小さな傷やサイズ違いに、No Problem(問題ナシ)!A品未満B品以上の商品を販売できる仕組み「NO PROBLEM」がクラウドファンディング開始

Kibidangoで2月19日(木)10:00〜プロジェクト開始!

きびだんご株式会社

機能的には問題ないけれども、今まではB品として流通に乗らなかった商品を「NO PROBLEM(問題ナシ!)」と捉え、定価で販売、楽しく買い物ができる仕組み「NO PROBLEM」を立ち上げるプロジェクトが、きびだんごでクラウドファンディングを開始します。クラウドファンディングの資金は、NO PROBLEM storeの企画、NPメディアの運営、NPグッズ制作、などに使用する予定。
リターン品には、様々なブランドのNP品や、お得なファンクラブ会員プラン、ここでしか購入できないNPコラボグッズが用意されています。

このプロジェクトを、2月19日(水)10時〜4月16日(木)23時59分まで、クラウドファンディングサイト「Kibidango」で展開。目標金額80万円でプロジェクトが達成します。特典価格は、4000円(税・送料込)より提供します。

【商品詳細URL】https://kibi.co/noproblem

\「NO PROBLEM」のポイント/
  1. 「日本向けに出荷できるのはたったの7%」という現状から、問題のないB品を「NO PROBLEM」として販売
  2. NO PROBLEM COMMITTEE 立ち上げ
  3. クラウドファンディング資金で「NO PROBLEM WEB メディア」を立ち上げたい

●きっかけは7%
2011年、プロジェクトオーナーは新婚旅行先のインドで出会ったグラスに一目惚れをし、パートナーと共に輸入販売の仕事を始めました。

「輸入卸業について全くの素人だった当時、一つだけ目標を決めました。それは、”このグラスを一生をかけて販売し続けよう”ということでした。 しかし、2年の準備期間を経てようやく日本に入荷したグラスは傷が多く、日本のお店に出荷できるものは半分に満たない状況。しかしその後、インドの工場に毎年通いながら、日本のお客さまの求める品質について説明し続け、徐々に品質は良くなっていきました。ようやく、入荷した商品の80%を出荷できるくらいになった頃、メーカーの品質管理の部長さんから言われたのが、”工場で生産したグラスのうち、日本向けに出荷できるのはたったの7%だ”ということでした。」

毎年インドに赴き、メーカーの品質管理チームと品質基準のすり合わせをする毎年インドに赴き、メーカーの品質管理チームと品質基準のすり合わせをする


●厳しすぎる日本向けの特別検品
実は彼らは、日本へ輸出するものにだけ特別に厳しい検品をし、合格したものだけを送っているのです。残りの93%はインド国内を始め、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの他国で問題なく販売されるため、無駄になることはありません。とはいえ、7%というのはあまりに低すぎる数字。

「仮に私が3,000個のグラスを注文したとすると、4万個以上のグラスを検品しなければなりません。 自分が求めてきた品質が、他の国とは比べ物にならないほど厳しいと実感したと同時に、これから先ずっと販売し続けていくことを目標としているのに反して、サステナブルな関係性ではないと思うようになりました。」

日本向けの厳しい検品を経て届いたグラス。ここからさらに国内検品を行う。日本向けの厳しい検品を経て届いたグラス。ここからさらに国内検品を行う。


●問題のないB品を定価で売り始め、展覧会開催
インドのメーカーが日本の要望を受け入れて検品の努力をしてくれたように、日本でも小さな傷に対してもっと寛容になる努力をしたいという思いから、プロジェクトオーナーは倉庫に溜め込んできた使えるB品をNO PROBLEM 品(NP品)と名付け、定価で売ることを考えました。

「あえて値下げをしないことによって、私にはNO PROBLEM だけど、どうですか?と問いかけることになると思ったのです。   自社倉庫で説明しながらの直販売、イベントへの出店などを続けるうちに、共感してくれる方々があえてNO PROBLEM品を選んでくれることも増えました。また、同じ悩みを抱えているメーカーやお店があることも分かってきました。
そして2017年に、「NO PROBLEM展」という展覧会を企画。メーカーや、小売店、問屋など、様々な会社(または個人)の品質基準に対する考え方を取材しました。 GOOD DESIGN MARUNOUCHI(東京)とKIITO(神戸)の2拠点を巡回、7,000名を超える来場者がありました。   展覧会への反響は大きく、「商品がお店の棚に並ぶまでに、沢山のB品が出ていることを初めて知った」とか、「自分にとっては全く問題ない程度だった」「NP品を定価で買ってメーカーを応援したい」などの声を多くいただき、次はNP品を定価で流通させる仕組みを作ろうと決意をしたのです。」

