保育士不足解消のカギは「給与改善」潜在保育士の63.4%が給与・待遇改善を最重視、現役保育士を大きく上回る

〜復職への道筋は「短時間勤務」と「柔軟な働き方」、多様な働き方の選択肢整備が急務〜

株式会社 明日香

 株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、現役保育士108名と、保育士資格保有者で現在保育職に就いていない潜在保育士93名を対象に、保育士の多様な働き方・キャリアパス調査を実施しましたので、お知らせいたします。

  •  01|潜在保育士の63.4%が、保育士不足解消に「給与・待遇の改善」が重要と回答、現役保育士を18.0ポイント上回る

  •  02|約9割の現役保育士が、保育所以外での勤務に関心あり、一時預かり施設(54.2%)が最多

  •  03|復職意向のある潜在保育士の51.2%が、「短時間勤務が可能であれば」復職を検討、「給与改善」と「柔軟な勤務時間」が同水準で続く

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■調査概要

  • 調査名称:保育士の多様な働き方・キャリアパス調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年12月1日〜同年12月11日

  • 有効回答:現役保育士108名、保育士資格保有者で現在保育職に就いていない潜在保育士93名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

【共通設問】

■保育士不足の解消策、現役保育士・潜在保育士ともに「給与・待遇改善」が最多

 「Q1. あなたが、保育士不足を解消するために、重要だと思うことを教えてください。(上位3つまで回答)」と質問したところ、現役保育士(n=108)は「給与・待遇の改善」が45.4%、潜在保育士(n=93)は「給与・待遇の改善」が63.4%という回答となりました。

<現役保育士(n=108)>

  • 給与・待遇の改善:45.4%

  • 労働時間の短縮:36.1%

  • 柔軟な働き方の選択肢を増やす:31.5%

  • 潜在保育士の復職支援の強化:22.2%

  • 短時間勤務制度の充実:20.4%

  • 複数施設での勤務を認める制度の整備:20.4%

  • 保育士の社会的評価の向上:17.6%

  • 保育士養成校への支援強化:10.2%

  • 業務のICT化・効率化の推進:3.7%

  • 多様な保育サービス(子育て支援センター等)の拡充:0.9%

  • その他:0.9%

  • 特にない/わからない:0.0%

<潜在保育士(n=93)>

  • 給与・待遇の改善:63.4%

  • 労働時間の短縮:26.9%

  • 柔軟な働き方の選択肢を増やす:26.9%

  • 保育士の社会的評価の向上:22.6%

  • 短時間勤務制度の充実:18.3%

  • 潜在保育士の復職支援の強化:15.1%

  • 多様な保育サービス(子育て支援センター等)の拡充:12.9%

  • 業務のICT化・効率化の推進:9.7%

  • 複数施設での勤務を認める制度の整備:6.5%

  • 保育士養成校への支援強化:5.4%

  • その他:2.2%

  • 特にない/わからない:12.9%

【現役保育士のみの設問】

■現役保育士の41.7%が、「ワークライフバランス重視」で現在の働き方を選択

 「Q2. あなたが現在の働き方(雇用形態・勤務先)を選んだ理由を教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、ワークライフバランスを重視したいから」が41.7%、「やりがいのある仕事ができるから」が37.0%、「家庭や育児と両立しやすいから」が35.2%という回答となりました。

  • ワークライフバランスを重視したいから:41.7%

  • やりがいのある仕事ができるから:37.0%

  • 家庭や育児と両立しやすいから:35.2%

  • 給与・待遇が良いから:31.5%

  • キャリアアップの機会があるから:28.7%

  • 勤務地が自宅から近いから:25.9%

  • 柔軟な勤務時間を選べるから:17.6%

  • 人間関係が良好だから:13.0%

  • 子ども一人ひとりと関わることができる環境だから:11.1%

  • その他:0.0%

  • わからない/答えられない:0.0%

■現役保育士の働き方の課題、「給与が低い」「労働時間が長い」が上位

 「Q3. あなたが現在の働き方において、課題だと感じていることを教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「給与が低い」が38.0%、「労働時間が長い」が37.0%、「キャリアアップの機会が少ない」が29.6%という回答となりました。

  • 給与が低い:38.0%

  • 労働時間が長い:37.0%

  • キャリアアップの機会が少ない:29.6%

  • 業務量が多すぎる:27.8%

  • 人間関係に悩みがある:24.1%

  • 柔軟な働き方ができない:21.3%

  • ワークライフバランスが取れない:19.4%

  • やりがいを感じられない:13.0%

  • 職場の環境が良くない:7.4%

  • 施設の保育方針が自分の理想像と異なる:5.6%

  • その他:0.9%

  • 特に課題はない:4.6%

■現役保育士の6割以上が、「正規職員フルタイム」を希望

 「Q4. あなたは、今後どのような働き方を希望しますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「正規職員(フルタイム)として働きたい」が64.8%、「正規職員(短時間勤務)として働きたい」が25.0%、「非正規職員(パート・アルバイト)として働きたい」が15.7%という回答となりました。

