25年の実績データをもとに、店舗業務の生産性を高めるAI査定機能を開発
属人性をなくし、誰でも買取査定ができる仕組みを構築
カー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」を全国展開する株式会社アップガレージグループ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:河野映彦、東証スタンダード市場:7134)は、店舗での買取査定業務においてAI査定機能を開発しました。
■ 開発の背景
アップガレージグループでは、ブランドスローガン「Good Mobility, Happy Life」のもと、「循環型社会(サーキュラーエコノミー)におけるMobility Partsの中核的サービスプロバイダー」を目指しています。
中古カー用品業界では、一般的に買取査定は属人化しやすい領域ですが、当社はこれまでに蓄積してきた25年分のデータを活用し、より高いレベルの査定パフォーマンスを実現するためにAI技術の導入を進めています。
今回開発したAI査定機能は、中期経営計画で掲げる企業像を実現するための3本柱のうち、「循環モデル拡張・効率化」における行動方針として定めたAI導入施策の一環です。
データとAIを活用して査定業務を効率化・高度化することで、スピード・精度・再現性をさらに高め、お客様のより豊かなモビリティライフを支える基盤を築いています。
■ AI査定機能の概要
AI査定機能は、アップガレージが長年蓄積してきた買取実績データを学習し、商品情報や状態に応じた適正価格を提示するシステムです。
査定画面にはAIチャットを組み込み、AI買取担当が査定をサポート。
新人スタッフでも迷わず査定が進められるように設計し、現場の効率化と査定精度向上をともに実現しました。


■ 開発の裏側 ~開発担当の苦労と挑戦~
1.「これを作りたい」を実現するためのアプローチ
「これを作りたい」と口で言うのは簡単ですが、AI開発では実現方法が多様で、最適なアプローチの見極めが重要です。
自社・他社の事例を継続的に調査し、複数の手法を試行。成果が出た方法は磨き、合わないものは見直す柔軟さをもって対応しました。
限られた時間の中では、判断力と相談力も欠かせませんでした。
また、AI査定機能では現場の声を即座に反映する必要があり、短期間での画面追加や修正対応も求められます。
AIツールで効率化を図りつつ、人が方向性と品質を管理することで、スピードと精度の両立を実現しました。
2.コスト面でのバランスを取る難しさ
最新AIは高性能ですがコストが高く、一方、古いモデルでは精度が不十分な状況でした。
その中間を探るべく、既存システムを活かしつつAI以外のコストを抑え、最新技術とのバランスを取りながら最も費用対効果の高い構成を実現しました。
3.現場に寄り添うAI開発のアプローチ
現場の業務フローや課題を深く理解することが、AI査定機能の開発においても欠かせませんでした。
実際の業務でどのように使われるのか、どんな情報が必要とされるのかを店舗スタッフからヒアリングとすり合わせを繰り返し、機能やUIを設計しました。
単なる自動化ではなく、「現場で本当に使えるAI」を目指しました。
■ 今後の展望
AIの進化に伴うアップデートと現場ヒアリングを繰り返すことにより、より現場とお客様のニーズに沿った高精度かつスピーディーな買取体験を実現し、従業員の働きやすさとお客様満足度の両立を図ります。
■ アップガレージグループとは
1999年に創業したカー&バイク用品のリユース専門店「アップガレージ」の運営を中心として、新品タイヤ専門ブランド「タイヤ流通センター」など様々な事業を展開。
中古カー&バイク用品専門店としては、全国シェアNo.1、店舗数は250店舗以上。2022年3月には自転車専門リユース事業「アップガレージサイクルズ」を開始。
2024年4月には、アメリカ合衆国カリフォルニア州に同国での1号店となる「アップガレージガーデングローブ店」を新規出店し、グローバル展開にも注力。
ブランドスローガンである「Good Mobility, Happy Life」を提供するため、様々な挑戦を続けている。

■ 会社概要
会社名 : 株式会社アップガレージグループ
住所 : 神奈川県横浜市青葉区榎が丘7-22
代表取締役社長: 河野 映彦
資本金 : 524,305千円
事業内容 : リユース事業、人材紹介事業、システム開発、流通卸売事業の運営
ホームページ : https://www.upgarage-g.co.jp/
サービスサイト: https://www.upgarage.com/

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