ServiceNow、AIネイティブIDセキュリティプラットフォームのリーダーであるVezaを買収し、セキュリティポートフォリオを拡大

統合機能により、アプリケーション、データ、クラウド環境、AIエージェントにわたるアイデンティティとアクセス制御が強化され、組織が自律的なセキュリティ機能を構築する際のIDガバナンスワークフローを促進

ServiceNow Japan合同会社

※本資料は、2025年12月2日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。

ビジネス変革を支える“AIコントロールタワー”であるServiceNow(NYSE: NOW)は本日、アイデンティティセキュリティのリーダーであるVezaを買収する意向を発表しました。本買収により、ServiceNowのセキュリティおよびリスク管理ポートフォリオの機能が、今日のあらゆる侵害の最前線にあるサイバーセキュリティの最重要分野の1つであるアイデンティティセキュリティにまで拡大されます。これにより、組織は重要なデータ、アプリケーション、システム、AIアーティファクトに誰と何がアクセス権を持っているかを把握し、制御できるようになります。企業がエージェンティックAIによって可能になった自律的な機能を活用する中で、VezaとServiceNowは、企業のリスクを大幅に軽減する最小権限の原則に基づくエンドツーエンドのアイデンティティセキュリティを実現します。

 

現代の企業は、従業員、パートナー、システム、アプリケーション、デバイス、そしてますます増加する自律型AIエージェントなど、多様なアイデンティティを管理する必要があります。サイバー犯罪者がエージェンティックAIを悪用し、これまで以上に巧妙な攻撃を仕掛ける中、企業は外的要因・内的要因に対する順応性(適応性)、規制要件、テクノロジーの進歩に合わせて権限を厳密に連携させるために、強力なアイデンティティとアクセス制御、ガバナンスを必要としています。Vezaのモダンで統一されたAIネイティブなアプローチは、特許取得済みのAccess Graphによって支えられています。Access Graphは、人間、機械、AIのアイデンティティ間のアクセス関係をマッピングして分析し、あらゆる種類のアイデンティティにエンドツーエンドのアクセス可視性とリスク管理プラットフォームを提供します。この基盤により、アイデンティティとアクセス管理のあらゆる層にガバナンスが組み込まれ、セキュリティチームはきめ細かな可視性と制御が可能になり、複雑さを自信を持って管理し、ビジネスのあらゆる場面でAIを安全に活用できるようになります。

 

ServiceNowのプレジデント 兼 最高執行責任者(COO) 兼 最高製品責任者(CPO)であるアミット・ザヴェリー(Amit Zavery)は、次のように述べています。「エージェンティックAIの時代では、人間、AIエージェント、機械など、あらゆるアイデンティティは、企業に影響を与える力を持っています。各アイデンティティの権限を継続的に可視化して初めて、それを信頼できるのです。Vezaの業界初のAccess GraphとServiceNow AI Control Towerおよびエージェンティックワークフローを組み合わせることで、組織内のすべてのアイデンティティを管理できる真の単一管理画面をお客様に提供できます。最高情報セキュリティ責任者(CISO)とセキュリティチームが協力して、より安全なアクセス決定を行ってビジネスを保護し、AIを悪用した攻撃から価値あるデータ資産を防御できるように支援します」

 

VezaのCEOであるタルン・タクール(Tarun Thakur)氏は、次のように述べています。「Vezaは、アイデンティティセキュリティを透明かつスケーラブルで、あらゆる組織にとって効果的なものにするために構築されました。ServiceNowと共に、お客様がより自信を持ってAIを採用できるよう支援します。私たちは、人、機械、AIエージェントを問わず、あらゆる種類のアイデンティティを明確かつ統合的に管理できるようにすることで、アイデンティティガバナンスとアイデンティティセキュリティを戦略的優位性に変えることができます」

企業全体のアイデンティティセキュリティを強化

 

VezaのAccess Graphは、アイデンティティセキュリティにAIネイティブなアプローチをもたらします。これにより、組織は単一のダッシュボードを通じて、人間とAIエージェントを含む機械の両方のアイデンティティにわたり、過度に広範な権限を迅速に特定し、修正することができます。そのスケーラブルなプラットフォームは、アクセスレビュー、アクセスリクエスト、アクセスハブなどの次世代IGA(アイデンティティガバナンスと管理)機能をフルサポートし、従来のソリューションでは対応できない権限の更新やエンドツーエンドの可視性にも対応しています。

 

Blackstoneの最高技術責任者(CTO)であるジョン・ステッカー(John Stecher)氏は、次のように述べています。「ServiceNowは当社の水平的な(部門や役職の垣根を超えた横の連携)ビジネスワークフローを強化し、Vezaは最小限の権限を徹底し、大規模にアイデンティティアクセスインテリジェンスを追加します。両社の組み合わせによって、よりスマートなアクセス管理、継続的なアクセスレビュー、シームレスなプロビジョニング解除が可能になり、エンタープライズビジネス向けのより安全でスケーラブルなワークフローが実現します。この統合プラットフォームは、エージェンティックAI時代の鍵となる、コンテキストに富んだアイデンティティガバナンスのフレームワークを提供します」

 

