ケルヒャー ジャパン株式会社　2025年 年頭所感

新たな挑戦と成長の軌跡を刻む

ケルヒャー ジャパン株式会社 代表取締役社長　大前 勝己

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨今、経済の不確実性や物価高、人手不足、環境問題が私たちの生活に影響を与える中、清掃業界でも効率化と省力化のニーズがますます高まり、革新的で持続可能なソリューションが求められています。

ケルヒャー ジャパンは、こうした社会情勢の変化に対応しながら、2024年も着実に成長を遂げました。家庭用および業務用製品におけるオンラインチームの成功や、業務用清掃ロボットの売上目標達成、さらにマーケティング施策の効果が実を結び、日本の住宅事情にぴったりとマッチしたマルチクリーナー「OC 3 Foldable」は、発売から9か月で大ヒット製品となり、人気の高圧洗浄機と同等程度の販売台数となりました。

バックオフィスの充実も進み、東日本エリアの物流拠点3カ所を統合した四街道倉庫の運用が軌道に乗り、加えて、コールセンターのチャットBOTや、SPE@Kシステムの導入により、カスタマーサポートの質も向上しています。

さらに、佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ！」の⼀環として展開する新プロジェクト「ゴジラ対（つい）サガ」の始動を機に共同で立ち上げたプロジェクト『ゴジラ in 佐賀 ダムア ートプロジェクト Powered by ケルヒャー』において、佐賀県内にある岩屋川内ダムの完成 50 周年を記念し、 ダム自体をキャンバスに、ケルヒャーの高圧洗浄機を用いて、ダムの汚れを洗浄する事で壮大なゴジラを描くダムアートの制作に携わり、14年ぶりにドイツ本社のスペシャルチームを招集して日本で大規模なプロジェクトを実現できたことを大変光栄に思っております。このプロジェクトを通じて、清掃活動を通じた文化貢献が果たせたことに、大きな意義を感じています。

今年、ケルヒャーは90周年を迎え、長い歴史と実績を礎にさらなる発展を目指し、多くのお客様のご期待に応えるべく革新的な技術とソリューションの提供に努めてまいります。

業務用製品では、アフターサービスを含むトータルソリューションの提案をより進め、業界におけるケルヒャーの地位を一層強固なものにしたいと考えます。家庭用製品においては、オンラインとオフラインの融合によるプロモーション強化に加え、新しいパートナー制度の導入が今後さらにお客様との結びつきを深めていくと確信しています。

2025年も引き続き、ケルヒャー ジャパンは「カスタマーセントリック」の理念のもと、新たな挑戦と成長の軌跡を刻み続け、皆様と共に成長を遂げる所存です。

本年も、皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2025年 元日

ケルヒャー ジャパン株式会社

代表取締役社長

大前　勝己