ヒルトン、「2026年版グローバル・トレンド・レポート」を発表
日本で広がる祖父母と孫の特別な旅「孫旅」
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日本の旅行者の3分の1以上(37%)が祖父母と孫が一緒に休暇を過ごす「孫旅」を経験済み、または計画中
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10人中7人以上(71%)が「家族旅行はシニア世代のウェルビーイングを向上させる」と回答
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「孫旅」の主な動機は「祖父母と孫の特別な思い出づくり」が最多(43%)
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約半数(48%)が「多世代旅行において、ファミリールームやコネクティングルームが最も重要な要素」と回答

ヒルトン(米国バージニア州、取締役社長 兼 最高経営責任者: クリストファ J. ナセッタ)は本日、ヒルトン「2026年版グローバル・トレンド・レポート(英語)」を発行しました。本レポートでは、親世代を伴わず、祖父母と孫が一緒に休暇を過ごす「孫旅」がアジア太平洋地域で増加傾向にあり、日本においてもその人気が高まっていることが明らかとなりました。家族が旅のあり方を再定義し、一体感を育み、一生の思い出を作り、世代を超えた絆を深める旅の体験を重視していることが浮き彫りとなりました。
「孫旅」の増加:日本の家族の約4割が親抜きの休暇を計画
アジア太平洋地域全体で回答者の6割(60%)が、「『孫旅』を経験した」または「計画している」と回答しています。この傾向は中国(86%)とインド(79%)で特に顕著で、世代を一つ飛ばした休暇スタイルは主流となりつつあります。日本においても着実に広がりを見せており、3分の1以上(37%)が「『孫旅』を経験した」または「計画している」と答えており、過去1年以内に「孫旅」を経験、もしくは計画したと回答した人は18%にのぼり、祖父母と孫にとって新たな価値のある体験を創出したいという家族の思いが高まっていることを表しています。
ヒルトン アジア太平洋地域上席副社長兼コマーシャル・ディレクターのベン・ジョージは次のように述べています。「『孫旅』の増加は、家族のつながり方における興味深い変化を示しています。ヒルトンは、あらゆる世代が、ひとつ屋根の下で快適に過ごせるよう、ファミリー向けアメニティやコネクティングルームの確約、そして幅広い世代に対応したウェルネスプログラムなどを提供しています。多世代での家族旅行のニーズを先読みし、シームレスで思い出深い滞在を実現することで、お客様が大切な時間を共に過ごせるよう、努めてまいります」
休暇以上の価値:日本の「孫旅」で最も重視されるのは「一緒に新しい体験をすること」
日本では、家族の半数近く(47%)、そして祖父母の50%が「孫旅」の主な動機として、「新しいことを一緒に体験すること」を挙げています。アジア太平洋地域全体では「忘れられない思い出をつくること」が最大の動機(58%)となっており、特にインド(67%)、オーストラリア(64%)、ニュージーランド(63%)でこの傾向が顕著であるのに対し、日本の家族は「発見を共有すること」や「文化探求」への志向がより強いことを示しています。
日本の祖父母と孫にとって「孫旅」は、絆を深める貴重なきっかけ(37%)となっています。また、親が多忙であること(26%)、「孫旅」が家族にとって唯一無二の心に残る特別な体験となること(21%)も、重要な動機として挙げられています。
ウェルビーイングの向上:71%が「『孫旅』は祖父母の健康につながる」と回答
回答者の7割以上(71%)が家族旅行はつながりを深めるだけでなく、祖父母のウェルビーイングを向上させると考えています。祖父母にとって、孫と過ごす質の高い時間(50%)が旅行で最も大切な要素とされており、多世代旅行が心身の健康に良い影響をもたらすことを示しています。
また、ウェルネスのためのサービスや設備、バリアフリーのダイニング、シニアフレンドリーなサービスを含む、きめ細やかに設計された滞在は、祖父母世代が家族と一緒に健康的な時間を快適に過ごすために不可欠な要素となっています。

休息よりも家族の時間:家族は「共有体験」を優先
グローバルでは、2026年のレジャー旅行の主な動機は、個人の心身のリフレッシュとリラクゼーション(56%)が最も多く挙げられています。しかし、アジア太平洋地域の多くの旅行者にとっては、個人のリラックスよりも「家族での有意義な時間」が最優先事項となっています。回答者の6割(61%)が、くつろぐ時間よりも質の高いを過ごすことが重要と回答しており、日本の回答者も半数強(52%)が同様の考えを示しています。
旅行中のアクティビティに関しては、日本では、食体験の追求(64%)や歴史・文化的名所の訪問(58%)が上位を締めており、家族が発見や学び、有意義なつながりを重視した旅行を求めていることを反映した結果となっています。これは、日本が世界的に評価されている食文化を持つことを考えれば驚くことではありません。特にシンガポールなどの近隣のマーケットからの旅行者にとっては日本の食文化は大きな魅力となっており、食を中心とした体験が旅行の最優先事項になっています。
すべての世代のための客室:多世代旅行をシームレスに
「孫旅」に加え、多世代旅行も引き続き増加しています。アジア太平洋地域の家族のほぼ半数(48%)が年に1回以上、3世代以上で休暇を過ごしています。この傾向は中国(78%)やインド(65%)で特に顕著です。日本では、増加中ではあるものの、4分の1(26%)の家族が年に1回以上、3世代以上で旅行していると回答しています。日本では、家族の絆を深めること(58%)、世代を超えた思い出を作ること(51%)が主要な動機となっており、多世代体験の魅力が依然として高いことを示しています。
宿泊施設は、あらゆる世代が快適に過ごせる滞在を実現する上で重要な役割を果たします。家族のほぼ半数(48%)はコネクティングルームやファミリールームを好み、36%は施設内の子ども向けアクティビティを重視しています。さらに、リラクゼーションやウェルネス関連の設備やサービス(35%)も重要視されており、すべての世代に対応する滞在体験の必要性が浮き彫りになっています。
ヒルトン アジア太平洋地域ブランド・マネジメント部門上席副社長のタル・シェファーは次のように述べています。
「日本では、旅は家族や絆と深く結びついており、それが多世代旅行の継続的な増加にも表れています。ヒルトンでは、祖父母、親、子どもがつながりや大切にされていると感じ、一緒に忘れられない思い出を作ることができるよう、滞在のあらゆる細部を『とまるところで、旅は変わる。』という考えで設計しています。『ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ』での一生に一度の特別な旅、『モットーbyヒルトン』での都市型滞在、『ダブルツリーbyヒルトン』での家族旅行でも、ヒルトンのすべてのブランドが、有意義な体験を通して絆を深められるように作られています」

