アンリツの試験ソリューション、韓国SK TelecomとPOSTECHのモバイル通信性能向上に貢献
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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、韓国最大手の通信事業者であるSK Telecom(以下SKT)と最先端技術の研究を進める浦項工科大学校(以下POSTECH)が、AI(人工知能)とアンテナ拡張技術を融合したモバイル通信技術の検証のため、アンリツのラジオコミュニケーションテストステーションMT8000Aを採用したことをお知らせします。
本技術開発の背景は、3GPP Release 18以降の仕様である5G-Advancedモバイル通信システムの高度化に向け、技術革新の必要性が高まっていることにあります。本開発では、スマートフォンに内蔵されるアンテナの数を通常搭載される4本から最大8本に増やし、これにより生じる電波干渉の課題を同機器に搭載したAIの活用により解決することで、リアルタイムでの最適化を実現しました。この検証では、モバイル通信の基地局シミュレータとしてMT8000Aが活用され、従来のスマートフォンと同条件下でのデータ伝送速度の大幅な向上が確認されました。
アンリツのMT8000Aは、3GPP試験規格に準拠し、第5世代移動通信システムのRF測定と、プロトコル試験、アプリケーション試験といった幅広い試験をサポートしています。モジュール単位でハードウェアを組み替えることができ、MIMOの高次化(4×4 MIMO)や、キャリアアグリゲーション(8CA)など試験要求に合う構成に柔軟に対応します。
アンリツは、最先端の通信技術の発展に貢献するため、今後も、6GやAIを活用した次世代通信技術の研究・開発を支援し、革新的な技術の実現に向けた取り組みを強化してまいります。
本検証のデモ動画は、2025年3月3日から3月6日までスペインのバルセロナで開催される、「MWC Barcelona 2025」(MWC:Mobile World Congress)のアンリツブースでご覧いただけます。
展示場所:ホール5、スタンドD41
MT8000Aの詳細はこちら
https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/mt8000a
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