ServiceNow、2025年度第3四半期業績を発表、取締役会が 1 対 5 の株式分割を承認
※本資料は、2025年10月29日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc.が発表した報道資料の抄訳版です。原文は参照情報として組み込まれており、こちらからご覧いただけます。本社プレスリリース
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ServiceNowは、2025年第3四半期におけるすべての売上成長および収益性の指標において、ガイダンスを上回る
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ServiceNowは、2025年通期のサブスクリプション売上、営業利益率、フリーキャッシュフローのガイダンスを上方修正、フリーキャッシュフローマージンは前年同期比で250ベーシスポイント改善の見込み
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2025年第3四半期のサブスクリプション売上は32.99億ドル、前年同期比21.5%増、為替変動の影響を除いた場合は20.5%増
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2025年第3四半期の総売上は34.07億ドル、前年同期比22%増、為替変動の影響を除いた場合は20.5%増
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2025年第3四半期の当期残存履行義務(cRPO)は113.5億ドル、前年同期比21%増、為替変動の影響を除いた場合は20.5%増
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2025年第3四半期の残存履行義務(RPO)は243億ドル、前年同期比24%増、為替変動の影響を除いた場合は23%増
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ServiceNow の取締役会は、同社の普通株式を 1対5で分割することを承認
カリフォルニア州サンタクララ – 2025年10月29日 - ビジネス変革のためのAIプラットフォームを提供するServiceNow (NYSE: NOW) は本日、2025年9月30日に終了した2025年度第3四半期の業績を発表しました。2025年度第3四半期のサブスクリプション売上は32.99億ドルで、前年同期比21.5%増、為替変動の影響を除いた場合は20.5%増となりました。
ServiceNowの会長兼CEOであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。
「今回の第3四半期の優れた業績は、ServiceNowがビジネス変革のためのAIプラットフォームであることを、これまでで最も明確に示しています。あらゆる業界のあらゆる企業が、AIを私たちの世代におけるイノベーションの機会として注目しています。リーダーがServiceNowを利用するのは、この実証済みのプラットフォームを今後数十年にわたりテクノロジー資産の中核として信頼しているからです。自律型ワークフローからAI主導のCRMまで、ServiceNowはAIを人々のために活用し、お客様と株主の皆様に多大な価値を創出しています。」
2025年9月30日時点で、当期残存履行義務(cRPO)、つまり向こう12ヶ月間に売上として計上される予定の契約上の売上は113.5億ドルで、前年同期比21%増、為替変動の影響を除いた場合は20.5%増でした。ServiceNowは第3四半期に、新規純年間契約価値(ACV)が100万ドル以上の取引が103件あり、年間契約価値が500万ドル以上の顧客が553社となり、前年同期比約18%増えています。
ServiceNowのプレジデント兼CFOであるジーナ・マスタントゥオーノ(Gina Mastantuono)は次のように述べています。
「第3四半期は、全体的に際立ったパフォーマンスを発揮し並外れた四半期でした。Now Assist、U.S. Federal、Workflow Data Fabric、RaptorDBのすべてが計画を上回りました。これらの結果は、ServiceNow AI Platformの力と、中核となるワークフローの拡張から革新的な新製品の採用加速に至るまで、当社の複数の成長ベクトルを明確に示しています。プラットフォームに対する圧倒的な需要と、AI主導型の効率化が相まって、すばらしい結果をもたらしただけでなく、マージン拡大を加速させながらスケールする当社の能力も強化しました。」
ServiceNow は本日、取締役会が同社の普通株式を 1対5に分割することを承認したと発表しました。この株式分割は 株主の承認を条件としており、同社は 2025年12月5日に予定されている臨時株主総会でその承認を求める予定です。
最近のビジネスハイライト
イノベーション
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第3四半期に、エンタープライズAIの新しいユーザーインターフェイス(UI)であるAI Experienceを発表しました。コンテキスト認識型のマルチモーダル環境では、ガバナンスとセキュリティが組み込まれているため、人、データ、ワークフローが統合されます。従来のUIを再定義したAI Experienceは、従業員が情報にアクセスし、タスクを委任し、AIとコラボレーションするためのインテリジェントなエントリーポイントとして機能します。
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9月に発表されたZurichプラットフォームリリースにより、ServiceNowはマルチエージェント開発を加速し、セキュアでスケーラブルなAIシステムを本番環境にもたらす画期的なイノベーションを実現しました。同社は、自然言語によるセキュアなVibe Codingを可能にする新しい開発者ツール、機密データを保護して統合を管理するServiceNow Vault ConsoleやMachine Identity Consoleなどの組み込み機能、必要なときに必要な場所でAIと人間の入力を組み合わせてコントロールと効率性を高めるAgentic Playbooksを利用した自律型ワークフローを導入しました。
