脳ドックの撮像データをAIが評価し、レポートを提供 スマートスキャン、新サービス「MVision health」を開始
株式会社ユカリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三沢英生)の完全子会社であるスマートスキャン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古川淳)は、脳ドック受診者のMRI撮像画像をAIが解析し、脳の健康状態を評価したレポートを提供する新サービス「MVision health」を2025年5月より開始します。なお、本サービスは、スマートスキャンが提供する「スマート脳ドック」のオプションサービスとなります。
■サービス概要
「MVision health」は株式会社エムが創出したAIによる画像解析技術と、3万件以上の撮像画像データを掛け合わせて開発されました。脳ドックの撮像画像から、認知症や脳梗塞のリスク因子として知られる脳萎縮や白質病変が同年代の健康な脳の持ち主と比較して進行しているのか、経年で見たときにその進行のスピードが速いのか、精緻に定量化することができます。
医療機関は運用負荷が増すことなく受診者に付加価値の高い情報を提供できるほか、受診者の経年変化やリスク傾向を把握することで、健康な脳を維持するための早期介入が可能となります。
提供価格は7,000円(税込 7,700円)で、スマート脳ドックのサービスが提供されている全施設に導入されます。
■特徴
1.AIとビックデータを活用し、脳の萎縮度や脳血管の健康度を可視化
基幹となるAIは、医療分野における世界最高峰のジョンズ・ホプキンス大学の医学部教授であり、エム社の創業者である森進代表取締役CEOが開発し、世界中の研究者、医療機関が広く利用しています。なお、関連する論文は米国放射線学会発行の『Radiology』誌において、過去100年で最も影響のあった論文15選のNeuro部門で選出されました。
2.受診者はマイページ上にて、検査結果レポートの確認が可能
検査結果レポートは受診者に以下の通り提供されます。

3.スマート脳ドックを導入している全施設で実施可能
検査結果レポートはスマート脳ドックのMRI画像を使用して生成され、受診者は過去のデータとの経年比較が可能です。
■スマート脳ドックについて
「スマート脳ドック」は、医療機関にて MRIやCTの非稼働時間を活用することで、全国の消費者がリーズナブルかつ短時間で受診可能となるシェアリングエコノミー事業「スマートドック」の主要サービスです。脳動脈瘤や脳梗塞、脳腫瘍などの自覚症状のない脳の異常を早期に発見できる頭部MRIおよび頭部・頸部MRAの検査がWEBでの予約と問診票の事前登録、受診結果をパソコンやスマートフォンで確認できるため、医療施設の滞在時間を短縮し、受付からお帰りまで30分で完了します。撮影されたデータは、放射線科診断専門医と脳神経外科専門医によるダブルチェックを行っています。万が一異常が確認された場合も、結果に応じて専門の医療機関をご紹介いたします。
スピーディーな検査と継続しやすい価格で、2025年3月現在で累計15.4万件の検査を実施しています。

「スマートドック」サービスサイト https://smartdock.jp/
※2月14日配信の当社プレスリリースで既報の通り、スマートスキャン株式会社は当社に吸収合併予定です。
■ユカリアのヘルスケアDX構想
超高齢社会を迎えた日本には、社会保障費の増大という社会課題があります。この社会課題を解決していくため、ユカリアは「ヘルスケアの産業化」というビジョン、「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」というミッションを掲げています。この「あるべき姿」とは、病院・介護施設の経営安定化、医療・介護従事者のウェルビーイングの実現、患者・要介護者に対するサービスの向上という「三方良し」が達成されていて、人々のQOLの持続的な改善が行われている状態です。

ユカリアのヘルスケアDX構想はITやデジタルテクノロジーにより「三方良し」の実現を目指すもので、その中心にはユカリアが独自に開発を進めているAIエージェントがあります。そしてヘルスケアに携わる方々、そして消費者は、AIエージェントのサポートを受けながら共通のIDによりシームレスに様々なサービスの提供を受けることが可能となります。
ユカリアはすでに「スマートスキャン」「ユカリアタッチ ウィズ」などさまざまなサービスの提供を行っていますが、ヘルスケア領域のあらゆる課題に対応できるよう、病院経営サポートを通じて蓄積してきた豊富な知見や、独自に保有する電子カルテ由来の医療データなどを活用し、また多様なステークホルダーと連携することで様々なサービスの開発を進めてまいります。
【株式会社エム】
米ジョンズ・ホプキンス大学医学部の現役の教授である森進が2021年に創業。脳MRI画像から脳の健康を可視化し、評価する事業を行う。全国の有力病院100社以上と提携しサービスを展開中。
代表 : 森進(創業者/代表取締役CEO)
所在地 : 東京都港区三田2-10-6 三田レオマビル10階
事業内容 : 脳画像のAI分析によるデータ解析ソフトの開発
医療機関向けの導入・運用サービス提供
ホームページ: https://www.corporate-m.com/
【株式会社ユカリア】
ユカリアは、ビジョン「ヘルスケアの産業化」・ミッション「変革を通じて医療・介護のあるべき姿を実現する」のもと、医療・介護の現場の皆さまと共に、5つの変革テーマ「①医経分離②病院運営の最適化③患者起点の VBHC の追求④地域包括モデル⑤現場に適した DX 化」を推進するため、経営支援・運営支援、デジタルテクノロジーを中心とするソリューションの提供を行っています。
所在地 : 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング 19階
主な事業内容: 医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業
ホームページ: https://eucalia.jp/
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