HPE、エージェンティックAIの時代をインテリジェントで統合されたAIのためのデータレイヤーで促進

HPEは新しいNVIDIA AI Data Platformをサポートし、AIとデータを通じてビジネスインサイト向上を促進

HPE

  • HPE Alletra Storage MP X10000は、インテリジェンスを内蔵し、データパイプラインを高速化

  • HPE Alletra Storage MP B10000に、統合型ブロックおよびファイルストレージ、Microsoft Azure向けソフトウェアデファインドクラウドストレージ、統合ランサムウェア検出および復旧機能を付加

HPEは、NVIDIA GTCイベントにおいて、AI向けの統合データレイヤー、NVIDIAとのより緊密な連携、そしてエンタープライズデータストレージポートフォリオ全体にわたる大幅な機能強化を発表しました。企業は、HPE GreenLakeクラウドを通じて、マルチベンダー、マルチクラウドのデータに容易にアクセスし、内蔵されたインテリジェンスと統制された管理機能を活用することで、インサイトを得るまでの時間を短縮することができます。

新しい統合データレイヤーは、構造化データと非構造化データの両方を集約し、HPEの高パフォーマンスデータファブリックと高度なデータインテリジェンスを備えた最先端のエンタープライズストレージを組み合わせることで、AIデータのライフサイクルを高速化します。新しいNVIDIA AI Data Platformとの組み合わせで導入することで、組織はAIのために整ったデータをAIアプリケーション、モデル、エージェントにインテリジェントにフィードできるようになります。

HPEのハイブリッドクラウド担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー兼CTOであるフィデルマ・ルッソ(Fidelma Russo)は次のように述べています。

「エージェンティックAI時代に躍進するには、データ管理を根本的に変革する必要があります。統合データレイヤー、インテリジェントストレージ、HPE Private Cloud AIにより、データの保存場所に関係なく、企業はAIを大規模に実行することができます。NVIDIAとの協業によって、広範に分散したハイブリッドデータの活用という当社のアプローチは、企業に競争優位性をもたらすと同時に、価値実現までの時間短縮に寄与します」

NVIDIAのエンタープライズソフトウェア担当のバイス プレジデントであるジャスティン・ボイタノ(Justin Boitano)氏は次のように述べています。

「NVIDIAとHPEは、AIエージェントが高パフォーマンスのインテリジェントデータインフラストラクチャを通じてビジネス知識に接続するための道筋を整えるべく協力しています。両社が共同で構築しているAIデータプラットフォームは、推論時にデータを活用し、AIによる論理的推論(reasoning)を推進してインサイトを提供し、行動を促すことを可能にします」

HPEとNVIDIAがAIデータパイプライン全体を変革し、ビジネスインサイトを加速

エージェンティックおよび物理AIの台頭により、データの生成と利活用がエッジからクラウドまで劇的に増加することが見通せますが、現在、企業データの断片化と分散化が原因で、AI主導で得られるインサイトが限定されています。

AIワークフローの最適化におけるNVIDIAの専門知識に培われたNVIDIA AI Data Platformは、NVIDIAアクセラレーテッド コンピューティング、ネットワーキング、AIソフトウェアをエンタープライズストレージと統合し、データを実行可能なインテリジェンスに変換するためのカスタマイズ可能なリファレンスデザインです。HPEは、HPE Private Cloud AI、HPE Alletra Storage MP B10000、HPE Alletra Storage MP X10000、HPE GreenLake for File Storageを通じて、NVIDIA AI Data Platformをサポートします。このプラットフォームは、AI論理的推論ワークロードを高速化するにあたって、NVIDIA AI-Q Blueprints、NVIDIA NIM マイクロサービス、新しいNVIDIA Llama Nemotron reasoning modelを含む、NVIDIA AI エンタープライズソフトウェアを使用する専用AIエージェントにより実現します。

高速なAIデータアクセスを確保するにあたってHPE Alletra Storage MPは、NVIDIA Networkingのサポートも拡大します。

さらに、HPE Private Cloud AI向けのファイルストレージサービスであるHPE GreenLake for File Storageは、新しいNVIDIA-Certified Storage Programにより、エンタープライズAI Factory向けの検証が完了しました。このプログラムは、エンタープライズへの導入のために設計されており、エンタープライズAI Factoryが高性能で信頼性の高いデータソリューションの基盤上に構築されることを確実にするための大きな前進となります。

HPEは、ハイブリッドクラウド全体でAIのために整ったデータにより、AIの価値実現までの時間短縮を支援

インテリジェントな統合データレイヤーは、HPE GreenLakeクラウドおよびマルチベンダー、マルチクラウド環境全体でデータフローを高速化するように設計されています。

