ジンジブとRePlayce、高校生が多様な進路選択ができる社会をめざした業務提携のお知らせ
高校生の就職を支援している株式会社ジンジブ(以下、ジンジブ)と、中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayce(読みリプレイス。以下、RePlayce)は、キャリア教育と進路選択の支援についての業務提携を開始いたします。
この連携により、高校生の進路選択をもっと多様なものにする社会をめざします。
業務提携の背景
2024年4月にRePlayceが実施した、全国の中高生へのアンケート結果によると、「家族や学校関係者以外の大人に進路相談をできている学生」はわずか5%にとどまりました。学校「職業体験、見学の機会」が十分に行われていないため「将来について考える機会が少なく、具体的なイメージができていない」と回答したデータがあります。(※1)
またジンジブで実施した、高校を卒業して就職した人へのアンケートでは、「高校生時代に教えてほしかったこと」に対し、「自己理解・社会理解に関することを教えて欲しかった」回答が多数ありました。(※2)。
このことからも、学校の先生だけに頼らないキャリア教育の機会が必要とされていると読み取れます。
また、学習指導要領の「キャリア教育の手引き」でも、社会との関わりや、外部専門機関との連携したキャリア教育の必要性について言及されています。
RePlayceでは、「はたらく部」という中高生向けのキャリア教育事業の実践で培ったノウハウを活かし、2025年春に高校の開校を予定しています。通信制サポート校「HR高等学院」では、様々な企業や業界の第一人者の方々に参画頂き、「社会全体で次世代を育成する」ような、新しい学びの場を作っていきます。
ジンジブでは、高校生の就活を支援しています。進路決定をする前に、キャリアについて自己で考える「きっかけ」をつくるキャリア教育プログラム「ジョブドラフトCareer」や、1日で多くの会社から話仕事体験ができる「おしごとフェア」を提供しています。就職を決めた高校生へは、求人情報サイトや合同企業説明会、授業など進路選択時に向けたサポートも提供しています。
このたび、キャリアを実践的に学べる機会を提供する「HR高等学院」のキャリア教育の取り組みの1つとして、「ジョブドラフトCareer」をはじめ、進路選択時のサポートのご導入が決定いたしました。
また両社で協力をし、高校生の進路選択をもっと自由で主体的な、多種多様なものにする取り組みを行ってまいります。
※1)出典:全国の中高生に学校生活・キャリア教育に関わる意識調査(RePlayce) https://replayce.co.jp/news/01hthqjdvt56tjk0p77h71bdfh
※2)出典:株式会社ジンジブ「高卒早期離職に関するアンケート調査」2021年 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000048030.html
業務提携の内容
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キャリア教育プログラム「ジョブドラフトCareer」の実施(渋谷キャンパス・オンライン)
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お仕事体験を通して職業理解を深めるイベントを共同開催
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就職を考える決めた生徒に対する就活サポートの実施
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新しい高校生向け教育プログラム開発
RePlayceとジンジブは、それぞれ2023年の経済産業省「第13回キャリア教育アワード」優秀賞を受賞しました。高校生を対象にしたキャリア教育事業を展開する2社が強力なタッグを組み、一人ひとりが自分らしい価値観のもと、将来どう生きたいかを自分で考えるきっかけを創ることで、社会に出ることにワクワクした高校生であふれる、豊かな社会づくりに寄与してまいります。
ジンジブは、経済産業省が主催する「第13回キャリア教育アワード 中小企業の部」にて、高校生にキャリアの「きっかけ」を創る体験型キャリア教育支援プログラム「ジョブドラフトCareer」を始め、職業体験イベントの「おしごとフェア」や「ジョブドラフトFes」が「優秀賞」を受賞いたしました。
RePlayceが運営する中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」(※3)は、2023年経済産業省「第13回キャリア教育アワード(大企業の部)」優秀賞を受賞いたしました。
※3)RePlayceは「はたらく部」をNTTドコモからスピンアウトし、2024年4月創立
ジンジブ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000048030.html
RePlayce https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000119995.html
■支援先の学校概要
