)」(5.8%)が続きました。
オンラインサポートがあっても、スマホでの銀行取引を拒む層が半数近くに上ります。ただしサポート次第で前向き・意欲的になる層も2割ほど存在し、丁寧な支援体制があれば一部のシニア層の利用を引き出せる余地はあると言えます。

6:勧めたい・開設したいと思う特典や機能(有効回答者数:1420名)
勧めたい・開設したいと思う特典や機能は、「万が一の認知症や病気、入院の際、あらかじめ指定したご家族がスムーズに口座を確認できる『家族安心機能』」(51.8%)が最も高く、次いで「銀行の金利(利息)が、一般の銀行よりも高く設定されていること」(30.6%)、「面倒な手続きなしで、子供や孫にスマホでお小遣いや仕送りを送れる(受け取れる)機能」(8.9%)、「毎月の預金残高や利用実績に応じて、サプリなどの健康製品が自動で届く健康特典」(8.7%)が続きました。
自身の万が一に備えて家族が口座を扱える安心感が過半数の支持を集め、金利の高さを上回りました。シニア層にとっては目先のお得さ以上に、将来の不測の事態に対する備えが銀行選びの強い動機になっていることが分かります。

7:健康連動型銀行の利用意向(有効回答者数:1420名)
健康連動型銀行の利用意向は、「内容によっては検討したい」(52.4%)が最も高く、次いで「あまり利用したいと思わない」(25.8%)、「ぜひ利用してみたい」(21.8%)が続きました。
歩数や健康習慣で金利やポイントが上がる銀行には、「検討したい」と「ぜひ利用してみたい」を合わせて7割超が前向きな姿勢を示しました。健康への関心とお得さを結びつけた仕組みは、シニア層の心をつかむ訴求軸になり得ると考えられます。

8:健康連動型銀行を受取口座にする意向(有効回答者数:1420名)
健康連動型銀行を受取口座にする意向は、「年金口座の変更はしたくない」(39.6%)が最も高く、次いで「良さそうなら変更を検討したい」(37.7%)、「お金の出し入れ(サブ口座・お買い物用)としてなら使いたい」(14.8%)、「ぜひ変更して使ってみたい」(7.9%)が続きました。
メインの年金受取口座の変更には慎重な層が最多である一方、「検討したい」「ぜひ変更したい」を合わせると変更に前向きな層も4割半ばに達します。まずはサブ口座から使ってみたいという声もあり、メイン口座への切り替えは段階的な入口づくりが有効だと考えられます。

総評
本調査では、50歳以上のシニア層の銀行利用が、地域に根ざした対面中心のスタイルに強く支えられていることが分かりました。最もよく使う銀行は「地方銀行」(52.3%)が過半数を占め、よく行う手続きは「現金の引き出し・預け入れ(ATM)」(76.8%)、「年金や給与の受け取り確認」(64.0%)が上位で、生活資金の受け皿としての利用が中心となっています。
デジタル化に対しては慎重な姿勢が根強く見られました。インターネットバンキングは「興味はない」(49.2%)が半数を占め、オンラインサポートがあっても「一切したくない」(46.1%)とする層も半数近くに上ります。一方で、店舗やATMの統廃合や記帳のための来店負担、万が一の際に家族が手続きできるかという不安も一定数挙げられており、来店前提の仕組みが潜在的な不便となっています。
特典や機能への関心では、「万が一の認知症や病気、入院の際、あらかじめ指定したご家族がスムーズに口座を確認できる『家族安心機能』」(51.8%)が金利の高さ(30.6%)を上回って突出しました。また健康習慣に応じておトクになる銀行には「内容によっては検討したい」(52.4%)を含め7割超が前向きで、受取口座への変更も「検討したい」「ぜひ変更したい」を合わせ4割半ばが意欲を示しています。
総じて、シニア層は慣れ親しんだ地域の銀行を軸に対面利用を続けつつ、将来の万が一への備えや健康との結びつきには前向きな関心を持っています。ネットバンキングへの不安を丁寧なサポートで和らげ、家族安心機能や健康連動型の特典を打ち出し、サブ口座など段階的な入口を用意することが、シニア層との接点づくりに有効だと考えられます。
コスモラボについて
コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。
主に60歳以上の約30万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。
調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:1420
◾️調査対象期間:2026年6月10日
データのご利用に関して
レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。
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https://cosmolab.jp/report/bank_2606/
また、併せて広報担当までご連絡をお願いいたします。
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会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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