当社新設子会社による工場用不動産の譲受け及び事業（食品加工技術の研究開発事業、食品加工事業）の本格的開始に関するお知らせ

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　当社が 2020年３月10日付にて新設した完全子会社 株式会社ハイブリッドラボ（代表取締役会長：望月 圭一郎、取締役社長： 石橋 剛、本社： 宮城県仙台市、以下「ＨＬ社」と称する）は、2020年６月12日付の同社取締役会にて、破産会社 有限会社マルセ秋山商店（代表取締役： 秋山 英輝、本社： 宮城県石巻市、以下「マルセ秋山商店」と称する）が所有する不動産を譲り受け、本社を宮城県石巻市へ移転することを決議し、ＨＬ社の事業（食品加工技術の研究開発事業、食品加工事業）を本格的に開始することになりましたことをお知らせいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記
１．取得の理由
　当社は、1970年の創業以来、「食」を中心とする商空間の総合サービスを提供し、飲食業界や小売業界での多くの実績を積み重ね、先日2020年５月15日に設立50周年を迎えました。現在では従来の枠組みを超え、食に関わる店舗以外にも、物販店、サービス店、アミューズメント施設、病院等のメディカル関係、リゾートホテル、更には店舗のみならず、商業ビル、物流センター、食品工場などの企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスといった様々な商空間の総合サービスを提供している商空間テック企業として、日本国内のほか、タイ、台湾、シンガポール等のアジアにおいても「世界でも期待される企業」を目指し成長し続けております。
　特に最近では、当社グループは技術力や営業力をつけてきたことにより、ホテル、商業ビル、食品工場、物流センター等の大型建築物において、元請け、または大手ゼネコンの協力会社として、建築分野は元より建築設備分野や食品設備分野の設計・施工も行い、多数の実績を出して参りました。完工後においても、一般的なオフィスから食品工場における常駐型メンテナンスまで、幅広い種類の物件を対象としてビルメンテナンス事業や、プロパティ・マネジメント事業を行い、お客様にご安心して事業活動いただけるサポート体制をとっております。
　また、当社は、長年「食」を中心とする商空間の総合サービスを提供しておりますが、通信販売の台頭等、時代が変化し、店舗の在り方が目まぐるしく変わってきたことへの対応もあり、最終消費者をお客様とする店舗だけでなく、その商流の川上である食品加工工場へのサービス提供も行って参りました。そのために、食品安全衛生の規格であるHACCPやFSSC22000等の取得を前提とした先進的な物件において、数多くの施工実績を出してきました。その実績をもとに、食品の鮮度維持や生産性を向上させる加工ライン等の研究開発及び食品加工・販売を行うことを目的に、ＨＬ社を2020年３月10日付で設立した次第です。当社は、年４回の株主優待のうち、年２回の株主優待は東北地方の復興支援という社会貢献目的で、残り年２回は全国各地域の６次産業化支援及び地域創生という社会貢献目的で実施している中、株主優待制度でもご縁のある地域の宮城県石巻市において水産加工事業を行っていたマルセ秋山商店の従業員を引き継ぐ形で、同社の不動産を本日付けで譲り受け、ＨＬ社の事業を本格スタートさせるに至りました。
　ＨＬ社は、その社名に相応しく、当社グループの「ラボ（研究所）」としての機能を持たせることで、当社グループにおいて電気、空調、給排水、冷凍冷蔵、各種設備分野の技術力だけでなく、ＨＬ社が新たなる技術の研究開発機能を持つことにより、当社グループ各社の設備力を合わせ、食品衛生の面だけでなく、時代に向けたプラスアルファの面を提供いたします。例えば、当社は、2019年３月７日付にてブランテックインターナショナル株式会社と販売代理店契約を締結し、同社が開発・製造する、食品の鮮度や品質を高度に維持したまま凍結、輸送ができる食塩水氷「ハイブリッドアイス」の製氷機や、その「ハイブリッドアイス」自体の販売を開始しておりますが、その「ハイブリッドアイス」や同製氷機を、ＨＬ社で取り扱う水産品や水産加工品の鮮度維持に活用することで、それらの食品をご試食いただきながら、「ハイブリッドアイス」の良さをご実感いただくことも予定しております。これらの技術を日本国内だけでなく、海外にも提供し、日本とアジアの架け橋となっていく予定です。
　ＨＬ社が取り扱う鮮度維持の技術により、日本国内においても、産地において生産者が半加工した食品の鮮度を保ったまま配送することが可能になってくることを踏まえ、それらの技術を活用したクラウドキッチンを当社が運営する計画です。現在のコロナ禍において、飲食店が業態転換を余儀なくされている中、新時代にマッチした飲食店事業のパッケージを当社とＨＬ社の両社で考え、新時代における飲食店支援や今後のスタートアップ企業支援を、厨房機器等の設備のレンタルや物件のサブリース等も含め、ソフト面とハード面の両側面から考えて参ります。
　現在、新型コロナウィルス感染症の流行のため、世界的に投資を控える動きも一部には見受けられますが、当社グループとしては、アフターコロナの将来を見据え、必要な投資は今のうちから積極的に行っていく所存です。株式会社ハイブリッドラボが、工場・建物の不動産を今回譲り受けることにより、上述の事業を積極的に展開し、当社グループとしてのシナジー創出を加速させ、同社を含めた当社グループ28社にて当社グループの企業価値向上を今後も図ってまいります。

