製造業のAI活用を現場に定着させるには。「AX Summit for ものづくり」開催レポート公開

知識をAIに「渡す」、業務を「任せる」、成果を「広げる」。全10セッションの論点と参加者アンケートから、実装・展開の課題を整理

一般社団法人AICX協会

一般社団法人AICX協会(所在地:東京都新宿区、代表理事:小栗 伸/小澤 健祐、以下「AICX協会」)は、2026年10月9日(金)に開催した「AX Summit for ものづくり」の開催レポートを公開します。産業ものづくりAI共創委員会(委員長:大日本印刷株式会社 ABセンター AI事業開発ユニット DX推進部 部長/主席技術員 和田 剛)が企画した全10セッションの論点と、参加者アンケートの結果を報告します。

AIを導入した先に、何を設計するか

「人が減っても回る製造業を、どう設計するか」をテーマに、製造企業とAI活用を支援する企業が実践知を共有しました。自社での検討につながる論点を、3つの視点で整理します。

知識を渡す|ベテランの判断の根拠や、紙・図面に残る情報を、AIが参照できる形に整理する。

業務を任せる|AIに任せる業務と人が判断する場面を分け、承認・責任・評価のルールを決める。

成果を広げる|現場で使いながら改善を重ね、得られた成果を他の工程・部門・拠点へ展開する。

導入・展開の課題は、人材・情報管理・データ整備

参加者アンケートでは、「推進人材・現場人材の不足」が45.2%で最多となり、「セキュリティ・個人情報・機密情報」40.5%、「必要なデータが整っていない」39.7%が続きました。

AIの活用を進めるには、業務を担う人材、AIが扱えるデータ、安全に運用する仕組みをあわせて整える必要があります。製品・サービスの機能に加え、導入準備や運用・定着をどう支えるかが、製造現場との対話で重要な論点になります。

参加者アンケート:回答126名/調査期間:2026年10月9日〜17日(課題は複数回答)。

製造業を中心に、現場担当者から管理職・経営層まで

回答者の47.6%が製造業に所属。役職は一般社員42.1%、リーダー・主任等20.6%、部長・課長19.0%、経営者・役員8.7%など、実務を担う人材から管理職・経営層まで広がっています。

回答者の88.9%が満足、81.7%が業務・組織課題に役立つと評価

イベント全体の満足度と、業務・組織課題への有用度を、それぞれ5段階で評価いただきました。以下は「4」「5」を選んだ回答の割合です。

講演動画のご案内

当日の全10講演を、AICX協会公式メディア「AI Agent Now」で公開しています。各動画の冒頭10分は無料で、有料会員にご登録いただくとフル視聴できます。下表の講演タイトルからご覧ください。

講演タイトル(動画リンク)

企業・団体

登壇者/所属・役職

製造業AIエージェント活用マップ

大日本印刷株式会社

一般社団法人AICX協会

和田 剛|ABセンター AI事業開発ユニット DX推進部 部長/主席技術員

齊藤 博文|産業ものづくりAI共創委員会 委員

戦略と基盤でAIをサンドイッチにする

ライオン株式会社

中林 紀彦|執行役員 全社デジタル戦略担当・デジタル戦略部担当

AIツールの「利用者」から「開発者・管理者」へ

ソニー株式会社

鈴木 拓也|経営企画部門 経営企画部 経営マネジメント課

「配って終わり」にしないAI

株式会社エクセディ

宮田 拓真|経営戦略推進本部 情報システム部 企画チーム

知が回る組織をつくる

株式会社村田製作所

内海 克也|経営DX本部 シニアプリンシパルプロフェッショナル

作って終わりにしない

富士通株式会社

小橋 博道|人工知能研究所 シニアプロジェクトディレクター

どこまでがAIの守備範囲か

株式会社Lightblue

園田 亜斗夢|代表取締役

AIに渡せる現場データはどこにあるのか

ウイングアーク1st株式会社

塩崎 准|事業戦略本部 製造DX企画部

AIに渡せる形にする

大日本印刷株式会社

株式会社こころみ

一般社団法人AICX協会

和田 剛|ABセンター AI事業開発ユニット DX推進部 部長/主席技術員

森山 裕之|取締役COO

齊藤 博文|産業ものづくりAI共創委員会 委員

地方中堅製造業における生成AI活用推進のリアル

新明工業株式会社

小野 雅史|AI戦略事業室 AIプロジェクト統括

AX Summitのアーカイブ一覧を見る

自社はどこから始めるか。『製造業AI活用の実践ガイド』で検討を深める

産業ものづくりAI共創委員会では、各社の知見をもとに、製造業の事業特性・AI成熟度・製造プロセスから活用の着手点を整理したホワイトペーパー『製造業AI活用の実践ガイド』を作成しました。セッションで紹介した活用マップを手がかりに、自社に合うテーマと実装の条件を検討する際にご活用ください。

ホワイトペーパーをダウンロードする

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企業の壁を越えて、実践知を持ち寄る

産業ものづくりAI共創委員会では、製造企業と技術・サービス提供企業が、実装事例や導入上の課題を共有しています。単独の企業では整理しにくい判断基準を議論し、ホワイトペーパーやカンファレンスなどを通じて発信します。他社の実践から学びたい企業、自社の経験や課題を持ち寄りたい企業の参画を受け付けています。

産業ものづくりAI共創委員会の活動・参画について

次回開催の協賛・共同企画に関するご相談

本カンファレンスは、製造現場の課題を持つ企業と、その課題に応える技術・サービス・実践知を持つ企業が出会い、学びを共有する場です。次回開催に向け、人材育成、データ整備、情報管理、業務実装などの領域で、協賛・共同企画に関心をお持ちの企業からのご相談を承ります。

協賛・共同企画について問い合わせる

開催概要

名称:AX Summit for ものづくり

開催日:2026年10月9日(金)/形式:オンライン

主催:一般社団法人AICX協会/企画:産業ものづくりAI共創委員会

■ 一般社団法人AICX協会

一般社団法人AICX協会(AI Customer Experience Consortium)は、「分断を超え、体験を変える」をミッションに、AIエージェントの社会実装を推進する業界団体です。人材育成、実践知の発信、企業間共創を通じて、その活用を個人の業務効率化にとどめず、業務・組織・顧客体験の変革へつなげることを目指しています。

AIエージェント実装人材を育成・認定する「AIエージェント・ストラテジスト資格」の運営

「AI Agent Day」をはじめ、業界・職種ごとの実装課題を深掘りするカンファレンスやセミナーの開催

会員企業・有識者が参画する「委員会」を軸とした調査・実証、実践知の共有、企業間連携、ガイドライン・人材基準の策定

AIエージェントの最新動向や実践事例を発信する公式メディア「AI Agent Now」の運営

これらの活動を通じて、人材育成、情報発信、企業間共創を一体で推進し、AIエージェントが現場と組織に定着し、継続的な価値を生み出すための基盤づくりに取り組んでいます。

名称 : 一般社団法人AICX協会

設立 : 2025年1月

住所 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿三丁目3番13号 西新宿水間ビル6階

URL : https://aicx.jp

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会社概要

一般社団法人AICX協会

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URL
https://aicx.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区西新宿三丁目3番13号 西新宿水間ビル6階
電話番号
-
代表者名
小栗 伸 / 小澤 健祐
上場
未上場
資本金
-
設立
2025年01月