Ginco、Babylon Labsと協業し、次世代ビットコイン金融「BTCFi 2.0」を日本で推進

BTCを「安全に価値を高められる資産」へ。Ginco Enterprise WalletとBabylonにより次世代の暗号資産管理の実現を目指す。

株式会社Ginco

株式会社Ginco(本社:東京都中央区、代表取締役:森川夢佑斗、以下当社)は、Trustless BTCFi(※1)を実現するプロトコルを開発する「Babylon Labs」と戦略的パートナーシップ(以下本協業)を発表いたします。本協業は、現在日本国内で遊休資産となっているビットコイン(BTC)を安全に価値を高められる資産へ転換することを主眼としています。具体的には、当社の提供する業務用デジタルアセット管理ウォレットとBabylon Labsの展開する自己管理(self-custody)を維持したまま資産活用を可能にする技術を組み合わせます。 これにより、第三者に暗号資産の管理を委託することなく機関投資家レベルのBTC活用を実現する、次世代のビットコイン金融「BTCFi2.0」を日本で推進してまいります。

◆本協業の狙い

機関投資家やトレジャリー企業らの本格参入によりビットコイン(BTC)市場が成熟しつつある今般、遊休状態にある巨額のビットコインからインカムゲインを生み出し、資本効率を最大化することが業界の課題となっています。

このような背景のもと、Babylon Labsは、第三者に保有資産を預けることなく、自身の管理下で機関投資家レベルの分散型金融を可能にする技術「Trustless BTC Vault Protocol」の開発を行っており、これを「BTCFi 2.0」と称してグローバル展開を進めています。

一方、当社は、暗号資産交換業者をはじめとする多様な企業・団体が、暗号資産を安全かつ効率的に自己管理するためのインターフェースとして、企業向けの業務用デジタルアセット管理ウォレットであるGinco Enterprise Wallet(以下GEW)などを提供してまいりました。

このたび、当社とBabylon Labsは、拡大が見込まれるBTC活用ニーズに応え、BTC保有企業がセキュリティを担保したままエクスポージャーを拡大できるようにすることを目指し、戦略的パートナーシップを発表いたしました。

◆BTCFi2.0の実現に向けた取り組み

本協業の一環として、当社はBabylonのFinality Provider(以下FP ※2)としてノード運営に参画し、Bitcoinのセキュリティを活用するPoSネットワーク「Bitcoin Secured Network」へのセキュリティ提供を担うようになりました。

また、当社の提供するGEWの機能拡張により、GEWからシームレスにBTCステーキングを行えるように対応しています。

これにより、GEWを利用する暗号資産交換業者や金融機関などの企業・団体は、コールドウォレット下にあるビットコインを、特定の第三者に依拠することなく、セキュリティを担保したままステーキングできるようになります。

また、今後は「Babylon Genesis Chain」へのバリデーター参加(※3)に加え、BABYトークンのステーキング機能を実装し、BTCとBABYの共同ステーキング(Co-staking)を導入することでBTCのみをステーキングする場合よりも高い報酬を得られるようにします。さらに、Babylon Labsが展開する、レンディングを含む複数のTrustless BTCFiのユースケースは、ステーキングよりも高い収益率が見込まれており、当社はこれらのユースケースへのインターフェース提供の検討などを通じ、BTCを保有する事業者の皆様が効率的かつ安全に運用するための支援を強化してまいります。

本協業を通じ、当社とBabylon Labsの両社は、BTCの自己管理(self-custody)を維持したまま資産活用を可能にする「BTCFi 2.0」という共通のテーマのもと、日本の機関投資家や暗号資産交換業者、トレジャリー企業などへのサービス提案を進めてまいります。

※1:従来のBTCFiのように第三者に管理を委託する構造から脱却し、BTC所有者自身の管理下(self-custody)に置いたまま、ブロックチェーン上の金融サービス(ステーキング、レンディングなど)で活用することを可能にする「信頼不要(トラストレス)」な次世代の金融エコシステムです。これにより、遊休資産となっているBTCに生産性を付与します。

※2:Babylonを介してBTCのセキュリティを活用しているPoSネットワーク「Bitcoin Secured Network」に対し、ブロックの確定状況(ファイナリティ)を観測し、その保証のための署名を行う主体です。FPは、BTCをステークすることでセキュリティ提供の責任を負い、その対価として報酬を受け取ります。

※3:PoSチェーン「Babylon Genesis Chain」の分散化と安定稼働を担う主体です。主にBABYトークンを担保(ステーク)に入れ、ネットワークのルールに従ってブロックの生成とトランザクションの検証を行い、その貢献に対して報酬を受け取ります。

参考文献:

◆株式会社Ginco 会社概要

Gincoは、「経済のめぐりを変えていく」をミッションに掲げ、企業のブロックチェーン・暗号資産活用を包括的に支援するテクノロジーカンパニーです。より早く、より安全に、より費用対効果が高いかたちで、暗号資産・ブロックチェーンを活用するための、エンタープライズ向けインフラを提供してきました。特に暗号資産を取り扱う金融サービス事業者向けのウォレット、ノード、インデクサー等のインフラ提供に関しては、国内有数の実績を誇ります。

所在地:〒104−0032  東京都中央区八丁堀三丁目27-4

代表者:森川夢佑斗

設 立:2017年12月21日

事業内容:クラウド型ブロックチェーンインフラおよび、同インフラを利用した各種エンタープライズサービスの開発・運営・提供

企業サイトURL:https://ginco.co.jp/

製品サイトURL:https://www.ginco.com/

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会社概要

株式会社Ginco

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URL
https://ginco.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区八丁堀三丁目27-4 八重洲桜川ビル 4F
電話番号
-
代表者名
森川夢佑斗
上場
未上場
資本金
4億1000万円
設立
2017年12月