グローバルおよび業界での展開拡大
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ServiceNowは、AIイノベーション、人材育成、経済成長を促進するために、米国フロリダ州ウェストパームビーチに新しい地域イノベーションハブとAIインスティテュートを設立したことを発表しました。このイニシアチブにより、今後5年間で850を超える新規雇用が創出され、18億ドルの経済的影響がもたらされると予測されています。
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ServiceNowとラテンアメリカ最大の専門教育機関であるSENAI-SPは、ブラジル人にAI、ワークフロー自動化、ローコード開発の技術スキルを身に付けるために、州全体でAIスキルプログラムを立ち上げました。ServiceNow Universityに含まれるこのプログラムは、AIに対応した人材を構築するためのトレーニングと認定資格プログラムを提供しています。
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ServiceNowはDFLドイツサッカーリーガ(ブンデスリーガ)のオフィシャルワークフローパートナーに選ばれました。ServiceNow AI Platformを活用し、同リーグは業務のモダナイゼーションを進め、従業員満足度の向上、クラブやパートナーとの連携強化、そしてリーグ全体のエコシステムにおけるファンエンゲージメントの向上を目指しています。
パートナーシップ
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ServiceNowと米国総務局(GSA)は、政府の新時代に向けたAIファーストのモダナイゼーションを推進するための画期的なOneGov契約を発表しました。このパートナーシップは、簡素化されたライセンスモデルを提供することで、複雑さを軽減し、コスト削減を促進し、ServiceNow AI Platformの導入を容易にします。これにより、政府機関はワークフローの効率化とエージェンティックAIのトランスフォーメーションを加速できるようになります。
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第4四半期に、ServiceNowとNVIDIAは長年のパートナーシップを深め、Apriel 2.0を発表しました。これは、高度な推論とマルチモーダル機能を備えた次世代AIモデルで、より速く、より小さく、より効率的なフットプリントを実現しました。さらにServiceNowは、NVIDIA AI Factory リファレンスアーキテクチャと統合して、すぐに使用できる AIエージェントとワークフローソリューションを提供し、小売、政府、データセンター管理などの分野における組織のセキュリティと顧客体験の向上を支援します。
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本日、ServiceNowとFedEx Dataworksは、FedEx DataworksのグローバルロジスティクスインテリジェンスとServiceNow AI Platformの自動化およびワークフロー機能を組み合わせた、AIを活用したサプライチェーンワークフローを構築するためのコラボレーションを発表しました。最初の取組みとして、FedEx DataworksはServiceNowの調達ソリューションと統合し、実用的なデータを利用してサプライチェーンの状態とパフォーマンスをリアルタイムで可視化します。
投資
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本日、ServiceNowは、製造およびテクノロジー分野のお客様を対象とするCRMとAI主導のモダナイゼーションを加速させるため、Zaelabへの投資を発表しました。このコラボレーションにより、CPQとデジタルコマース機能を強化するための共同ソリューションが提供されるとともに、Zaelabは350人の認定プロフェッショナルを追加して顧客のCRMニーズを解決するServiceNowサービスを提供することで、CRMプラクティスを拡大できるようになります。
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ServiceNowは9月、AIを活用したエクスペリエンスオーケストレーションのグローバルリーダーであるGenesysへの7.5億ドルの投資を完了しました。これにより、両社のグローバルパートナーシップを基盤に、顧客および従業員体験の向上を図ります。
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第3四半期に、ServiceNowは、自社株買いプログラム(1)の一環として、希薄化による影響を管理することを主な目的として、普通株式約644,000株を5.84億ドルで買い戻しました。承認されたプログラムに基づき、約20億ドルが自社株買いプログラムのために引き続き利用可能となっています。
評価
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過去数か月にわたって、ServiceNowは複数のGartner® Magic Quadrant™ レポートでリーダーの1社と評価されました。その中には、初の2025 Gartner Magic Quadrant for Business Orchestration and Automation Technologies(2)、2025 Gartner Magic Quadrant for AI Applications in IT Service Management(3)、the 2025 Gartner Magic Quadrant for the CRM Customer Engagement Center(4) 、6回連続となる2025 Gartner Magic Quadrant for Enterprise Low-Code Application platforms(5)が含まれます。
