福岡市×蔵衛門、公民連携で地場建設業の課題解決 建設DX実証プロジェクトの実施事業者へ決定
株式会社ルクレ(以下、ルクレ)は、建設DXプラットフォーム「蔵衛門」が、福岡市の公民連携事業「mirai@(ミライアット)」の建設DX実証プロジェクトの実施事業者に決定したことをお知らせします。本実証プロジェクトは、AI等の先端技術を活用し、地域建設業の生産性向上を目指すものであり、福岡市道路下水道局発注の下水道工事現場で実証実験を行います。
工事写真からはじめる建設DXプラットフォーム『蔵衛門』ページ:https://www.kuraemon.com/

【福岡市ご担当者による説明】
福岡市では、地場建設企業がスタートアップ等の技術を導入することで、建設現場における生産性向上などに繋げるための支援事業「建設DX」に取り組んでいます。特に、現場作業終了後に行う膨大な量の写真の分類や選別作業などの事務作業が長時間労働の主要因の一つとなっており、その効率化が喫緊の課題です。
今回、写真撮影要領(下水道)に対応した撮影時のガイダンス機能や撮影写真の自動整理機能などの写真管理業務の効率化に資する実証プロジェクトを通じて、写真管理に起因する長時間労働が縮減されることを期待しております。
【実証プロジェクトの概要】
建設現場における「業務効率化」といった課題の解決に向けて、公共工事の現場をフィールドとした実証プロジェクトです。
●テーマ
工事過程の記録として日々撮影する膨大な量の写真整理の効率化及び撮影漏れの防止
●課題
現場作業終了後に行う膨大な量の写真の分類や選別作業などの事務作業が長時間労働の主要因の一つとなっており効率化が必要です。また、現場作業終了後に撮影漏れが判明すると、各施工段階の記録が十分に残せず、品質管理などの面で支障をきたす可能性があるため、事前に撮影漏れを防ぐための工夫や対策を講じておくことが大切になります。
●実現したい未来
写真管理に起因する長時間労働の縮減と撮影漏れ防止による品質管理の徹底
●実証現場
福岡市道路下水道局発注の下水道工事現場
【mirai@(ミライアット)とは】
福岡市が運営する公民連携ワンストップ窓口です。社会課題・行政課題の解決に向けて、関係者や地元調整、実証フィールドの提供、行政データの提供、広報、国家戦略特区を活用した国への規制緩和の働き掛けなど、スタートアップをはじめ民間事業者のみなさまの「福岡市“で”やりたい」「福岡市“と”やりたい」を全力でサポートしています。
mirai@(ミライアット):https://mirai.city.fukuoka.lg.jp/about/
【 今後の展開 】
ルクレは、地域の実情に応じた導入支援を通じて、全国の自治体が目指す建設DXを力強くサポートする「建設DXパートナー」として活動してまいります。地場建設企業の生産性向上、担い手確保、そして質の高い公共事業の実現に向け、「蔵衛門」の取り組みにご期待ください。
『蔵衛門(くらえもん)』とは
1999年に発売した台帳作成ソフト『蔵衛門御用達』によって、写真管理に忙殺される現場監督の負担を軽減し、大手ゼネコンから小規模工務店にまで導入されています。建設業界が業務効率化のために推奨する“電子小黒板”を、デジタルカメラに代わる電子小黒板タブレットとして『蔵衛門Pad』を2014年に発売。国土交通省が定めるNETIS(※)で最高評価(VE)を獲得しました。
建設業への残業規制を受け、現場監督ひとりに対する効率化ではなく、現場全体の効率化を推進するため、2022年4月からは、現場アプリ・共有クラウド・パソコンソフトをワンプラットフォーム化した『蔵衛門プレミアム』を提供開始。施工管理で誰もが使う工事写真を軸にしているため、現場に無理なく浸透・定着させることが可能です。工事写真からはじめる建設DXプラットフォーム「蔵衛門」として施工に関わるすべての人の業務効率化を推進します。
※ NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)
【株式会社ルクレ】
株式会社ルクレは、“デザイン×アイデア×ITで すべての人を次の世界へ”をミッションに掲げ、生活やビジネスなどさまざまなシーンにおける既存の考え・方法・癖(ユーザーリアリティ=UR)を理解し、ユーザーを軽やかに次の世界へと連れて行くサービスを提供しています。
代表取締役:有馬 弘進(ありま ひろのぶ)
会社設立:1995年9月20日 公式サイト:https://lecre.jp

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