2025年10月7日開業「キャプション by Hyatt 兜町 東京」令和7年度木材利用推進コンクールにて『林野庁長官賞』を受賞
~日本橋兜町・茅場町エリアにおいてKITOKIに続き2回目の受賞~
平和不動産株式会社(本店:東京都中央区、代表執行役社長:土本 清幸、以下「当社」)が、日本橋兜町・茅場町の街づくりの一環で開発を進め、2025年10月7日に開業を迎えた「キャプション by Hyatt 兜町 東京」(以下「本ホテル」)が令和7年度木材利用推進コンクール(主催:木材利用推進中央協議会)優良施設部門において、『林野庁長官賞』を受賞しましたので、お知らせいたします。なお、当社が推進する日本橋兜町・茅場町での街づくりにおいて、木材利用推進コンクール優良施設部門での受賞は、2022年の「KITOKI」での優秀賞に続き2回目となります。
本ホテルは、当社の「サステナブルなまちづくり」を体現するホテルとして、鉄骨と木造を組み合わせた木造ハイブリッド構造を採用し、環境配慮・快適性・木の美しさを兼ね備えた先導的事例です。さらに、国土交通省「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択され、都内ホテルとして初の「DBJ Green Building認証(プラン認証)」も取得しており、木造建築の新たな可能性と高い環境性能が評価されました。
開業後も、運営者であるハイアットと連携し、環境・社会に配慮した取組みを継続することで、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。



本ホテルの木材利用に係る特徴
①地域材の活用と木材調達の工夫
・福島県産カラマツを構造用集成材として使用。(仕上げ材として、神奈川県産スギを使用)
・焼杉(広島産)、製材型枠(鹿児島産)など多様な地域材を活用。
・登録木材事業者との連携により、合法性を担保した調達体制を確立
・都心に集成材工場がない中でも、全国の加工・供給ネットワークを構築し、今後の木造都市建築のモデルとなる体制を実現。
②木造化・木質化の技術的工夫
・木造・鉄骨・RCを組み合わせた木造ハイブリッド構造を採用。
・9~12階は耐火集成材柱、3~8階は非耐火の集成材間柱を使い分け、コストとデザイン性を両立。
・木構造の見附幅を統一し、美しい外観と施工合理性を実現。
・製材型枠を採用することで、工期を短縮しながら、天井木質化と高天井を実現。
・一般的な構造計算ルートで設計可能な汎用性の高い中高層木造手法を提示。
③環境負荷低減と資源循環への配慮
・木材使用による炭素貯蔵量は約92t-CO₂(自動車約138台分に相当)。
・壁面緑化、焼杉外装、節水機器、全熱交換機などを導入し、省エネルギー化を推進。
・製材型枠の活用や施工計画時のペーパーレス化等により、廃棄物削減と3R活動を実施。
・竣工後に開催した見学セミナーでは約1,300名が参加し、木造建築の普及啓発に貢献。
④デザイン・空間づくりの工夫
・構造材の木造柱・梁が外部から認識できる外観デザインとし、美しい木構造フレームで都市へ木の魅力を発信
・1・2階に焼杉と壁面緑化を用い、兜町の歴史ある街並みに自然素材の温もりを融合。
・客室内部には木梁・柱(一部コーナー客室)・杉板天井を現しで採用し、心地よい木の空間を創出。
受賞のポイント
「日本橋兜町・茅場町のまちづくりの一環として整備された、地上12階建ての木造ハイブリッド構造による都市型ホテル。環境負荷を抑えながら、快適性・機能性・耐火性を両立し、木構造の魅力を内外装に生かした、都心における中高層木造建築の可能性を示す先導的事例。全国各地の工場との関係構築を図ることで、集成材工場のない東京都心においても、産地・樹種・強度などのニー ズに合わせた安定的入手ができるインフラを整えた取組み。」
令和7年度 木材利用推進コンクール 受賞施設等の概要
・令和7年度 木材利用推進コンクール 受賞施設等の概要(PDF)
木造利用推進コンクールとは
本制度は、木材利用推進中央協議会が平成5年(1993年)より実施する全国規模の表彰制度で、特色ある木造施設・木質化施設(優良施設部門)および国産材の利用拡大に向けた企業の取組(国産材利用推進部門)を2部門で構成し、木材利用の拡大を図ることを目的としています。
キャプション by Hyatt 兜町 東京について
「キャプション by Hyatt」は、金融街としての歴史と新しいカルチャーがとけあう東京・日本橋兜町に位置する、”人と人、人と街をつなぐ”セレクトサービスホテルです。東京メトロ茅場町駅徒歩1分、日本橋駅徒歩2分、東京駅からも程近い便利なロケーション。渋谷や表参道、銀座など人気のショッピングエリアや、成田・羽田両空港へのアクセスもスムーズです。
全195室の客室は、機能性と遊び心を兼ね備え、アートを通じて兜町の魅力を表現。旅人とローカルが自然に交わる“まちのリビングルーム”のような存在を目指し、ホテルの中心には誰もが気軽に立ち寄れるソーシャルハブ「Talk Shop(トークショップ)」を設けています。バーガーやクラフトビールを片手に、定期的に開催されるイベントに参加したり、偶然の出会いを楽しんだり。日本橋兜町という街の魅力を、あなたらしいスタイルで体感してみてください。
・本ホテル公式ホームページ