  • 統合されたシームレスなエッジからクラウドへのデータアクセス:HPE Data Fabric Softwareは、HPE Alletra Storage MP X10000およびApache Icebergを新たにサポートし、HPE Private Cloud AIデータレイクハウスと統合データレイヤーのデータバックボーンの役割を担います。HPE Data Fabricは、ハイブリッドクラウド環境全体で、最適化された高品質な構造化データ、非構造化データ、ストリーミングデータが一貫してAIモデルに供給されるよう司る役割を果たします。

  • 高度なインテリジェンスを備えたAIのために整ったデータ:HPE Alletra Storage MP X10000では、インラインメタデータを自動的にタグ付けする新しい機能により、AI向けに整ったオブジェクトデータの作成を可能にします。オブジェクトデータを保存する際にインテリジェンスを付加できるため、下流のAIアプリケーションによる取り込みを高速化することができます。HPEは、NVIDIAとの継続的な連携により、GPUメモリ、システムメモリ、X10000間のRDMA(Remote Direct Memory Access)転送用の直接データパスを実現し、X10000のパフォーマンスをさらに加速させることを視野に入れています。

VodafoneZiggoのOperational Support Systems Assurance and Tools部門を統括するジャニー・ミンネマ(Jannie Minnema)氏は次のように述べています。

「VodafoneZiggoのビジョンは、データとAIが主導する自律型ネットワークへと変革することであり、そのためにNetwork Data Hub(NDH)for Assurance Dataを導入しています。 HPE Data Fabricは、当社のNDHの基盤であり、セキュアでシームレスな接続性への取り組みを可能にします。 HPE Data Fabricは、データの統合、ガバナンス、インテリジェンス、オーケストレーション、移行を実現し、DaaS(データ・アズ・ア・サービス)を実現するための取り組みをサポートしてくれます」

統合ファイルストレージ、Microsoft Azureクラウドストレージ、ランサムウェア検出機能の統合により、ブロックストレージを拡張

データ管理を簡素化するために機能を拡張したHPE Alletra Storage MP B10000は、統合ファイルアクセスを通じたより多様なワークロードへの対応、ランサムウェアに対する保護の強化、オンプレミスのデータセンターとパブリッククラウド間のデータ移動を容易にします。

  • 卓越した柔軟性と経済性を備えたユニファイドストレージ:HPEは、業界に先駆けて、単一のオペレーティングシステム(OS)とストレージアーキテクチャ上で、疎結合型のスケールアウト統合ブロックとファイルをサポート(注1)します。共通のストレージアーキテクチャとOSにより、お客様は環境全体を統合されたシステムとして管理できるため、管理の複雑性が軽減され、効率が改善します。

  • AI主導のハイブリッドクラウド体験による管理の簡素化:新しいHPE Alletra Block Storage for Azureは、Microsoft Azure上のソフトウェアデファインドストレージにより、ハイブリッドクラウド全体でのデータ管理とワークロード配置を簡素化します。包括的なAIOpsにより、プロビジョニングとサポートを自動化し、自律的なストレージ管理の基盤を築きます。

  • ランサムウェアのリスクを抑制:多層的なランサムウェア検出と保護機能により、データを保護することができます。B10000アレイとZertoに含まれる新しいネイティブなランサムウェア検出と復旧機能の組み合わせにより、データはストレージアレイとアプリケーション全体で保護されます。 

提供開始時期

  • HPE Private Cloud AI および HPE Alletra Storage MP X10000 をサポートする HPE Data Fabricは、2025年夏に提供開始予定

  • B10000およびX10000に対する大幅なアップデートは、2025年5月に受注開始予定 

※本リリースは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ(本社:米国テキサス州ヒューストン、以下:HPE)が、2025年3月18日(現地時間)に発表した英文リリースに基づいて作成した日本語抄訳です。原文(全文)はこちらをご参照ください。

注記

1 HPEが2025年3月に実施した主要ストレージベンダーに関する分析に基づく。

■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について 

Hewlett Packard Enterprise(NYSE: HPE)は、お客様がデータをシームレスに取得、分析、活用できるインテリジェントなソリューションの開発に注力するグローバルテクノロジーリーダーです。HPEは、ネットワーキング、ハイブリッドクラウド、AIの分野でイノベーションを推進し、お客様による新たなビジネスモデルの開発、新たな取り組みの展開、運用パフォーマンスを向上できるよう支援しています。詳細は、www.hpe.comでご確認ください。

■プレスルーム 

https://www.hpe.com/jp/ja/newsroom/press-hub.html  

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会社概要

URL
https://www.hpe.com/jp/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区大島2丁目2番1号
電話番号
-
代表者名
望月 弘一
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1999年07月