安田倉庫、ラピュタロボティクスのピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を2拠点目となる大黒流通センターで稼働開始

~厚木営業所に続く2拠点目の導入で、さらなる業務改革へ~

安田倉庫株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:⼩川 ⼀成、以下、「安田倉庫」)は、物流ロボティクスソリューションを提供するラピュタロボティクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下、ラピュタロボティクス)の協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を、厚木営業所に続き安田倉庫2拠点目となる大黒流通センター(神奈川県横浜市)に導入し、稼働を開始したことをお知らせいたします。

安田倉庫の大黒流通センターで稼働中のラピュタPA-AMR

●2拠点目への「ラピュタPA-AMR」導入決定の背景

安田倉庫では、2023年より厚木営業所にてラピュタPA-AMRを導入し、庫内作業の効率化と省力化を実現してきました(参考プレスリリース:安田倉庫、ラピュタロボティクスの「ラピュタPA-AMR」を厚木営業所にて本導入を行い、生産性向上を実現)。今回の大黒流通センターへの導入は2拠点目となり、厚木営業所での成果を踏まえて、物流センター荷主独自の運用に即した機能追加や業務フローへの柔軟な対応が導入の決め手となりました。

ピッキングアシストロボット ラピュタPA-AMRの商品詳細はこちら

https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-pa-amr/

●安田倉庫株式会社 大黒流通センターにおけるラピュタPA-AMR導入のポイント

1. ラピュタPA-AMRを活用したピッキング最適化による業務改善

ラピュタPA-AMRの本導入に先立ち、実際の業務環境下でPoCを実施し、ピッキング作業の最適化を図ることで、より効率的な作業体制を構築しました。導入前と比較して少人数・短時間で安定的に処理できるようになり、作業効率の向上と業務負荷の軽減を実現します。

さらに、ピッキング作業をラピュタPA-AMRにより自動化することで、従来の生産性から2倍となる見込みが立ちました。これにより、人材リソースを別の付加価値の高い業務へと柔軟に配置することが可能となり、全体最適を見据えた人材活用が実現できます。

2.保管レイアウトを変更せずに導入を実現

⼀部のエリアでは保管効率向上のため通路幅を最⼩限にした保管レイアウトが設計されていましたが、ラピュタPA-AMRは保管効率を追求した現状の通路幅を変更することなく導入できました。保管スペースを最大限に活用しながら生産性を向上できる柔軟性が、今回の導入における重要なポイントとなりました。

3. 即戦力化を前提としたオペレーション設計による安定運用の実現

作業者の習熟度が生産性に直結するピッキング作業を、ロボットから人に指示を出す形にすることで、誰が現場に入っても標準化された成果を安定して発揮できる体制を構築しました。 これにより、作業品質を維持しつつ、繁閑差に対応できる安定した現場運用が可能となり、持続可能な物流体制の構築に貢献していきます。

4. DX人材の育成と業務の可視化を推進する現場データの活用

現場に蓄積された業務データを積極的に活用することで、作業の可視化と分析を進めるとともに、DXを担う人材の育成にも注力しています。デジタルを基盤とした現場マネジメントの高度化と現場力の強化を目指しています。

今後もラピュタロボティクスと安田倉庫は、ラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。

●安田倉庫株式会社 大黒流通センター マネージャー 平岡 怜 / 石川 黎 

厚木営業所での実績から、ラピュタロボティクスの技術力と伴走力には大きな信頼を寄せていました。大黒流通センターでの通路幅など、センター特有の課題がありましたが、保管効率を維持したまま導入できる唯⼀の選択肢がラピュタPA-AMRでした。導入過程では、現場スタッフの声を真摯に聞き、運用に反映してくださるなど、ラピュタ様にはきめ細やかなサポートを頂き感謝しています。今後は、生産性管理や短期人材の即戦力化といった仕組みを定着させ、さらなる生産性向上と現場力の強化を図っていきたいと考えています。

●安田倉庫株式会社 営業企画部DX事業推進室 チーフ 森ヶ山 貴久 

当社が取り組む「物流現場DX」においては、現場のオペレーションに適したソリューションの導入を重視しており、今回2拠点目へのラピュタPA-AMR導入も、1拠点目での導入成果をもとに判断したものです。1拠点目における効果検証の結果、省力化や業務の安定化といった明確な成果が得られたことから、より広範な展開が可能と判断しました。2拠点目でもラピュタロボティクス社の支援のもと、現場に寄り添った運用を進めており、今後も定量的な効果の可視化とフィードバックを通じて、さらなる改善につなげてまいります。ラピュタPA-AMRは、当社の物流課題に対する有効な解決策の⼀つとして、今後も継続的に活用・展開を検討していきます。

●安田倉庫について

所在地: 東京都港区芝浦三丁目1番1号 代表者: 代表取締役社⻑ ⼩川 ⼀成 事業内容:倉庫業、運送事業・利用運送事業、通関業・港湾運送事業、物流機器の販売・賃貸業、 物流情報システムの開発・運営業、不動産業、その他関連事業 URL: https://www.yasuda-soko.co.jp/

 安田倉庫は、1919年(大正8年)の創立以来、大消費地である首都圏・関西圏を中心に拠点を展開し、お客さまに最適なロジスティクス・サービスを提供しています。倉庫・輸送サービスにとどまることなく、医療機器の修理業やIT機器のキッティング、事務プロセス効率化支援などのお客様の課題解決に資するソリューションを強化しております。従来の物流の事業領域にとらわれない柔軟な発想力と創造力をもとに、お客さまのニーズへスピーディにお答えする高品質な物流サービスを総合的にご提供いたします。

 創立以来手がけてきました不動産事業では、東京・横浜地区を中心にオフィスビル・マンションを展開するほか、都市環境との調和にも考慮しながら必要に応じた再開発を行っています。

●ラピュタロボティクスについて

 ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界30ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。

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会社概要

URL
http://www.rapyuta-robotics.com/ja/
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区平野4-10-5
電話番号
-
代表者名
Gajan Mohanarajah
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年07月