【保育業界に新たな枠組み、医療の「コメディカル」発想を保育現場へ】明日香、保健師・看護師・臨床心理士・保育士・保育経営コンサルタントによる社内横断型の多職種連携体制「子・メディカルチーム」を設置

~子どもの発達・健康・保護者支援・リスクマネジメントまで、専門的知見で保育現場を包括的にサポートする新体制を始動~

株式会社 明日香

子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」を運営する株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/)は、保育・子育て支援分野における多職種連携体制の強化を目的に、子ねくとラボ内に保健師・看護師・臨床心理士・保育士・保育経営コンサルタントによる社内横断型の「子・メディカルチーム」(以下、多職種連携チーム)を設置し、2026年4月より本格的に活動を開始いたします。

医療分野における「コメディカル(=医師以外の医療専門職によるチーム医療)」の考え方を保育・子育て支援分野に応用し、保育現場を中心に多職種が連携して子どもと家庭を支える仕組みは、保育事業者による組織的な取り組みとして先駆的な事例となります。

■ 保育現場を取り巻く課題の多様化と「多職種連携」の必要性

子育てを取り巻く環境は、近年かつてないほど多様化・複雑化しています。こども家庭庁が2024年12月に示した保育政策の新方針では、政策の軸を従来の「保育の量の拡大」から「地域のニーズに対応した質の高い保育の確保・充実」および「全てのこどもの育ちと子育て家庭を支援する取組の推進」へと転換する方向性が打ち出されました。同庁の2026年度予算案においても、保育環境の整備に約1兆9,400億円が計上され、経験豊富な保育士をミドルリーダーとして育成する新事業も盛り込まれています。

また、2024年度には76年ぶりに保育士の配置基準が見直され(4・5歳児クラス:30対1→25対1)、保育の質の向上と現場負担の軽減に向けた制度改革が進む一方で、保育現場に求められる専門性はますます高度化しています。具体的には、発達障害など配慮が必要な子どもへの支援、アレルギー・感染症対応、保護者のメンタルヘルスケア、外国にルーツを持つ家庭への対応など、保育士だけでは対応しきれない課題が山積しています。

当社が運営する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が実施した各種調査からも、こうした現場課題は明確に裏付けられています。保育士を対象とした調査(※1)では、52.9%の保育士が「保育士として出生率向上に貢献できることがある」と回答し、保育施設としてできることとして「安心して預けられる職員体制」が61.3%で最多となりました。また、保護者向け調査では、コロナ禍以降も76.2%の保護者が育児に悩みを抱えており、「気軽に他の保護者や先生と話す機会が減った」という声が多く聞かれました。また、物価高騰の影響について55.1%の保育士が「保育の質への影響を実感」しているとの調査結果(※4)もあり、保育現場の負担は経済的・心理的の両面から増大しています。

これらのデータは、保育士単独ではなく、多職種の専門家がチームで支援する体制の必要性を強く示しています。

こうした背景を踏まえ、こども家庭庁は「保育所の多機能化」や「インクルーシブ保育」を今後の重点テーマとして掲げており、専門職の活用や児童発達支援センター等との連携による保育所等における専門的支援の推進を進めています。さらに、厚生労働省が推進する「地域共生社会」の実現に向けた政策においても、福祉分野における多職種連携の重要性が強調されており、保育分野もその対象領域として位置づけられています。

医療・介護分野では、地域包括ケアシステムの構築とともに多職種連携が標準的な体制として定着してきましたが、保育・子育て支援分野においては、施設単位での看護師配置は進みつつあるものの、保健師・臨床心理士・経営コンサルタントまでを含む組織横断的なチーム体制を構築している事業者は極めて少ないのが現状です。当社はこの課題に対し、30年以上にわたる保育事業の実績と、1,500名を超える保育スタッフネットワークを基盤に、業界に先駆けた多職種連携体制の構築に着手いたします。

■ 多職種連携「子・メディカルチーム」の概要

活動開始時期:2026年4月

設置場所:子ねくとラボ事業部内

構成メンバー(専門職種):保健師、看護師、臨床心理士、保育士、保育経営コンサルタント

本チームは、医療分野における「コメディカル」、すなわち医師を中心としながらも看護師・薬剤師・理学療法士等の多職種が協働してチーム医療を実践する体制の考え方を保育・子育て支援分野に応用したものです。保育現場を中心に、各専門職がそれぞれの知見を持ち寄り、子どもと家庭を包括的に支える仕組みの構築を目指します。

■ 主な活動内容

1. 子どもの発達や健康に関する専門的支援

保健師・看護師が中心となり、発達や健康上の懸念がある子どもへの早期対応を支援。臨床心理士による発達アセスメントの助言や、保育士への具体的な関わり方の指導を行います。

2. 配慮が必要な子どもや家庭への支援体制づくり

障害児・医療的ケア児、外国にルーツを持つ家庭、ひとり親家庭など、多様な背景を持つ子どもと家庭に対し、インクルーシブな保育環境の構築を支援します。

3. 保護者支援に関する職員への助言・研修

臨床心理士の知見を活かし、保護者対応に悩む現場職員への専門的な助言や、コミュニケーションスキル向上のための研修を実施。保護者のメンタルヘルスへの気づきと適切な機関連携の方法についても指導します。

