沖縄県名護市の観光特集!人流データを使って行動分析
~ データからわかる名護市の魅力 ~
※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2024/04/23/093622
自然豊かで海も綺麗な沖縄県。その中でも今回は名護市にフォーカスし、弊社独自に収集している人流データを使って、名護市の魅力と観光客の行動傾向を見てみました!
旅行メディアが紹介している観光地紹介とは少し違う視点で観光地をご紹介します。
これから迎えるゴールデンウィーク、夏休みの旅行先をリサーチ中の方もぜひご覧ください。
1.沖縄県名護市の魅力と観光スポット
沖縄県名護市は沖縄本島北部に位置するエリアです。
豚の骨付きあばら肉をのせた「ソーキそば」発祥の地ともいわれているそうです。
そんな名護市から7つの観光地を選び、弊社のサービスで収集した独自データと一緒に見ていきましょう。
<今回の調査対象観光地>
・名護城公園
©ばんない堂
名護城公園は歴史的な名護城跡に位置し、古き良き琉球の文化を感じることができる場所です。頂上付近の展望台からは名護の市街地や美しい東シナ海等の景色を眺めることができます。1月には県内でも有数の桜祭りが行われ北部地域の名所として知られています。
・ブセナ海中公園
©ばんない堂
ブセナ海中公園は透明度の高い美しい海で知られ、海中展望台では雨の日でも海の中をのぞくことができます。様々なお魚や珊瑚礁を観察できる絶好の水中スポットです。
・ナゴパイナップルパーク
©ばんない堂
沖縄の名産物パイナップル。こちらでは亜熱帯の植物を観察しながらの散歩やパイナップルの歴史について学べます。植物園の他にワイナリー、資料館、お土産店などグルメも楽しめる施設になっています。
・森のガラス館
©森のガラス館
琉球ガラス体験で職人の方とオリジナルグラスやアクセサリー作りなどできたり、琉球ガラスの歴史についても学べます。施設内は美しいガラス作品が展示されており、販売もしているので沖縄旅行の思い出にもぴったりです。
・ネオパークオキナワ
©ばんない堂
亜熱帯の気候と、やんばるの大自然を活かし動物と自然が共存する公園です。動物たちとの触れ合いや、熱帯植物園の散策など、家族連れにおすすめのスポットです。
・古宇利大橋南詰展望所
©ばんない堂
名護市屋我地島(なごしやがじしま)から今帰仁村古宇利島(なきじんそんこうりじま)に向かう前の古宇利大橋の麓にある展望所です。古宇利大橋はドライブコースとしてもおすすめで、岩がハートに見える「古宇利島ハートロック」は古宇利島の名所としてフォトスポットにもなっています。
・オリオンハッピーパーク
©オリオンハッピーパーク
沖縄ビールの製造工場で、ビールの製造過程を学びながら出来立てビールの試飲も楽しめます。ドライバーや未成年の方はソフトドリンクが試飲できるそうです。地元のビール文化に触れつつ、リラックスしたひと時を過ごすのもいいかもしれませんね。
2.調査元データ
データは弊社アプリ「SilentLog」から匿名化されたものであり、推定情報に基づいています。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
<データ概要>
【調査対象期間】
2023/4/29 − 5/7
※2023年ゴールデンウィーク期間
【調査対象エリア】
・名護城公園
・ブセナ海中公園
・ナゴパイナップルパーク
・森のガラス館
・ネオパークオキナワ
・古宇利大橋南詰展望所
・オリオンハッピーパーク
・その他名護市内
【来訪者数】
2023/4/29 − 5/7 の来訪者数を100とした時の比率
【推定年齢】
弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用
【推定居住地】
弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用
【結果まとめ】
・名護市に訪れる人々の約半数が沖縄県外からだった
・40代から60代の年代層が特に多く全体の約3/4を占めている
・自動車移動が主流であった
3.来訪者属性と観光地の滞在から観光地を紐解く
弊社で取集したデータはAI(機械学習)を用いて各種移動方法を自動で判別して記録しております。この技術は行動パターンから人物のプロファイルを浮かび上がらせることができ、興味関心のあることや推定居住地を導き出すことができます。そのデータから沖縄県民と観光者の割合を算出しています。
4月29日~5月7日のゴールデンウィーク期間中に名護市で移動や滞在などのデータがあるユーザーを見てみると、約半数が沖縄県民でそれ以外の方は県外から来ていることがわかりました。
次に年代別で見てみましょう。
沖縄県民と県外の方が合わさったデータになりますが、40代と50代と60代で全体の約3/4を占めています。名護市の観光スポットはネオパークオキナワのように動物と触れ合えるスポットもありますが、それ以外にも公園や展望台などゆっくり自然を感じながら過ごせる名所があり旅行の合間にホッとひと息つけそうですね。
ユーザーの位置情報データから、それぞれの観光地へ訪問している割合も見てみましょう。
自然や景色を堪能できる「名護城公園」「ブセナ海中公園」「ナゴパイナップルパーク」への訪問が多く見られました。
「オリオンハッピーパーク」は土日祝祭日や平日の一部は製造ラインが稼働していない日もあるため、旅行の日程に組み込む場合は事前確認をした方がよさそうです。
