エミレーツ航空、業界最大級規模の機内改修計画に着手
- 機内改修でプレミアム・エコノミー・シートを120機に導入予定
- 開始される改修計画は、1機あたり16日間を要する予定
エミレーツ航空は、機内体験向上を目的とした約2690億円の投資プロジェクトの一環として、合計120機の大型航空機、エアバスA380型機およびボーイング777型機の客室改修計画を開始しました。
本プロジェクトはエミレーツ・エンジニアリング・チームの管理のもと、ブランドポリシー「Fly Better(ワンランク上を、飛び続ける)」の更なる向上と継続に向けて、2022年11月より本格始動します。
エミレーツ航空は、2年以上をかけて毎月4機の改修を完了することを目標としています。67機のA380型機の改修完了および運航再開の後、53機のB777型機の改修を続けて行う予定です。このプロジェクトが完了する2025年4月には、約4,000席の新しいプレミアム・エコノミー・シートの導入、728室のファーストクラススイートの改装、そして5,000席以上のビジネスクラスが新しいスタイルとデザインに刷新される予定です。
また、カーペットや階段のグレードアップ、客室内パネルの色調を一新するとともに、UAEを象徴するガフの木などのデザインモチーフを採用する予定です。
自社でこれほど大規模な改修を行った航空会社は他になく、同様の事業の先行事例もありません。そのため、エミレーツ・エンジニアリング・チームは、プロセスの確立と合理化、起こりうる問題の特定と対処のため、広範囲に及ぶ計画と試験を行いました。
2022年7月からはA380型機の試験を開始し、経験豊富なエンジニアが客室をひとつずつ解体し、全ての工程を記録しました。座席や機体のパネルからボルトやネジなどの細かい部品の取り外しに至るまで、すべての作業がテストされ、時間の計測および綿密な計画が練られました。エミレーツ航空の新しいプレミアム・エコノミークラスの設置や、残りの3機の機内改装をわずか16日間で完了するための潜在的な障害が指摘され、専門家チームが検討、対処できるように文書化されました。
プログラムの一環として、エミレーツ・エンジニアリング専用のワークショップを新設し、ビジネスクラスとエコノミークラスの塗装、手入れ、張り替えに加え、座席に新しいカバーとクッションの設置を行います。ファーストクラススイートは慎重に解体され、レザーやアームレストなどの素材を交換する専門企業に送られます。
改修テストの結果、エンジニアはいくつかの予想外の解決策を発見しました。例えば、機体から改修用の部品を工場に移動させるのに、既存のケータリングトラックを簡単に再利用することができました。
2022年11月の本格始動まで、分野横断的なチームを編成し、定期的な計画プロセスの見直し、問題対処、調達、人材配置、トレーニングなどプロジェクトのさまざまな側面に関する最新情報を追跡しています。
エミレーツ航空の新しいプレミアム・エコノミーはその豪華なシートと広い足元スペースで、多くの航空会社のビジネスクラスに匹敵するサービスです。現在は人気のA380型機就航路線(ロンドン、パリ、シドニー線)でご利用いただけます。改修計画を経て、年末以降、より多くのお客様に新しいプレミアム・エコノミーを体験いただけるようになる予定です。
エミレーツについて
エミレーツ航空は、2002年に日本就航を開始。成田国際空港、東京国際空港(羽田)と関西国際空港からドバイをはじめとする世界各地へ、快適な空の旅を提供しています。2021年のワールド・トラベル・アワードでは、「リーディング・エアライン・ファーストクラス」「リーディング・エアライン-ブランド」「リーディング・エアライン・ラウンジ-ビジネスクラス」「リーディング・エアライン・リワード・プログラム」の4部門で受賞するなど、提供する商品やサービスで数々の賞を受賞しています。
お問い合わせ先
エミレーツ・グループ 広報
Redhill株式会社
Email: ekjapan@redhill.asia
すべての画像