4. 事故予防・感染症対策等のリスクマネジメント支援

看護師・保健師を中心に、ヒヤリハット分析、感染症対応マニュアルの整備、アレルギー対応の標準化など、安全管理体制の構築を支援します。

5. 施設運営や人材育成に関するマネジメント支援

保育経営コンサルタントが、施設運営の効率化、職員の定着率向上に向けた組織づくり、保育士のキャリアパス設計などについて、経営的視点から助言を行います。

■ 「保育の2025年問題」を超えて

厚生労働省の推計によると、保育所の利用児童数は2025年にピークを迎え、その後は緩やかに減少に転じるとされています。少子化が進む中で保護者が保育施設を「選ぶ」時代が到来しつつあり、保育の質や専門性、付加価値がこれまで以上に問われる局面に入っています。

当社は、こうした環境変化を見据え、保育現場の「質」を組織的に底上げする仕組みとして多職種連携チームを設置いたします。単なる専門職の個別配置ではなく、複数の専門職がチームとして協働し、施設全体の保育力向上を図る点が本取り組みの特徴です。

今後、こども家庭庁が推進する「こども誰でも通園制度」の全国展開や、保育所の多機能化の進展に伴い、保育施設が地域の子育て支援の中核拠点としての役割をいっそう担うことが予想されます。本チームの設置により、当社が運営する各施設がそうした役割を果たすための専門的基盤を強化してまいります。

<本リリースで引用した当社調査について>

※1|子ねくとラボ「保育の今とこれから」見解レポート(2024年8月発表)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000043389.html

※2|子ねくとラボ【2024年版】インクルーシブ保育に関する実態調査(2024年10月発表)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000043389.html

※3|子ねくとラボ 子どもの居場所づくりに関する実態調査(2023年12月発表)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000043389.html

※4|子ねくとラボ「2022年の総括と2023年の展望」(2022年12月発表)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000043389.html

■子ねくとラボ所長|末廣のコメント

末廣 剛(取締役/子ねくとラボ所長/駿河台大学 非常勤講師/Advanced Marketer(公益社団法人日本マーケティング協会公認)/心理カウンセラー)

保育現場では、子どもの発達の多様化、家庭環境の複雑化、そして社会全体の変化を背景に、保育士一人ひとりに求められる役割がかつてなく広がっています。しかし、これらの課題に保育士だけで対応するには限界があります。

医療の世界では、医師だけでなく看護師、薬剤師、リハビリスタッフなど多くの専門職がチームで患者を支える「チーム医療」が当たり前になっています。保育の世界でも同じように、保育士を中心としながらも、保健師、看護師、臨床心理士、経営コンサルタントなどの専門家がチームとして保育現場を支える体制が必要な時代が来ていると考えています。

今回の多職種連携チームの設置は、保育業界における「コメディカル」の実践であり、子どもたちの健やかな育ちと、保護者の安心、そして保育者の働きがいを同時に実現するための挑戦です。地域共生社会の実現に向けて、保育分野から新しいモデルを提案してまいります。

<略歴>

立命館大学卒業後、渡英しサブカルチャー/エンタメビジネスを研究。現地の児童支援施設等にてイベント企画・運営を行い、自身もパフォーマーとしても活動。その後、広告代理店等の勤務を経て、保育業界に。人材コーディネーター、人事・採用、新規園開設、広報、教育研修など、保育・子育て支援事業における多岐分野に携わり、面接・面談を行った保育士数は新卒から園長クラスまで延べ1,200人以上。保育所運営における広報戦略と組織構築の重要性を伝え、「子どもファースト」をモットーに、保育士が輝き続けられる環境を構築するため活動中。プライベートにおいても育児奮闘中。(※自治体主催セミナー、保育士等キャリアアップ研修講師、SDGsイベント等出演)

◾️「子ねくとラボ」について

「子ねくとラボ」は、「子ども+Nursery(保育)+Education(教育)・Entertainment(エンターテインメント)+Creation(創造)+Trend(トレンド)」の要素から構成された、子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクトです。子育てや保育に関する「調査レポート」や「ニュース/記事」、また「子ねくとラボ」が提供しているサービスについて発信しております。

事業名   :子ねくとラボ

事業責任者 :末廣 剛

URL   :https://konnect-labo.jp/

サービス内容:・選ばれる園づくりコンサルティングサービス

       ・保育施設向け研修&巡回サービス

       ・保育専門実証実験 コーディネートサービス

       ・スタートアップ支援サービス

■ 会社概要

会社名  :株式会社 明日香

設立   :1994年8月30日

代表取締役:萩野 吉俗

所在地  :東京都文京区小石川5丁目2番2号 明日香ビル3F

事業内容 :■保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)

      ■地方自治体と連携した子育て支援事業

      (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)

      ■保育に関わる人材の派遣・紹介

      (保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)

      ■訪問型子育て支援

      (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、地方自治体の委託業務)

      ■保育施設向け研修・巡回支援

      ■新規保育事業の開発及びコンサルティング

URL   :https://www.g-asuka.co.jp/

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会社概要

株式会社 明日香

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URL
https://www.g-asuka.co.jp/company-info/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区小石川5丁目2番2号 わかさビル3F
電話番号
03-6912-0015
代表者名
萩野 吉俗
上場
未上場
資本金
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設立
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