自然災害が増える昨今、いつでも見返せる手帳での備えの記録が最も有効 手帳に関する意識調査「手帳白書2025」を発表
目標達成には手帳活用が鍵。最も達成意欲を感じるツールは手帳であることが明らかに 今流行りの「推し活」の満足度向上に手帳での記録が寄与しているとの結果も
⼿帳や⽣活実⽤書、児童書などを発⾏している株式会社⾼橋書店(本社:東京都豊島区 代表取締役社長: 清水美成)は、全国の10~60代1,000人を対象にした手帳に関する意識調査を今年も実施し、「手帳白書2025~暮らしと手帳のすゝめ~」を作成いたしました。
【災害や有事に役立つ手帳術】
近年自然災害が増える日本において、「手帳」での備えの記録がおすすめ!
手帳での管理のメリット第1位は、「停電やバッテリー切れを気にしなくてよい」 39.9%
2024年1月に発生した能登半島地震をはじめ、自然災害が絶えない日本。非常時の備えを記録している人のうち、デジタルが主要なツールとなっている現代においても、手帳に残している人はスマートフォンに続き、2番目に高い結果に。手帳に情報を控える理由として多かったのは、
●停電やバッテリー切れを気にしなくてよい…39.9%
●データが消える、アクセスできなくなるなどの心配がない…33.6%
また、もしもの備えのために日頃からの振り返りや更新が重要となる中、手帳ユーザーの75.9%が「1年に1回以上の頻度で振り返っている」と回答。
また、記録するようになったきっかけとして
●外出先でスマホや携帯電話などの紛失や充電切れなどの理由により、デバイスが使えなくなる経験をしたから…21.3%と身をもって体験したからこそ、記録を残す重要性を体感している人も多いことがわかりました。
■危機管理教育研究所 代表 危機管理アドバイザー 国崎信江氏コメント
「もしもの時に、今日から手帳で備えて」
●日頃の活用としてお勧めするのが「コツコツ防災」です。毎月なにか一つ転倒防止対策をすると決めてそれを毎月のページに書き込み実行します。そうすると1年後には12個の家具の安全性を高めていくことができます。
●災害現場でも記録すべきことを電源を気にせずに書き込めることは非常に有益で、振り返りにも重宝します。その記録を見るだけで当時の緊張感や自分が感じたことを思い出せるのも手帳ならではです。災害時には手帳に避難所の掲示板にある情報を書き写すことで重要な情報を見逃すこともありません。
【推し活と手帳の関係性】
推し活市場の成長に伴い「推し活」の動向がさらに注目を集める中、
手帳の活用が推し活(〇〇活)の満足度向上の一助に
「推し活」は記録に残す時代! 約6割の人が、推し活(〇〇活)を実施しており、
記録を残している人のうち、44.6%が手帳や日記などの紙媒体ユーザーと判明
趣味(推し活や〇〇活など)での活動を実施している人は、全体の57.9%。また、記録を残している人のうち、手帳や日記などの紙媒体ユーザーが44.6%とスマートフォンアプリやパソコンツールを抑えて1位の結果となりました。
「推し活(〇〇活)を記録することで、自分自身の活動への楽しみは増えましたか?」という質問では、手帳ユーザーの約4人に3人(72.2%)が「増えた」と答え、非手帳ユーザーよりも満足度が高いことが判明。年代別では、10代の81.2%が楽しみが増えたという結果になり、自分の好みのデザインしたり、記録に残せる手帳は、楽しい気持ちを反映しやすく、結果として活動への満足度向上にも繋がっているのではないでしょうか。
また、推し活や〇〇活の記録を手帳に残していると回答した人が、手帳に情報を書き込むことのメリットとして「後から手帳を見るたびに楽しい思い出を再体験できる」と回答しており、推しに関する情報をこまめに整理し、振り返っていることが明らかになりました。
■手帳プランナー miyu氏コメント
「推し活は意外と忙しい!からこそ、手帳を使って有効的に楽しむ。」
●推しの好きなポーズの写真、推しカラーのシールやマスキングテープ、カラーペンで手帳をデコレーションするのも満足度が高まる手帳の使い方。推しに対する愛情を育みながら応援し、一緒に成長していくような心を満たす嬉しい忙しさに繋がります。
【1人時間の使い方や目標達成と手帳の関係性】
人生の目標達成には手帳の活用が鍵に
1人時間を楽しむ人が増えた今、自分と向き合うために目標管理をする人が増加
●目標の達成感を感じている手帳ユーザー 74.6%
●目標の達成意欲が高まっている手帳ユーザー 77.5%
SNSの交流が主流になる一方で、1人時間を楽しむ人も増えており、特に10代は60.5%が増えたと回答。手帳を使用することで、自分と向き合い、有意義な時間を過ごせることや、自身の目標達成に向けた意欲に繋がっていることがわかりました。
【手帳の使い方】
2024年、デジタルツールが主流となる仕事の場でも手帳は不可欠
2024年、手帳ユーザーのうち他のスケジュール管理ツールと併用している人 73.3%
「手帳とアプリそれぞれに利点があるから」64.9%
手帳ユーザーのうち、スマートフォンアプリやパソコンツールなど、その他のスケジュール管理ツールも併用している人は73.3%という結果に。併用する理由は、
●手帳とアプリそれぞれに利点があるから…64.9%
●公私の予定を分けたい…30.0% となり、それぞれの特性を活かしながら予定の管理を行っていることが伺えました。
また、現在のツールでスケジュール管理を行っている理由について、10代の非手帳ユーザーは「素早く記入できるから」が第1位に。スマートフォンアプリやPCツールなどでスケジュール管理をしている人が多くいる一方、「手書きの方が頭に残りやすい」「書いた満足感を得られる」と若い世代の中でも手書きのメリットをしっかりと感じているといった結果がわかりました。
■デジタルが主流になり、社員同士のスケジュール管理にデジタルツールが活用されている現在でも、仕事のスケジュール管理に手帳を使用している人が、48.1%とスマートフォンアプリに次ぐ高い結果となりました。また、仕事で手帳を活用する際の具体的な使い方として「仕事のToDo(やること)リスト」が54.9%と最も多く、次に「目上の方や取引先の面談時、急にメモが必要になった時に手帳に書く」が挙げられました。様々な仕事の場面での手帳活用が仕事を進めるために役立っているのではないでしょうか。
<調査概要>
調査内容 :手帳に関するアンケート
調査対象者:性別:男女/年齢:16歳~69歳
調査数 :1,000人(手帳メインユーザー500名/その他ユーザー500名)
設問数 :45問
調査期間 :2024年10月11日(金)~20日(日)
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