2017年 NO PROBLEM 展 公益財団法人日本デザイン振興会協力のもと、GOOD DESIGN MARUNOUCHI(有楽町)にて開催。2017年 NO PROBLEM 展 公益財団法人日本デザイン振興会協力のもと、GOOD DESIGN MARUNOUCHI(有楽町)にて開催。

メーカー、問屋、小売店など、全11社が参加した。メーカー、問屋、小売店など、全11社が参加した。

展覧会に合わせて発行したタブロイド NO PROBLEM Vol.01&02展覧会に合わせて発行したタブロイド NO PROBLEM Vol.01&02



●その先へ。NO PROBLEM COMMITTEE 立ち上げ
NP品を定価で販売し買える機会を作るべく、2019年10月にNO PROBLEM COMMITTEE 及び、一般社団法人NO PROBLEMを立ち上げ。COMMITTEE が企画(ブレーン)で、一般社団法人が事務局(手足)という関係です。

NO PROBLEM COMMITTEE の役割は、大きく分けて以下の3つあります。
  1. NO PROBLEM store 企画とNPマーク発行
  2. NO PROBLEM WEB メディア運営
  3. NPグッズの制作

1)NO PROBLEM store 企画とNPマーク発行

 

NO PROBLEM COMMITTEE ではNPの考えに賛同するショップやギャラリー、美術館などと一緒にPOP UP型のNO PROBLEM STORE を企画、運営していきます。NP品の定価販売だけでなく、各品について「品質」を切り口とした展示を行います。どんなものでも、作る過程で傷やブレは必ず発生すること、それはどんな時に、どのように起こるのか?を説明し、それらを受け入れていこうと提案するのがお店役割です。

NO PROBLEM STORE で販売されるNP品には、全てNO PROBLEMマークを添付します。このNPマークには、マークを使う会社の名前が入るところがミソ。NPマークを通して、誰がNO PROBLEM と言っているかが分かるデザインになっているのです。NPマークには、JISマークのような統一基準はありません。売り手と買い手があらゆる製品の品質基準は多様であることを受け入れた上で、その考えに賛同し、自身の価値観で安心して購入したり販売したりすることを目指しています。

NPマークのデザイン。下部にはマークを使用するメーカーの名前が入っていますNPマークのデザイン。下部にはマークを使用するメーカーの名前が入っています


NO PROBLEM STORE だけでなく、メーカーさんがご自身の販路でNP品を販売するときにもこのNPマークを添付することで、マークが入り口となって、なぜ定価販売であるかの理由とそのコンセプトをお客様に伝えます。

2)NO PROBLEM WEB メディア運営
「品質基準」を切り口としたインタビューをアーカイブ化して行く予定。検品には統一基準があるわけではなく、作り手や送り手それぞれの基準で選別をしています。その裏にある考え方を知ると、良し悪しは絶対ではないことに気がつきます。
個々の価値を認め寛容になること。そして、自分にとっては「NO PROBLEM(問題なし)」と受け入れることができたら、少しだけ自由になれると思っています。そんな世界を目指して、様々なメーカーお店などが考える「品質基準」について聞いていきます。

3)NPグッズの制作
世の中のNP品やNP素材、リサイクル素材、デッドストック素材などを使いながらオリジナルグッズを作ります。第一弾はリサイクルポリエステルで作られたTシャツブランド BRING とのコラボTシャツです。試作段階で作られたBRINGTシャツ(バージンPET素材のデッドストック品)に、NPロゴをプリントしました。リターンにもなっていますので、ご覧ください!

●ご支援いただいた資金の用途
これまで任意団体だったNPプロジェクトチームですが、昨秋にNPコミッティと、運営事務局となる一般社団法人を立ち上げました。まずはウェブサイトの立ち上げと運営にかかる人件費に使わせていただきます。また、NO PROBLEM store のPOP-UPを行う際の展示什器の制作、パネルやチラシ印刷費、取材費、などに使わせていただきます。

NO PROBLEM WEB 制作費 30万円
NO PROBLEM store@21_21 関連費用 20万円
(什器制作、パネル制作、英訳、運搬費) 
NO PROBLEM store@パスザバトン表参道 関連費用 15万円 
(什器調整、パネル制作、運搬費) 
クラウドファンディング手数料 8万円
リターン品送料 7万円(約100件×700円)
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合計 80万円