  • 正規職員(フルタイム)として働きたい:64.8%

  • 正規職員(短時間勤務)として働きたい:25.0%

  • 非正規職員(パート・アルバイト)として働きたい:15.7%

  • 派遣社員として働きたい:14.8%

  • フリーランス・個人事業主として働きたい:13.9%

  • 複数の施設を掛け持ちして働きたい:13.0%

  • 時間単位で柔軟に働きたい:6.5%

  • 今の働き方を続けたい:2.8%

  • その他:0.0%

  • わからない/答えられない:1.9%

■88.8%の現役保育士が、保育所以外での勤務に関心あり

 「Q5. あなたは、保育士として保育所以外の場所(子育て支援センター、ベビーシッター、放課後児童クラブ、等)で働くことに関心がありますか。」(n=108)と質問したところ、「非常に関心がある」が48.1%、「やや関心がある」が40.7%という回答となりました。

  • 非常に関心がある:48.1%

  • やや関心がある:40.7%

  • あまり関心がない:11.1%

  • 全く関心がない:0.0%

  • わからない/答えられない:0.0%

■現役保育士の転職希望先、「一時預かり施設」が54.2%でトップ

 「Q6. Q5で「非常に関心がある」「やや関心がある」と回答した方にお聞きします。どのような場所で働くことに関心がありますか。(複数回答)」(n=96)と質問したところ、「一時預かり施設」が54.2%、「子育て支援センター」が39.6%、「放課後児童クラブ」が30.2%という回答となりました。

  • 一時預かり施設:54.2%

  • 子育て支援センター:39.6%

  • 放課後児童クラブ:30.2%

  • ベビーシッター:27.1%

  • 病児保育施設:26.0%

  • 児童館:14.6%

  • 保育関連の研修講師・コンサルタント:11.5%

  • その他:1.0%

■約半数の現役保育士が、理想の働き方実現のために「給与・待遇の改善」を重要視

 「Q7. あなたが理想の働き方を実現するために、重要だと思うことを教えてください。(上位3つまで回答)」(n=108)と質問したところ、「給与・待遇の改善」が45.4%、「労働時間の短縮」が43.5%、「柔軟な勤務時間の選択肢」が26.9%という回答となりました。

  • 給与・待遇の改善:45.4%

  • 労働時間の短縮:43.5%

  • 柔軟な勤務時間の選択肢:26.9%

  • 短時間勤務制度の充実:25.9%

  • キャリアアップの機会:19.4%

  • 複数施設での勤務を認める制度:17.6%

  • 職場の人間関係の改善:13.9%

  • 研修・スキルアップの支援:6.5%

  • 業務のICT化・効率化:6.5%

  • 保育士の社会的評価の向上:5.6%

  • その他:0.0%

【潜在保育士のみの設問】

■潜在保育士の43.0%が、「給与の低さ」を理由に現場復帰を見送り

 「Q8. あなたが現在、保育職に就いていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=93)と質問したところ、「給与が低いから」が43.0%、「他の仕事に興味があるから」が33.3%、「体力的にきついから」が29.0%という回答となりました。

  • 給与が低いから:43.0%

  • 他の仕事に興味があるから:33.3%

  • 体力的にきついから:29.0%

  • 業務量が多すぎるから:25.8%

  • 労働時間が長いから:23.7%

  • 人間関係に不安があるから:18.3%

  • 保育職以外でキャリアを積みたいから:16.1%

  • 保育に魅力を感じなくなったから:12.9%

  • 家庭や育児と両立が難しいから:11.8%

  • ブランクがあり復職に不安があるから:11.8%

  • その他:6.5%

■潜在保育士の6割超が、保育士資格を活用

 「Q9. あなたは現在、保育士資格を何らかの形で活かしていますか。(複数回答)」(n=93)と質問したところ、「全く活かしていない」が37.6%、「保育以外の仕事で活かしている」が26.9%という回答となりました。

  • 全く活かしていない:37.6%

  • 保育以外の仕事で活かしている:26.9%

  • 家庭での子育てで活かしている:18.3%

  • 保育関連の別の仕事で活かしている:16.1%

  • ボランティア活動で活かしている:12.9%

  • その他:3.2%

■4割以上の潜在保育士が、復職に関心あり

 「Q10. あなたは、今後保育職に就職・復職することに関心がありますか。」(n=93)と質問したところ、「非常に関心がある」が9.7%、「やや関心がある」が34.4%という回答となりました。