Vezaは、ワークフロー、ナレッジグラフ、AIにおけるServiceNowの強みと統合することで、AIエージェントが企業全体で何にアクセスして実行できるかを管理することで、ServiceNow AI Control Towerも強化します。また、脆弱(ぜいじゃく)性対応、インシデント対応、統合リスク管理など、既存のServiceNowのセキュリティおよびリスク製品に重要なアイデンティティコンテキストを追加し、エクスポージャー、インシデント、またはリスクイベントに誰と何が関連しているかをより明確に把握できるようにしています。アイデンティティセキュリティがServiceNowのセキュリティ業務の中核的な柱となる中、Vezaはエクスポージャー管理、インシデント対応、統合リスク管理機能を強化します。

 

統合型アイデンティティセキュリティにより、顧客のエクスポージャーとサイバーリスクを最小限に抑える

 

Vezaは、誰が何にアクセスしたかをプラットフォーム間で詳細に可視化し、接続されたアプリケーション全体で一貫性のある監査可能なアクセスガバナンスを実現することで、ServiceNowのアイデンティティセキュリティサービスを強化します。この共有基盤はエージェンティックAIにとって不可欠であり、自律的なアクションが企業のポリシーに沿った状態を維持するのに貢献します。これにより、ServiceNowはエージェンティックAIの世界で成功するために不可欠な、エージェントが大規模で安全に行動するために必要な信頼できるアイデンティティレイヤーを得ることができます。アイデンティティの可視性向上により、企業はエコシステム全体にわたってAIへのアクセスとアクションを一元的に管理、監視、実施できます。Vezaはまた、Machine Identity ConsoleなどServiceNow AI Platform上の既存のアイデンティティ機能を補完し、AI導入拡大に伴う可視性の向上と管理の簡素化を実現します。

 

2020年に設立されたVezaは、銀行、ホスピタリティ、および消費財(FMCG)の分野で約150社のグローバル企業の顧客にサービスを提供しており、世界中に230人の従業員を擁しています。本取引が完了すると、Vezaのアイデンティティ可視性、インテリジェンス、ガバナンス機能はServiceNowのセキュリティポートフォリオに統合される予定です。

 

本取引は、慣習的な規制当局の承認および取引完了条件の対象です。

 

以上

将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、ServiceNowによるVezaの買収計画に関連する期待、信念、計画、意図、戦略について「将来見通しに関する記述」が含まれています。これには、将来の製品の機能および提供内容、ServiceNowにもたらされると期待される利益に関する記述が含まれます。将来見通しに関する記述は、既知および未知のリスクや不確実性の影響を受ける可能性があり、また、実際の結果がこれらの記述で示された内容や示唆された内容と大きく異なる原因となる不正確な前提に基づいている場合があります。このようなリスクや不確実性が現実のものとなる場合、または前提が誤っていることが判明した場合、当社の実際の業績は、当社が行った将来見通しに関する記述表明または示唆された業績とは大きく異なる可能性があります。当社は、将来見通しに関する記述を更新する義務を負わず、またその意図もありません。将来見通しに関する記述と実際の業績が大きく異なる要因には、VezaのテクノロジーをServiceNow Platformに吸収または統合できないこと、取引終了後にVezaの従業員を維持できないこと、Vezaのレガシービジネスに関連する予期しない義務または負債、潜在的な税務上の影響、当社の事業の中断、経営陣の注意およびその他のリソースの流用などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。当社の財務およびその他の業績に影響を及ぼす可能性のある要因の詳細情報は、SEC(米国証券取引委員会)に提出する資料に記載されています。

 

ServiceNowについて

ServiceNow(NYSE: NOW)は、ビジネス変革を支える“AIコントロールタワー”です。ServiceNow AI Platformは、あらゆるクラウド、モデル、データソースと連携し、企業全体の業務フローを統合的に管理・自動化します。レガシーシステム、部門ごとのツール、クラウドアプリケーション、AIエージェントを一つにつなぎ、ビジネスのあらゆる領域で「インテリジェンス」と「実行」を結び付ける統合基盤を提供します。年間750億件以上のワークフローがプラットフォーム上で稼働しており、ServiceNowは分断されたオペレーションを連動した自律型ワークフローへと進化させ、確かな成果につなげています。ServiceNowがどのようにAIを人々の働き方に活かしているかについては、www.servicenow.com をご覧ください。

Vezaについて
Vezaはアイデンティティセキュリティのリーダーであり、組織が企業全体のアクセスを保護できるよう支援しています。VezaのAccess Platformは、アイデンティティガバナンスと管理(IGA)ツールを超え、権限を視覚化、監視、制御することで、組織はコンプライアンスを維持し、最小権限を実現できるようにします。Wynn Resorts、Expedia、Blackstoneなどのグローバル企業は、特権アクセス監視、非人間アイデンティティ(NHI)セキュリティ、アクセス権限管理、データシステムアクセス、SaaSアクセスセキュリティ、アイデンティティセキュリティポスチャ管理(ISPM)、次世代IGA、エージェンティックAI アイデンティティセキュリティなどのアイデンティティセキュリティのユースケースを管理する際、Vezaに信頼を寄せています。VezaはGigaOMのISPM Radarから高い評価を得ています。2020年に設立されたVezaは、カリフォルニア州ロスガトスに本社を置いています。詳細はwww.veza.comをご覧ください。

 

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情報通信
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代表者名
鈴木 正敏
上場
海外市場
資本金
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設立
2013年09月