運転免許証を保有するシニアの2人に1人以上が「近場の運転が面倒」。WHILL社、距離と関連するシニアの運転意向度に関する調査結果を公表
〜自宅から徒歩10分の目的地への運転に「駐車が面倒」「かえって遠回り」の声多数。8割が車以外に”近場”の移動に気軽に使える手段を模索、モビリティの併用習慣がシニアの安心便利な移動を支えるひとつの鍵に〜
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、2024年2月21日~22日に、運転免許証を保有し、日常的に運転する全国65歳以上の男女300名(以下「シニア世代」)を対象に、「シニア世代の日常生活における距離と運転意向度の関係性についての調査」を実施いたしました。
■調査背景
団塊の世代が75歳以上になる「2025年問題」に直面し、高齢化が急速に進む日本社会。シニア世代の心身の健康を保つ上でも、買い物や地域交流などの外出機会を維持し、自立的な移動手段を確保する重要性が増しています。 シニアカーや電動アシスト付き自転車など、シニア世代の外出を支えるモビリティ(移動手段)が多様化し、日常的に車を運転する高齢ドライバーにとっても、外出目的に応じた移動の選択肢は広がっています。
そこで今回は、運転免許証を保有する65歳以上のシニアに対して、距離と運転意向度の関係性について調査を行いました。報道の一資料としてぜひ活用ください。
■調査概要
◇調査方法:WEBアンケート方式で実施
◇調査対象:運転免許証を保有し、月に1回以上車を運転する全国65歳以上 男女
◇有効回答数:300名
◇調査実施日:2024年2月21日(水)~22日(木)
■サマリー
・シニア世代の2人に1人以上が「”近場”に行くのにわざわざ車を運転するのが面倒に感じたことがある」と回答。「近場」について6割強が自宅から徒歩10分(約720m*)圏内の距離を面倒に感じており、その主な理由として「駐車が面倒」、「車を出す方が遠回りとなる」などが挙がった。
・買い物や通院といった日常に必要な外出で、車の代わりに徒歩や自転車などを使うシニア世代の3人に1人が、「ちょっとした体力的なつらさや、ふらつき、転倒などの不安を感じたことがある」と回答。車以外に日常的に乗るモビリティに対して、「運転操作が簡単」、「長時間乗っても疲れにくい」、「車体が安定していて転びにくい」といった運転時の操作性や快適性、安全性を求める声が上位を占めた。
・こうした日頃の移動の悩みについて、シニア世代の7割強が専門家からのアドバイスを求めていることも浮き彫りとなった。
1、自宅から徒歩10分程度の外出で「運転が面倒」
自宅からの距離が近い場所に、わざわざ車を運転することを面倒に感じたことがあるシニア世代は、58.3%に上ります(図1)。わざわざ車を運転することが面倒だと感じる自宅からの距離について、25.1%が「徒歩5分圏内(~360m*)」、39.4%が「徒歩10分圏内(~720m*)」、18.3%が「徒歩15分圏内(~1080m*)」と答えました(図2)。
*シニア世代の歩行速度を秒速1.2mと仮定
近場の運転を面倒に感じる理由として最多だったのが「駐車が面倒」(71.4%)でした。続いて、「一方通行の道路などがあり、車を出すほうが遠回りとなる」(21.7%)、「車の乗り降りが大変」(8.6%)が挙がりました(図3)。また、運転を面倒だと思ったとき、6割強(64.5%)が「外出自体を面倒に思ったことがある」と答えました。
2. 車以外に日常的に乗るモビリティに求めること
買い物や通院といった日常に必要な外出で、車の代わりに徒歩や自転車などを使うシニア世代の33.7%が、「ちょっとした体力的なつらさや、ふらつきや転倒などの不安を感じたことがある」と答えました。
自転車などの車以外に日常的に乗るモビリティに対して、シニア世代が求める条件として最多だったのは、「運転操作が簡単」(54.0%)でした。続いて、「保管場所に困らない」(50.7%)、「価格が安い」(50.0%)、「長時間乗っても疲れにくい」(44.3%)、「車体が安定していて転びにくい」(40.0%)などが挙がりました(図4)。
運転のしやすさや快適性、安全性などをモビリティに求める条件として挙げる方が多いことがうかがえます。
上記のような機能や要素を兼ね備えたモビリティについて、シニア世代の8割(78.0%)が普段の生活で「乗ってみたい」と回答しました(図5)。日常の移動に関する悩みについて「業界の専門家に気軽に相談する機会や場があったらいい」と答えた人は73.5%に上ります(図6)。
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。Model C2は高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長とし、Model Fは軽量化を実現した折りたためるモデルです。Model SはWHILL社初となる歩道を走れるスクータータイプで、ハンドルがあることで、屋外を安定して長く走ることができます。運転操作感が特に自動車と似ており、距離に応じて気兼ねなく自動車とWHILLとを使い分けることで、自身にとって一層心地よい移動が可能です。製品について:https://whill.inc/jp/
<WHILL社について>
WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、20以上の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。
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