  • 非常に関心がある:9.7%

  • やや関心がある:34.4%

  • あまり関心がない:22.6%

  • 全く関心がない:26.9%

  • わからない/答えられない:6.5%

■潜在保育士の就職・復職条件、第1位「短時間勤務が可能であれば」

 「Q11. Q4で「非常に関心がある」「やや関心がある」と回答した方にお聞きします。どのような条件であれば、保育職への就職・復職を検討しますか。(複数回答)」(n=41)と質問したところ、「短時間勤務が可能であれば」が51.2%、「給与が改善されれば」が43.9%、「柔軟な勤務時間が選べれば」が43.9%という回答となりました。

  • 短時間勤務が可能であれば:51.2%

  • 給与が改善されれば:43.9%

  • 柔軟な勤務時間が選べれば:43.9%

  • 労働時間が短縮されれば:29.3%

  • 職場環境が改善されれば:29.3%

  • ブランク復帰の研修があれば:24.4%

  • 子育て支援センターなど従来型保育園以外で働ければ:24.4%

  • 復職支援金などの制度があれば:19.5%

  • 複数施設の掛け持ち勤務ができれば:17.1%

  • その他:0.0%

  • わからない:0.0%

■まとめ

 本調査は、現役保育士108名と保育士資格保有者で現在保育職に就いていない潜在保育士93名を対象に、保育士の多様な働き方・キャリアパス調査を実施しました。

 まず、保育士不足を解消するために重要だと思うことについて、潜在保育士の63.4%が「給与・待遇の改善」を挙げ、現役保育士(45.4%)を18.0ポイント上回りました。また、潜在保育士が保育職に就いていない理由として「給与が低いから」が43.0%で最多となり、現役保育士の働き方の課題としても「給与が低い」が38.0%でトップに挙がりました。次に、働き方の希望については、現役保育士の64.8%がフルタイム正規職員を希望する一方、潜在保育士は「短時間勤務が可能であれば」復職を検討すると51.2%が回答しています。さらに、復職意向のある潜在保育士の43.9%が「給与が改善されれば」「柔軟な勤務時間が選べれば」を条件として挙げています。注目すべきは、現役保育士の88.8%が保育所以外の場所で働くことに関心を示している点です。特に一時預かり施設(54.2%)、子育て支援センター(39.6%)、放課後児童クラブ(30.2%)など、多様な保育の場での活躍を望む声が多く聞かれました。潜在保育士の復職意向については、44.1%が「非常に関心がある」「やや関心がある」と回答しており、復職条件として最も多かったのは「短時間勤務が可能であれば」(51.2%)でした。

 本調査から浮かび上がったのは、保育士不足の本質が「人がいない」のではなく、「戻りたくても戻れない構造」にあるという現実です。潜在保育士の多くが、給与・待遇を最大の課題として挙げている点は、現役保育士の認識とも重なっており、保育現場が長年抱えてきた構造的課題が、いまもなお解消されていないことを示しています。さらに、現役保育士の約9割が保育所以外の場で働くことに関心を示していることから、保育士のキャリアは「園に勤め続ける」だけではなく、地域の中で多様に広がり得ることが明らかになりました。一時預かり施設や子育て支援センター、放課後児童クラブなど、保育の専門性を活かせるフィールドはすでに存在しており、それらを“周辺的な仕事”ではなく、正式なキャリアパスとして位置づけ直すことが求められています。保育士不足の解決には、単なる人数確保ではなく、「どのように働き、どのようにキャリアを描けるのか」という選択肢を社会全体で再設計する視点が不可欠であることを、本調査は示したと言えます。

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■「子ねくとラボ」について

「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や

「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。

事業名   :子ねくとラボ

事業責任者 :末廣 剛

URL   :https://konnect-labo.jp/

サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス

       ・保育施設向け研修&巡回サービス

       ・保育専門実証実験 コーディネートサービス

       ・スタートアップ支援サービス

■会社概要

会社名  :株式会社 明日香

設立   :1994年8月30日

代表取締役:萩野 吉俗

所在地  :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F

事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)

      ■地方自治体と連携した子育て支援事業

      (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)

      ■保育に関わる人材の派遣・紹介

      (保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)

      ■訪問型子育て支援

      (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、地方自治体の委託業務)

      ■保育施設向け研修・巡回支援

      ■新規保育事業の開発及びコンサルティング

URL   :https://www.g-asuka.co.jp/ 

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東京都文京区小石川5丁目2番2号 わかさビル3F
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代表者名
萩野 吉俗
上場
未上場
資本金
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設立
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