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本四半期を通じて、ServiceNowの目的志向型で統一された企業文化は、Forbes America’s Best Employers for Company CultureおよびFortune Best Workplaces in Technology(6)リストに掲載されました。また、Glassdoor’s Best-Led CompanyリストやEthisphere’s World’s Most Ethical Companiesリストにも選出されました。
(1)本プログラムには終了日が定められておらず、いつでも中断または終了される可能性があります。また、ServiceNowに対して自社の普通株式を一定数取得する義務があるわけではありません。買戻しの実施時期、方法、価格、金額については、ServiceNowの裁量により決定され、事業環境、経済・市場状況、株価動向、企業および法規制上の要件、その他さまざまな要因に基づいて判断されます。
(2) 2025年10月15日、Saikat Ray, Tushar Srivastava, Marc KerremansによるGartner, Inc. “Magic Quadrant for Business Orchestration and Automation Technologies”
(3) 2025年9月2日、Chris Matchett, Ankita Hundal, Rich DohenyによるGartner, Inc., Magic Quadrant for AI Applications in IT Service Management
(4) 2025年10月27日、Pri Rathnayake、Drew Kraus、Francesco Vicchi、Jim Robinson によるGartner, Inc, Magic Quadrant for the CRM Customer Engagement Center
(5) 2025年7月28日、Oleksandr Matvitskyy, Akash Jain, Kyle Davis, Adrian LeowによるGartner, Inc., Magic Quadrant for Enterprise Low-Code Application Platforms
(6) 出典:Fortune Magazine © 2025 Fortune Media IP Limited. All rights reserved. Used under license. FortuneはFortune Media IP Limitedの登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。Fortune MagazineおよびFortune Media (USA) Corporationは、ServiceNowの製品またはサービスと提携・関係しておらず、それらを支持するものでもありません。
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2025年度第3四半期GAAPおよびNon-GAAP業績
以下の表は2025年度第3四半期の業績を要約したものです。

1. 当社は、GAAPに準拠して算出された財務指標に加えて、Non-GAAP財務指標を報告していますが、これらはGAAP財務指標の代替や、それを上回るものとして使用するものではありません。Non-GAAP指標の説明については、『Non-GAAP財務指標の使用に関する声明』セクションをご参照ください。また、GAAP指標と非Non-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご覧ください。
2. GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご参照ください。
3. Non-GAAPベースのサブスクリプション収益および総収益は、為替レートの変動による影響や外貨ヘッジ契約による損益を除外し、為替変動の影響を除いた場合の数値に調整されています。一方、プロフェッショナルサービスおよびその他の収益、cRPO、およびRPOは、為替変動の影響を除いた場合の数値にのみ調整されています。また、GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『GAAP to Non-GAAP Reconciliation』と題された表をご覧ください。
注:数値は表示の都合上端数処理されており、合計が一致しない場合があります。
業績見通し
当社の業績見通しには、GAAPおよびNon-GAAPの財務指標が含まれています。Non-GAAPベースのサブスクリプション収益の成長率は、為替レートの変動による影響や外貨ヘッジ契約による損益を除外し、為替変動の影響を除いた場合の数値に調整されています。また、Non-GAAPベースのcRPOの成長率についても、為替変動の影響を除いた場合の数値にのみ調整することで、基礎的な事業動向をより明確に示せるようにしています。
米国連邦政府機関は現在、予算の引き締めやミッションの進化といった変化に対応しています。最近の政府機関の閉鎖も、短期的には取引のタイミングに影響する可能性があります。こうした動きは、2025年第4四半期のガイダンスにも反映されています。
以下の表は2025年度第4四半期のガイダンスを要約したものです。

1. 当社は、GAAPに準拠して算出された財務指標に加えて、Non-GAAP財務指標も報告していますが、これらはGAAP財務指標の代替や、それを上回るものとして使用するものではありません。Non-GAAP指標の説明については、『Non-GAAP財務指標の使用に関する声明』セクションをご参照ください。
2. GAAP指標とNon-GAAP指標の調整については、『Reconciliation of Non-GAAP Financial Guidance(Non-GAAP財務ガイダンスの調整)』と題された表をご参照ください。
3. GAAPベースのサブスクリプション収益およびGAAPベースのサブスクリプション収益とcRPOの成長率に関するガイダンスは、米ドル以外の通貨で報告する事業体について、2025年9月の30日間の平均為替レートに基づいています。
本プレスリリースの全文は、以下よりご覧いただけます。
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