ヒルトン「2026年版グローバル・トレンド・レポート」:今後の旅行に関する主なインサイト
「旅の理由:旅の新しい出発点」をテーマとしたヒルトンの「2026年版グローバル・トレンド・レポート」では、祖父母と孫が家族旅行のあり方をどのように変えつつあるかを明らかにしています。ヒルトンが14か国、1万4,000人以上の旅行者を対象に実施した調査、5,000人以上のチームメンバー(従業員)によるインサイト、そして1,000人のヒルトン・オナーズ会員のフィードバックから、以下の注目すべきトレンドが浮き彫りとなりました。
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ハッシュピタリティ(Hushpitality):甘美な静寂を求めて
2026年、旅行者は日常の雑音から離れられるようなデスティネーションを求めるようになります。静けさやさらには沈黙を求める傾向は、なぜ旅行するのか、どこへ行くのか、どのようにリラックスするのかという点において、変化が生じていることを示唆しています。
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自宅にいるような快適さが新たな「持ち物」に
旅行者は旅先でも慣れ親しんだものに安心感を求め、自宅にいるような心地よさを求めています。多くの人が日頃のルーティンを旅にも持ち込むことで、馴染みのあるリズムのなかリラックスでき、充電期間や個人的な趣味に時間を費やし、休暇を有意義な時間へと変えています。
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インヘリツーリズム(Inheritourism):家族で受け継がれる旅のかたち
子どもが成長しても、親と旅行を続ける人が多く、長年の家族旅行を通じて培われた好みや慣習が、世代を超えて受け継がれています。ホテルの選び方から、ロイヤリティプログラムに至るまで、親の影響は世代を超えて、旅のスタイルや価値観の形成に重要な役割を果たしています。
ヒルトンの「2026年版トレンド・レポート (英語)」はstories.hilton.com/2026trendsからご覧ください。
2026年の旅行はHiltonhotels.jpより予約ください。
調査方法: 本調査結果は2つのアンケートに基づいています。いずれの調査にも非確率サンプルを使用し、イプソスの調査には事後解析の重み付けを適用して、性別、年齢、人種/民族、地域、教育に関して母集団の特徴がサンプルに反映されるようにしています。
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イプソスによるグローバル調査
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調査期間:2025年6月9日~30日
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対象国:13か国(オーストラリア、ブラジル、中国、ドイツ、インド、日本、メキシコ、サウジアラビア、シンガポール、トルコ、アラブ首長国連邦、英国、米国)
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対象者:今後1年以内に旅行予定のある18歳以上の成人1万4,009人
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OnePollによるアジア太平洋地域調査
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調査期間:2025年8月8日~27日
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対象国:5か国(オーストラリア、ニュージーランド、中国、インド、日本、シンガポール)
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対象者:祖父母が家族と旅行する家庭を対象に18歳以上の成人8,000人
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注釈: いずれの調査も非確率サンプリングを用いており、Ipsos調査結果は性別、年齢、人種/民族、地域、教育水準といった各国の人口特性に合わせて事後補正(ウェイト付け)が行われています。
ヒルトンについて
ヒルトンは、世界139の国と地域に9,000軒以上(130万室以上)のホテルを展開するホスピタリティ業界のグローバルリーダーです。世界で最もおもてなしの心に溢れた企業であることをミッションに掲げ、100年以上にわたって、30億人を超えるお客様をお迎えしてきました。米フォーチュン誌とGreat Place To Workによる「働きがいのある会社」ランキングで第1位に選出され、世界的な ESG投資指標である「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」でグローバルリーダーに選出されています。ゲストエクスペリエンスを向上するため、デジタル・キーの共有、無料の客室アップグレードの事前選択、「コンファームド・コネクティングルーム」機能など、業界をリードするテクノロジーを導入しています。25のグローバル・ブランド・ポートフォリオのうち、日本では8ブランド・31軒のホテルを展開しています。また、受賞歴を誇るゲスト・ロイヤリティ・プログラム「ヒルトン・オナーズ」の会員数は2億2,600万人以上で、公式チャネル経由で直接予約したヒルトン・オナーズ会員は、宿泊や体験などに交換できるポイントを獲得できます。また、無料のヒルトン・オナーズ・アプリから客室の選択、デジタル・チェックイン、デジタル・キー(国内の一部のホテルでは未導入)をご利用いただけます。
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