２．当社子会社の概要

３．取得資産の概要

４．取得先の概要

５．取得の日程

６．今後の見通し
　本件が当社2020年12月期連結業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事実が発生した場合には速やかに発表いたします。

【ご参考】
2018年10月31日付
「ブランテックインターナショナル株式会社との販売代理店契約締結に向けた基本合意書締結に関するお知らせ」
　https://ssl4.eir-parts.net/doc/9612/tdnet/1640462/00.pdf

2019年３月７日付
「ブランテックインターナショナル株式会社との販売代理店契約締結に関するお知らせ」
　https://ssl4.eir-parts.net/doc/9612/tdnet/1682270/00.pdf

当社ホームページ ハイブリッドアイスのご紹介
　https://www.luckland.co.jp/hybridice/

当社ホームページ「株主優待のご案内」
　https://www.luckland.co.jp/ir/incentives.html

ＥＣサイト「ご当地こわけ」
　https://www.kowake.shop/

以上

【株式会社ラックランド　会社概要】
【本社所在地】 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-18-20 TEL : [phone]（代表）
【代表取締役社長】 望月 圭一郎
【資本金】 33億4,108万円（2020年3月31日現在）
【従業員】 1,239名（2020年5月31日現在） ※連結
【設立】 1970年5月15日
【事業内容】
・店舗施設の企画制作事業
・商業施設の企画制作事業
・食品工場及び物流倉庫の企画制作事業
・店舗メンテナンス事業
・省エネ及びCO2削減事業
・建築事業/建築設備事業/冷凍冷蔵設備事業(エンジニアリング事業)

【事業所】
東京(本社/分室/新館/技術センター)
大阪支店/東北支店/仙台営業所/青森営業所/盛岡営業所/郡山営業所/札幌営業所/立川営業所/静岡営業所/名古屋営業所/金沢営業所/広島営業所/福岡営業所
メンテナンスステーション(東関東・北関東・横浜・水戸・宇都宮・長野・高松)
配送センター

グループ会社
<国内>
㈱ケークリエイト/ニイクラ電工㈱/光電機産業㈱/マッハ機器㈱/エースセンター㈱/㈱ラックもっく工房/㈱木戸設備工業/協和電設㈱/静清装備㈱/光立興業㈱/大阪エアコン㈱/オーエイテクノ㈱/日本ピー・アイ㈱/墨東建材工業㈱/㈱環境装備エヌ・エス・イー/㈱ハイブリッドラボ

<海外>
LUCKLAND ASIA PTE.LTD./LUCKLAND MALAYSIA SDN.BHD./LUCKLAND(CAMBODIA) CO.,LTD/LUCKLAND(THAILAND) CO.,LTD/LUCKLAND VIETNAM CO.,LTD/PT.LUCKLAND CONSTRUCTION INDONESIA/台灣樂地建築股份有限公司/VIET BOKUTO CO., LTD/BK METAL CO., LTD

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