新オフィスビジョン『DESTINATION OFFICE』始動
オフィスづくりの自由度を高めることで、理想とするオフィスを実現
当社は2020年に竣工した「東京ワールドゲート」において、企業のクリエイティブなオフィス環境の創造をサポートするため、独自の内装引渡し基準によって自由な内装デザインを実現しやすくする「クリエイティブフロア」を展開してきました。交流が活性化し創造性を高めるイノベーティブなワークプレイスが求められる中で、「コラボレーションを促す内階段や、解放感とオリジナリティを表現できるスケルトン天井などを、廃棄物を削減しつつ効率的に実現できた」など、ご入居企業から高く評価されています。
今般のコロナ禍では、急速にテレワークが普及したことで、働く場所を選択できるようになりました。一方、働く場所が分散したことで、「コミュニケーションが不足している」「貢献意識が薄れる」「活発な議論ができない」といった企業の新たな課題が顕在化しています。相手の熱量や言葉のニュアンスを感じながら議論すること、チームでの共感や信頼関係を深めることは、リアルな場がもたらす価値であると再認識されつつあります。そのような中で当社は、これからのオフィスは「ワーカーを惹きつけ、ワーカーが自然と集まる目的地(destination)」となることが求められると考えました。
そこで、この度当社は新たなオフィスビジョン『DESTINATION OFFICE』を始動します。本ビジョンのもと、「ワーカーが集まる目的地」の実現を目指して顧客企業のオフィスづくりを支援していくことで、エンゲージメントの向上や良質なコミュニケーションの拡大に貢献します。本ビジョンでは、「クリエイティブフロア」をさらに発展させ、顧客企業が自由にデザイン可能な範囲を専有部だけでなく共用部にも広げ、音や香りの導入も可能とするなど、理想とするオフィスをより実現しやすくします。当社は、新オフィスビジョンに基づき新時代のリアルな場の価値を追求することで、顧客企業の課題解決ならびに継続的な成長やイノベーションに貢献してまいります。
■ 『DESTINATION OFFICE』を実現する3つの要素
本ビジョンでは、ワーカーを惹きつけるオフィスの要素を「ENERGY」「SYNERGY」「COZY」の3つにカテゴライズしました。これらの要素を兼ね備えたオフィスを各企業のニーズに合わせて提案していくことで、ワーカー一人ひとりの目的地となるオフィスを実現します。
■ 『DESTINATION OFFICE』に基づく「クリエイティブフロア」の事例
コーラス株式会社 (当社ビルご入居企業)
→ 独自の内装引渡し基準によって、お客様が理想とするオフィスづくりを支援
独自基準のスケルトン仕様によるデザイン自由度が、当社のオフィスコンセプト“Safer and Cozy Place”を体現する理想的なオフィスづくりの後押しとなりました。様々なバックボーンと個性を持ち、多様な働き方を選択できるプレーヤーが、いつ出社しても不要なストレスに晒されず、自然に連帯感・エンゲージメントが高まるような仕掛けを、感染症リスクにも配慮しつつ自由な発想でデザインすることができました。
お客様や取引先様にも見せるオフィスを意識していたので、オフィス専用部内と共用部分を一体的にデザインし、当社の世界観を表現できたことは大きなメリットになりました。共用部の壁面を自由にデザインできるビルは他になく、魅力的でした。
(コーラス株式会社 ご担当者様)
■ 「DESTINATION OFFICE Webサイト」 オープン
本日12月20日に、「DESTINATION OFFICE Webサイト」をオープンし、コンセプトムービーを公開しました。本サイトを通じ、アフターコロナの理想的なオフィスづくりを支援すべく、今後ともコンテンツを拡充・更新していきます。
リンク:https://www.mori-trust.co.jp/destinationoffice/
■『DESTIONATION OFFICE』の始動に向けた意識調査
➀ 当社ビル入居企業を対象としたアンケート調査(2020年6月)
昨年6月に当社ビル入居企業を対象にアンケート調査(回答数:177社、一部非入居企業含む)を行いました。その結果から、従来のオフィス事業において重視してきた心地良い環境や交流が生まれる環境は、今後のオフィスにおいても支持されることを再確認した上で、今後のオフィスは会社に対するワーカーのエンゲージメントを醸成する機能をさらに発展させていく必要があると認識し、本ビジョン始動に向けた取り組みを本格化させました。
➁ ワーカーがオフィスに求める価値を調査(2021年6月)
今年6月に東京で働くオフィスワーカー400名を対象としたアンケート調査を実施し、「ENERGY」「SYNERGY」「COZY」の3要素がオフィスに求められていること、その中で重視する要素はワーカーの属性などによって異なることがわかりました。
【調査概要】
調査方法:Webアンケート調査 (調査会社:株式会社クロスマーケティング)
調査対象:東京都の本社・支社などに正社員として勤務している社会人経験3年以上のワーカー 400名
経営層(部長クラス以上、役員含む) 100名
調査期間:2021年6月11日~12日
調査内容:コロナ禍以降の働き方やワークプレイスに求める環境について
【調査結果サマリー】
①一般ワーカーの76%、経営層の84%が今後もオフィス勤務を含めたハイブリッドワークを希望。
②ひとりで仕事をする環境には、「モチベーションを上げ、集中することができる」「くつろぎながら自然体で働くことができる」「ハード設備やネット環境が充実している」ことが求められている。
③チームで仕事をする環境には、「コミュニケーションがとりやすい」「モチベーションを上げ、集中することができる」「ハード設備やネット環境が充実している」ことが求められている。
④属性問わず多くのワーカーがオフィスで働く意義を感じるのは、「気軽なコミュニケーション」や「チームでノウハウなどの共有」を行いたいとき。また、一般ワーカーは「対面でのニュアンス伝達」や「ハード設備の利用」、経営層は「活発な議論」「チームでの一体感醸成」「人材育成」を行う際にもオフィスで働く意義を感じている。
⑤これからのワークプレイスには、「偶発的なコミュニケーションが生まれる」といった従来のオフィスの強みを伸長させる空間と、「集中できる」「快適な環境」「気分転換ができる」といったテレワークを経験したことで顕在化したオフィスの課題を補う空間がどちらも求められている。
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