「森のガラス館」でのグラス作り体験は事前予約が必要なので、こちらもお電話での問い合わせをしてから旅行の日程に組み込むのが確実ですね。
4.観光地ランキング外のスポットを見る
さて、ここまで調査して気になるのが、約半数近くの「その他」のユーザーですね。
名護市に移動や滞在でデータがあるユーザーにフォーカスしてデータを見てきましたが、「滞在」のみに絞るとこのような結果になりました。
弊社では、スマートフォンのGPSとセンサーから元となるデータを細かく取得しているので、どういった手段で移動しているか、移動距離や速度、経路をもとにユーザーの行動種別を推測することができます。
マップ上の白い点は「滞在」を示しています。
名護市の市街地に滞在が集中していますが、今回ご紹介した観光地以外のスポットにもユーザーが滞在していることがわかりました。その中でも滞在が密集しているエリアにある商業施設の中で推測できるものを挙げてみます。
・カヌチャリゾート
ビーチやプール、ゴルフ場など様々なロケーションで過ごせるリゾートホテルです
・沖縄そば でいご家
食券スタイルで沖縄料理が楽しめます。通し営業なので遅めのお昼にもいいですね
・名護市民ビーチ
約1500m続く砂浜が特徴の天然ビーチです。無料駐車場には20台ぐらい駐車できるようです
・道の駅許田 やんばる物産センター
地元野菜やフルーツ、お土産が手に入ります。おっぱ乳業のジェラートも人気だそうです
ゆっくり特別な時間を過ごせるリゾートホテルやビーチ、ふらっと立ち寄れるような飲食店もあり参考になりました。
次に名護市内での自動車移動にフォーカスして見てみます。
マップ上のオレンジの点は「自動車」を示しています。
滞在と比較して、様々なエリアで自動車移動があることがわかりました。
沖縄県は本島だけでも見どころが豊富で、少し北寄りに位置する名護市も多くの人々が通過するエリアであることが分かりました。
観光の際、自動車移動がメインになることが予想されますが、名護市は自然に囲まれた素晴らしいエリアで、沖縄の文化に触れながらリラックスするのに最適です。
5.沖縄北部の新テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」とは
沖縄本島北部の今帰仁村と名護市の間に「JUNGLIA」という新テーマパークが2025年開業予定だそうです。
やんばるの大自然の中でアトラクションやエンターテインメント、リゾート体験ができるコンテンツがつくられるようでわくわくしますね!
「JUNGLIA」の住所は建設中のため正式住所は発表されていないですが、旧オリオン嵐山ゴルフ倶楽部跡地にできるそうです。
大自然の中の新テーマパークが開業した際は、名護市をはじめとした沖縄北部もさらに盛り上がることが期待されると同時に、施設の新たな雇用創出など経済面でも期待できそうです。
今後「JUNGLIA」開業後の観光データにも注目し、名護市や沖縄県の魅力がどのように拡大していくか調査してみるのも面白そうですね!
6.今回のまとめと今後の展望
名護市の人流データを通して、沖縄の魅力と観光客の傾向に迫りました。
ゴールデンウィーク期間のデータからは、名護市に訪れる人々の約半数が沖縄県外からで、40代から60代の年代層が特に多く見られました。自動車移動が主流であり、名護市の豊かな自然や文化を楽しむために自動車を利用する観光スタイルが一般的であることがわかりました。
沖縄県名護市は、自然と文化が調和する素晴らしい場所であり、観光客にとっては心地よいエリアのようですね。これからも名護市を含む沖縄の観光エリアが進化し、多くの人々が訪れることで、地域の魅力が一層引き立つことでしょう。
弊社独自で収集した人流データを使って、新しい観光施設開業前後の来場者数の変化や属性を分析することで、企業誘致や新しい施設の効果測定など様々な施策に活用することができます。
今後も位置情報データを活用し、各種施設の利用傾向や地域の特性を探ることで、より効果的な施策やサービスの提供に貢献していきます。レイ・フロンティアは、最新の技術を駆使し、地域社会と連携しながら、より良い未来の構築に取り組んでまいります。
【お問い合わせ先】 本プレスリリースに関するお問い合わせやメディアの取材依頼については、下記の連絡先までお気軽にご連絡ください。 レイ・フロンティア株式会社 広報担当:中村 Email:info@rei-frontier.jp |
◾️レイ・フロンティア株式会社
「現実と仮想をつなぐ世界一のサービスを創る」をミッションとして、2008年に事業を開始し、現在は人工知能による位置情報分析プラットフォーム事業、行動分析支援、アプリ開発、新規サービス開発、実証実験支援の提供(OEM提供も含む)も手掛けております。
所在地:東京都台東区台東2-26-8 KSビル 3階
代 表 者:代表取締役 田村建士
設立:2008年
事業内容:
■人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1. スマートフォンアプリ向け 移動分析特化型のSDKの提供(データ分析、情報配信)
2. 移動データの分析ツールの提供(ペルソナ分析、移動情報の可視化)
3. クライアント向けスマートフォンアプリケーション企画・開発・運用
4. 自社アプリケーションの開発運営(SilentLog)
5. スマートフォンアプリおよびシステム導入に関わるコンサルティング事業
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