●直近のNO PROBLEM STORE 開催予定
・2020年2月19日〜3月11日 NO PROBLEM store @ 21_21
場 所:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
出店者:SIWA|紙和、うなぎの寝床、tamaki niime、MARUGO、Awabi ware、VISION GLASS JP
 
・2020年3月19日〜4月12日 NO PROBLEM store
場 所:パスザバトン表参道店
出店者:VISION GLASS JP 他

●NO PROBLEM COMMITTEE メンバーについて
コミッティーには、様々な人が関わっています。立場はそれぞれですが、 NO PROBLEM の理念に賛同し一緒にプロジェクトを進めているメンバーです。

- 小沢朋子(フードデザイナー・VISION GLASS JP 代表)
- 高橋孝治(プロダクトデザイナー・クリエイティブディレクター)
- 國府田典明(VISION GLASS JP 代表)
- 吉田佳代(編集者)
- 板垣潮美( VISION GLASS JP 広報)
- 原田環(カワイイファクトリー)
- 中山真理(カワイイファクトリー)
- 木下洋二郎(プロダクトデザイナー)
- 川口真沙美(日本デザイン振興会・プロデューサー)
以下は、発起人の一人である、私(小沢朋子)のプロフィールです。

早稲田大学応用化学科卒業後、千葉大学大学院にてデザインを学ぶ。インテリアデザイナーとして剣持デザイン研究所に勤務、ホテルやオフィスの空間デザインに携わる他、携帯電話のプロダクトデザインを行う。2010年フードデザイナー「モコメシ」として独立。「食べるシチュエーションをデザインする」をコンセプトに飲食店向けのメニュー開発、広告のスタイリング、ケータリングのほか、食を絡めたインスタレーション作品の制作を行う。2018年2月からSHISEIDO THE TABLES のフードディレクターを務める。著書に「モコメシ おもてなしのふだんごはん」(主婦と生活社)、「大人もサンドイッチ」(グラフィック社)。
2013年、インドのVISION GLASS の輸入販売をはじめ、インドと日本の品質基準の差を痛感。  NO PROBLEM PROJECT を國府田典明と共に立ち上げる。

▼モコメシ
http://www.mocomeshi.org/
https://www.instagram.com/mocomeshi/

●最後に
「No problem!」
それは、インド人が口癖のように言っていた言葉でした。


ちょっと傷がある。
ちょっとムラがある。
ちょっと他のものと違う。
そんな小さな差異に対して。
No Problem!
と言ってみよう。


そうすると、今まで受け入れられなかったことに対して、
少しだけ寛容な気持ちになりませんか。
その、ちょっと前向きな気持ちを胸に、
日々を過ごすことができたなら、
なんだか楽しいと思うのです。


●特典価格
▼特典:価格の低い順
・VISION GLASS NP品 3点セット: [送料・税込み]¥ 4,000
・SIWA スクエアバッグM グレー NP品: [送料・税込み]¥ 4,000
・SIWA バッグスクエアA4 グレー NP品 [送料・税込み]:¥ 4,000
・SIWA バッグスクエアショルダー ブラウン  NP品 [送料・税込み]:¥ 4,800
・SIWA バッグスクエアショルダー グレー  NP品 [送料・税込み]:¥ 4,800
・MARUGO たびりら#04 26.0cm NP品 [送料・税込み]:¥ 5,000
・MARUGO たびりら#04 24.5cm NP品 [送料・税込み]:¥ 5,000
・NO PROBLEM ファンクラブ 2年会員 (1年おまけ) [送料・税込み]:¥ 5,000
・VISION GLASS NP品 1箱(6個入) [送料・税込み]:¥ 6,000
・tamaki niime ショール(S) [送料・税込み]:¥ 6,000
・NO PROBLEM × BRING コラボTシャツ [送料・税込み]:¥ 9,000
・VISION GLASS NP品 2箱(合計12個セット) [送料・税込み]:¥ 10,000
・うなぎの寝床 MONPE Mサイズ NP品 [送料・税込み]:¥ 10,000
・tamaki niime ショール(L) [送料・税込み]:¥ 12,000
・NO PROBLEM ファンクラブ 永年会員 [送料・税込み]:¥ 50,000
・VISION GLASS JP と一緒に行くインド 3日間 [送料・税込み]:¥ 100,000

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会社概要

きびだんご株式会社

41フォロワー

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URL
https://kibidango.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区上落合 3-8-25 FLAMP 1304
電話番号
03-6908-6546
代表者名
松崎良太
上場
未上場
資本金
6500万円
設立
2013年02月