本ホテル概要

ホテル名称 |
キャプション by Hyatt 兜町 東京 |
所在地 |
東京都中央区日本橋兜町12番1号 |
交通 |
東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩1分東京メトロ銀座線・都営浅草線「日本橋」駅 徒歩2分東京メトロ半蔵門線「三越前」駅 徒歩8分 |
敷地面積 |
1,093.59㎡ |
延床面積 |
9,977.66㎡ |
階数 |
地上12階、地下1階、塔屋1階 |
構造 |
地上:鉄骨造(一部木造)、地下:鉄筋コンクリート造 |
客室 |
195室 |
設計者 |
株式会社三菱地所設計 |
インテリア設計者 |
Mitchell & Eades(豪:ミッチェル アンド イーズ) |
施工者 |
株式会社大林組 |
本ホテル位置図

※本リリース中の「ハイアット」とは、ハイアット ホテルズ コーポレーションおよびその関連会社を指す用語として使用されています。
本ホテルに関する今までのプレスリリース
・2022年1月27日付プレスリリース
「(仮称)兜町12プロジェクト ハイアットの最新ライフスタイルホテルブランド「キャプションby Hyatt」に決定」
・2022年8月24日付プレスリリース
「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)「(仮称)兜町12プロジェクト」が採択」
・2023年4月19日付プレスリリース
「ハイアットの最新ライフスタイルホテルブランド「キャプション by Hyatt 兜町 東京」着工」
・2024年9月5日付プレスリリース
「キャプション by Hyatt「兜町 東京」 都内ホテルとして初のDBJ「Green「Building 認証(プラン認証)」取得」
・2025年5月12日付プレスリリース
「キャプション by Hyatt「兜町 東京」 総支配人に山田 政和が就任」
・2025年7月1日付プレスリリース
・2025年9月25日付プレスリリース
「10月7日開業予定「キャプション by Hyatt 兜町 東京」を起点に街を巡る~ デジタルツインを活用した日本橋兜町・茅場町エリアの街歩きゲームを開発」
・2025年10月7日付プレスリリース
・2025年10月15日付プレスリリース
「「キャプション by Hyatt 兜町 東京」が 2025 年度グッドデザイン賞を受賞」
本ホテルにおける環境認証の取得およびアワード受賞について
・令和4年度 サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)
・2024年度 DBJ Green Building(プラン認証)
・グッドデザイン賞2025
・ウッドデザイン賞2025(ライフスタイルデザイン部門)



日本橋兜町・茅場町街づくりビジョン2040

●日本橋兜町・茅場町 情報発信サイト
Kontext:https://kontext.jp/
兜LIVE!:https://kabuto-live.com/
FinGATE:https://www.fingate.tokyo/

会社概要
当社は、我が国の金融マーケットの中枢的機能・役割を担う東京、大阪、名古屋、福岡を始めとする証券取引所ビルのオーナーとして、1947 年に設立され、場づくりを積み重ねることで街を彩ってきました。平和不動産グループの仕事に共通する根源的な価値は、さまざまな場づくりを通して、人々を惹きつけ未来に豊かさをもたらすこと。私たちはグループ一丸となって、魅力的な場づくりを展開します。
会 社 名:平和不動産株式会社
設 立 日:1947年7月
代 表 者:代表執行役社長 土本 清幸
本社所在地:東京都中央区日本橋兜町1番10号
会 社 H P :https://www.heiwa-net.co.jp/
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