フィリピン・マクバン地熱発電所の設備改修工事を受注

蒸気タービンの仕様を最適化、地熱資源の有効活用に貢献

◆ 全納入10設備のうち1号機を改修
◆ 当社現地法人と共同で機器納入および据付工事をターンキー方式で
三菱パワーは、フィリピンのラグナ(Laguna)州にあるマクバン(Makban)地熱発電所1号機のリハビリ(設備改修)工事をターンキー方式で受注しました。発電に使う地熱蒸気の条件変化に対応し、蒸気タービンの主要部品を最適な仕様に転換することで、蒸気消費の効率向上をはかるものです。工事完了は、2021年を予定しています。

同地熱発電所は、ルソン島中部にある首都マニラの南東方向に位置しており、フィリピン有数の再生可能エネルギー事業会社であるAP Renewables Inc.(APRI社)が運営するものです。当社は、1979年に1号機を納入して以来、これまでに同発電所向けに合計10設備を納入しています。今回の改修により、4万kWの出力で最適化される計画です。

改修工事では、蒸気タービン機器・部品の設計や交換品製作等を当社の長崎工場(長崎市)、現地据付工事を当社現地法人のMHI Power (Philippines) Plant Services Corporationが担当します。当社グループの優れた蒸気タービン技術により、高い性能と既存発電設備との互換性を両立させたことがAPRI社に高く評価され、今回のターンキー受注に至りました。

地熱発電は、地中深くのマグマがつくる熱水を蒸気として取り出しタービンを駆動させて発電するものです。地熱発電は、CO2を排出しない再生可能エネルギーの中では、天候などに左右されにくく24時間安定的に発電できることから、地熱資源に恵まれた国や地域で拡大が期待されるクリーンエネルギーといえます。一方で、蒸気湧出量の減衰のような自然界の中長期的な状況変化に対応した適切な改修を要する側面もあります。

当社は、地熱発電分野ではこれまで13ヵ国・地域で100件を超える受注実績を持ち、設備供給量は320万kW超に達しており、世界の地熱発電設備供給容量でトップクラスを確保しています。

 三菱パワーは、今後も世界各地で地熱発電機器・設備に関する運用性改善の提案を行うことで、地熱資源の有効活用を促進し、持続可能な脱炭素社会の実現に貢献していきます。
 

マクバン地熱発電所マクバン地熱発電所

 

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