HR高等学院は、2025年春に開校予定の企業や社会と共につくる、新しい形の教育機関。
基礎学習に加えて、企業PBLや探究に特化したカリキュラムを実施します。協賛企業と連携しながら、リアルな社会での課題解決を実践的に学ぶ機会を提供します。提携校としては、通信制高校大手として実績のあるカシマ教育グループの「鹿島山北高等学校」と提携を行い、高校卒業資格の取得とその先の大学進学等の進路選択をサポートしていきます。
HR高等学院 公式サイト https://hr-highschool.com/
■提供予定の「ジョブドラフトCareer」とは
高校生にキャリアの「きっかけ」を創る体験型のキャリア教育プログラムです。進学や就職などの進路決定前の生徒に、高校生が将来を自分で考える”きっかけ”を創ります。
ジンジブの担当が高校に出向いて授業を行い、2023年度には438校の高校にて実施いたしました。1コマから実施可能で、主催する「おしごとフェア」と「ジョブドラフトFes」にご参加いただくことで多角的に支援します。プログラムは、自己理解や社会理解、進路、社会人基礎力に関する38個をご用意し、学校の課題に合わせて提案いたします。
■高校生の就職活動について
厚生労働省の発表では、2024年3月卒の高卒求人倍率は「3.98倍」と統計を開始した1985年以降、過去最高の水準となりました。アフターコロナによる経済活動の回復や、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題が迫る人手不足を背景に、高卒採用には注目が集まっています。
高校生にとっては「売り手市場」の現状です。しかし高校就活は、高校からの紹介、「求人票」での条件面を中心とした文字情報や、短い就活期間、多くの地域で始めは1人1社のみの応募に絞るなど、限られた環境の中で行われるのが一般的です。応募前の情報不足が要因で、ミスマッチ入社することでの早期離職は、高校生・企業の双方にとっての課題です。
HR高等学院に通う生徒が、主体的な就活を支援するために、ジンジブが就活サポートを行います。
■代表よりメッセージ
山本 将裕(株式会社RePlayce 代表取締役CEO)
今回、高校生のキャリア教育のトップランナーとして走り続けるジンジブ様にお力添えいただき、連携して高校生のキャリア教育・進路選択時におけるサポートができるようになり、大変光栄です。
日本の高校生の就職は、基本的にはひとり一社しか選択できない状況ですが、多様な会社へ就活ができる進路選択をすることで、もっともっと「社会に出ることが楽しみになる」高校生がふえることにもつながると考えています。また、高い離職率の高卒就職の改善に貢献していきます。
山本 将裕 プロフィール
2010年にNTT東日本に入社。2015年NTTグループ内組織活性有志活動「O-Den」を組成。NTTドコモでは「ドコモアカデミー」学長に就任。2022年「はたらく部」を立ち上げ、2023年経済産業省「第13回キャリア教育アワード」の優秀賞を受賞。2024年4月、NTTドコモから事業をスピンアウトし株式会社RePlayceを設立。
現在、社会全体で次世代を育成する、新しい学びの場である通信制サポート校「HR高等学院」を2025年4月開校にて準備中。
星野 圭美 (株式会社ジンジブ 取締役)
この度、RePlayce社が開校されるHR高等学院にて、キャリア教育、そして就職サポートの部分でご支援できることを、大変光栄に思っております。
これまで多くの通信制高校の現場でサポートさせていただいた経験を活かし、本業務提携を通じて、これからを生きる人の夢を増やし、誰もがわくわくする未来を創っていけるよう、取り組んでります。キャリア教育アワードを受賞した2社のタッグに是非ご期待ください。
星野圭美 プロフィール
2003年4月大学卒業後、新卒採用支援コンサル会社に入社。
中小ベンチャー企業を中心に新卒採用戦略立案から実施までをサポート。大阪支社立ち上げや採用プロデュース事業部の部長を歴任。2014年2月に株式会社ジンジブに入社する。人材紹介事業部(中途)、ドラフト(高卒採用支援)事業部立ち上げに従事し、2022年9月取締役就任(現任)。
現在、キャリア教育開発部、カスタマーサポート部の管掌と、高卒者の第二新卒の転職・リスキリングを支援する「ジョブドラフトNext」立ち上げに従事している。
<団体概要>
■ 株式会社RePlayce
代表取締役:山本 将裕
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
設立:2024年1月15日
HP:https://replayce.co.jp/
中高校生向けキャリア探究サービス「はたらく部」をNTTドコモからスピンアウトし、2024年4月創立。若い世代の探究心に火をつけ、誰もがわくわくする未来を創ることをミッションに、子どもたちの自己実現、今後の日本社会を支える人材育成の事業に取り組む。
探究を中心とした教材開発、社会人講師の派遣、オンラインスクール事業を運営。
■ 株式会社ジンジブ
代表取締役:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
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