内閣府の規制改革推進会議 「働き方・人への投資 ワーキング・グループ」の第2回【高卒就職システムの在り方について】に佐々木が発表を行いました。
高校生の就職を支援している「ジンジブ」(大阪市、代表取締役社長:佐々木満秀)は、2024年11月21日に内閣府の規制改革推進会議が開催する「働き方・人への投資」ワーキング・グループの第2回の議題「高卒就職システムの在り方」についての現状ヒアリングに出席いたしました。
会議はライブ配信し、YouTubeにてアーカイブ公開されております。
<「働き方・人への投資」ワーキング・グループについて>
内閣府の「規制改革推進会議」は、内閣府設置法第37条第2項に基づき設置された審議会です。
内閣総理大臣の諮問に応じ、経済社会の構造改革を進める上で必要な規制の在り方の改革に関する基本的事項を総合的に調査・審議することを主要な任務としております。
近年、求人倍率が過去最高と増加傾向である一方(※1)で、旧来から続く高卒就職システムの在り方について、現場でサポートを行う民間企業の代表として、当社を含む4団体に参加の依頼があり、当日のワーキング・グループの会議に出席いたしました。
※1 厚生労働省「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)」にて、求人倍率が3.98倍で計測を始めた昭和63年以来過去最大となった。001228681.pdf (mhlw.go.jp)
<第2回 働き方・人への投資ワーキング・グループの概要>
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日時:2024年11月21日(木)15:30~
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開催:オンライン会議(オンライン配信)
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議題:「高卒就職システムの在り方について」
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議論点:
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高校生の就職活動において、必要な情報源である求人票の公開方法と公開範囲について
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高卒の求人票の公開時期について
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高校生の校内選考の在り方について
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議事次第(各社発表資料):https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2409_03human/241121/human02_agenda.html
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進行:
出席者発表(全体66分程度)
厚生労働省
文部科学省
ハンディ株式会社
埼玉県教育局
株式会社ジンジブ
リクルートワークス研究所
質疑応答(全体45分程度)
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ジンジブ発表資料:https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2409_03human/241121/human02_05.pdf
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アーカイブ動画(YouTube【公式】規制改革チャンネル):https://www.youtube.com/live/9QIiRIDsjD8?si=YEz9rrSX3diUcO24
内容について
この度、ジンジブでは、実際に企業や高校生をサポートする現場の立場として、高卒採用を行う企業に対して、「校内選考」に対する意見や求人票の公開時期についての意見についてヒアリング調査を行った結果とともに、当社の考える今後の新しい就職活動支援の在り方について言及させていただきました。
当社以外の参加者からは以下の発表がされました。
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厚生労働省:求人票の取扱いの仕組みと高卒就職情報WEB提供サービスの現状について
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文部科学省:高卒就職における公開求人の「校内選考」について
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ハンディ株式会社:就職指導を行う高校の教員の業務負担と解決案について
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埼玉県教育庁:「豊かなキャリア教育の実現」の重要性と求人票を取り扱う教員の負担軽減への要望
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リクルートワークス研究所:「就職後」の高卒者たちのキャリアに対する満足度から見る現在の仕組みの課題点とその対策について
本会では、現状の就職システムの良点も多くありつつも同時に、「現状の就職システムでは、高校生が十分な情報を得ることが難しいのではないか」、「企業研究やそのための職場見学の機会が十分に与えること、自己決定権が十分に保障されていくことが望ましいのではないか」、「求人情報の公開範囲・公開方法・公開時期について、当事者である高校生の意見をしっかりと調査を実施が必要なのではないか」、「2022年に成年年齢が18才に引き下げられたことをうけ、高校生にとって、自己決定権と、決定権を行使するために知る権利が極めて大事、職業安定法の第2条「職業選択の自由」を守るため、主体的に判断ができる環境を作る必要があるのではないか」といったご意見もでました。
今後、どのような就職システムの在り方が望ましいのか、関係者間でも協議を継続していく方向性である、ということで閉会しております。
高校生の主体性を重んじた上で高卒就職システムが見直しされていく方向性は、就職当事者にとって良い方向性であると、当社も考えます。
<現状の高校生の就職活動の流れ>
高校を通して応募を行う「高校斡旋(あっせん)」での高校生の就職活動では、毎年行政(厚生労働省・文部科学省)、全国高等学校校長協会、経済団体の3者協定により、就職活動のスケジュールや求人票の公開方法の申し合わせがなされております。
●高卒採用2025年3月卒のスケジュール
6月1日 ハローワークによる求人申込書の受付開始
7月1日 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始
9月5日 学校から企業への生徒の応募書類提出開始(沖縄県は8月30日)
9月16日 企業による選考開始及び採用内定開始
10月以降 「2次応募」時期・2社応募がはじまる時期(※都道府県による)
応募開始から一定期間は、1社に応募に限定する1人1社応募や、応募時に校内選考や、高校の先生に付与される求人票「高卒求人WEB」へのアクセスなど独自の慣行が戦後長く続いています。
※株式会社ジンジブ ワーキンググループ提出資料:8ページ参照
※参照:厚生労働省職業安定局「都道府県高等学校就職問題検討会議における申し合わせ等(令和7年3月卒業者の応募・推薦について)」
■ 株式会社ジンジブ
代表取締役:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
■サービスについて
●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。
2023年12月「第13回キャリア教育アワード※」(主催:経済産業省主催)にて「優秀賞」を受賞。
※ジンジブ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000048030.html
●人材育成サービス
また社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学びの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」では社外の同期もつくれます。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。
●人事部支援サービス「人事部パック」
これまでの「高卒採用」の支援にとどまらず、「採用戦略策定」「教育」「定着」「評価」「福利厚生」など、中小企業の「人的資本経営」を支える人事にまつわる業務のサポートをする月額サービスです。日本の根幹を支える中小企業にとっての「人事部」としてのパートナーとなり企業の成長をサポートします。
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