Green Carbon株式会社は、AWD導入による米の品質向上の研究に向け、ベトナム国立大学ハノイ校ビジネススクールHSBとMOUを締結

節水効果・温室効果ガスの排出削減効果・収量の向上効果などAWDのさらなる効果検証を目指す

グリーンカーボン

ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、高等教育機関であるベトナム国立大学ハノイ校ビジネススクール(HSB:Hanoi School of Business & Management※1)と、AWD(間断灌漑※2)のさらなる効果検証を行うため、MOUを締結したことをお知らせします。

本プロジェクトでは、水稲栽培におけるAWDがお米の品質に与える影響を研究・検証します。これにより、既に広く知られている節水効果や温室効果ガスの排出削減効果、収量の向上効果、また倒伏等の軽減効果に加え、「品質」という新たな視点からAWDがもたらす多面的な影響を科学的に明らかにすることを目指します。本プロジェクトは、持続可能な農業と気候変動対策を両立しうる先駆的な取り組みとして、今後さらに歩みを加速させていくものです。

〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら

https://green-carbon.co.jp/contact/

○GreenCarbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら

https://green-carbon.co.jp/download-form/


◆本プロジェクトのMOU締結背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど自然由来のカーボンクレジット創出を幅広く展開しています。各地域の自然資源の特性に適したカーボンクレジット創出プロジェクトの開発を行うとともに、衛星データを活用した適地選定とモニタリングにより、効率的かつ透明性の高いプロジェクト運営を実現しています。

特にベトナムにおいては、AWDを用いた水田のメタンガス削減プロジェクトを主力事業として推進しており、2024年8月にはベトナム支社を設立し、現在同国の22省とのMOUを締結し、プロジェクト開発を進めています。こうしたAWD普及の取り組みを推進する中で、AWDが環境面での効果だけでなく、稲作の根幹であるお米の品質にどのよう影響を与えるのかを科学的に解明することが、技術のさらなる普及と価値向上に不可欠であると認識しました。そこでこの度、ベトナム有数の研究・教育機関であり、農業経済や経営管理・地域開発にも深い知見を有するHSBとの間で正式にMOUを締結するに至りました。


◆本プロジェクトにおける各社の役割

ベトナム・ゲアン省にてGreen CarbonがすでにAWDを導入している圃場を対象とし、AWDを実施したお米とAWDを実施しなかったお米を収穫し、お米の食味評価、栄養や機能性に関与する各種成分分析などの比較をすることを検討しています。

本プロジェクトにおいて、HSBは研究対象となるお米の品質に関与する具体的な評価項目の特定することを担当します。Green Carbonは、国際基準に準拠したAWDに関する知見共有、AWD導入支援、必要データの収集、サンプル管理までお米の収穫まで農家に寄り添いながら、一連のプロセスを主導します。

○MOU締結の様子(左4番目から左に、HSB代表Assoc Prof, Dr. Nguyen Dinh Tho氏、HSB企業開発協力センター 科学部長 Assoc Prof, Dr. Hoang Dinh Phi氏、Green Carbon Phan Thành氏)
○ゲアン省にて水田の視察を行っている様子

◆ベトナムにおけるGreen Carbonの取り組みの展望

Green Carbonは、ベトナム政府が主導する「100万haプロジェクト」に参画しています。これは2023年11月に発表されたベトナム政府が最優先事項で主導するもので、2030年までにベトナム南部のメコンデルタ地域の総水田面積100万haにおいて、高品質かつ環境負荷の少ない稲作の普及を目指す取り組みです。

今回、HSBと協力することで得られるAWDの品質への効果をこの100万haプロジェクトにも活用し、ベトナムにおける米の収量と品質の向上を図りながら、稲作の脱炭素化にも貢献してまいります。

○ベトナム「100万ヘクタールプロジェクト」正式参画リリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000117956.html

※1:ベトナム国立大学ハノイ校ビジネススクール(HSB:Hanoi School of Business & Management)

HSBは、1995年7月13日付ベトナム国家大学ハノイ校長決定第252/TCCB号に基づいて設立された高等教育機関です。またベトナム国家大学ハノイの研究志向の自治校であり、ベトナムおよび地域の産業界および学界に大きなネットワークを有しています。

※2:間断灌漑(Alternate Wetting and Drying;AWD)

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。湛水状態で増殖するメタン生成バクテリアの活動を制限することで、米の生産を維持しながらメタン排出を効果的に削減することができます。またAWDの場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。


◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業

URL    : https://green-carbon.co.jp/


◆GREEN CARBON JAPAN VIETNAM COMPANY LIMITED

略称    :GREEN CARBON JAPAN VIETNAM CO,. LTD

代表者   :代表取締役 大北 潤

所在地   :10th Floor, The Nexus Building, 34-3B Ton Duc Thang, Ben Nghe Ward, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

設立    :2024年8月

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業

◆Green Carbon事業紹介

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。

事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 


◆Green Carbon株式会社SNSはこちら
Carbon Credits Journal:https://biz-journal.jp/carboncredits/
Linkedin :https://www.linkedin.com/company/green-carbon-inc/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61557429326458
X    :https://mobile.x.com/GreenCarbon2019

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会社概要

Green Carbon株式会社

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URL
http://green-carbon.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AKASAKA 607
電話番号
080-7307-8597
代表者名
大北潤
上場
未上場
資本金
3億29万円
設立
2019年12月