【オカネコ 中学受験と高校受験の意向調査】受験費用の差は約1.7倍!NISA活用で費用捻出も、約4人に1人が教育費用の見通しが不透明...
突発的な受験準備費用が発生した方も!教育費用の見積もりの難しさが浮き彫りに...~オカネコ講師より:教育費用は最新情報をふまえ、早期からのライフプランニングが大事!専門家にも相談を~
国内最大級(※1)の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代取締役社長:中村仁、以下「当社」)は、中学受験・高校受験にまつわる費用や教育における展望等の実態を探るべく、全国の『オカネコ』ユーザーの男女605人を対象に「オカネコ 中学受験・高校受験の意向調査」を実施しました。
※1: 現時点での当社データベース及び他社公開情報の比較調査による
「オカネコ 中学受験・高校受験の意向調査」結果サマリー
-
中学受験と高校受験にかかる費用の平均額は、中学受験:約148万円・高校受験:約86万円と「約62万円」の差!
-
中学受験を経験した保護者は「NISA等の資産運用」や「収入増加のための副業」等、様々なアプローチで費用を捻出!高校受験を経験した保護者と比べて「攻め」の姿勢が顕著に
-
想定外の出費は?「季節講習」「併願の私立高校入学金」「合宿費」など… 中学受験をすること自体が想定外だったという声も
-
最終学歴の希望は、中学受験を経験した保護者は「国公立大学・文系」、高校受験を経験者した保護者は「私立大学:文系」が最多に。中学受験を経験した保護者は、海外進学への意向が強い傾向も
-
約4人に1人の保護者が「教育費用の見通し」がたたず、適切な予測が難しい実態が明らかに
「オカネコ 中学受験・高校受験の意向調査」の主な結果
■中学受験と高校受験にかかる費用の平均額は、中学受験:約148万円・高校受験:約86万円と約62万円の差!
調査対象者の中から子どもの中学受験・高校受験を経験したと回答した保護者へ「子どもごとに受験にかかった費用の総額(塾代・受験料等、入学金を除く)を教えてください。」と質問したところ、平均額は、中学受験約148万円・高校受験約86万円となりました。差額は約62万円、約1.7倍の差となり、中学受験の費用負担が高校受験に比べより高くなっていることがわかります。
中学受験と高校受験それぞれの費用分布を見ると、中学受験費用は多い順に50万円未満21.0%、50万円以上100万円未満17.0%と続くものの、中には400万円以上が9.0%いることがわかりました。一方で、高校受験費用は、50万円未満36.1%、50万円以上100万円未満24.8%で全体の6割が100万円以内に費用がおさまっています。中学受験は高校受験よりも塾に通うことのできる期間が長いため塾代が高くかかった可能性や、首都圏の受験出願校数の平均は中学受験では7校(※2)、高校受験では一般的に3~4校と言われており約2倍の差分が費用差に影響したことが考えられます。
■中学受験を経験した保護者は「NISA等の資産運用」や「収入増加のための副業」等、様々なアプローチで費用を捻出!高校受験を経験した保護者と比べて「攻め」の姿勢が顕著に
調査対象者の中から子どもの中学受験・高校受験を経験したと回答した保護者へ「子どもごとの受験費用の捻出方法を教えてください。」と質問したところ、中学受験を経験した保護者は、貯金67.1%、家計費の見直し・節約40.0%の順に多い結果となりました。一方、高校受験を経験した保護者は、貯金72.6%、学資保険31.5%、家計費の見直し・節約25.3%の順に多い結果となり、中学受験・高校受験双方で従来通りの準備方法が多数を占めていることがわかります。
一方で、NISA等の資産運用、収入を増やす(働き方を変える/副業など)に目を向けると、NISA等の資産運用で中学受験費用を準備した保護者は17.1%、高校受験費用を準備した保護者は6.2%となり、約3倍の差分があることがわかりました。収入を増やす(働き方を変える/副業など)ことで中学受験費用を準備した保護者は18.6%、高校受験費用を準備した保護者は11.6%であることも読み取れます。
中学受験費用の方がかかる費用が高いことからも、新たな費用捻出において「攻め」のNISA等の資産運用や収入を増やすための転職や副業などと、「守り」の家計の見直し・節約と双方からのアプローチに積極的に動いていたと考えられます。
■想定外の出費は?「季節講習」「併願の私立高校入学金」「合宿費」など… 中学受験をすること自体が想定外だったという声も
調査対象者の中から、子どもの中学受験・高校受験を経験したと回答した保護者へ「中学・高校受験における、想定外の出費はありましたか」と質問したところ、ある22.7%、ない77.3%となりました。
「ある」保護者の内訳とフリーコメントでは、季節講習(塾の夏期講習・冬期講習などの特別な会費。それぞれ5万以上かかって驚いた。)、併願の私立高校入学金(滑り止めの私立の試験が先なので必ず受けなければならない)、合宿費(追い込み泊まり込み学習費)等が寄せられました。中には「そもそも中学受験が想定外だった」という声もあります。
中学・高校受験を考える上では、一般的に想定される費用以外にも突発的にお金がかかることを念頭に、お子様の意向を早めに確認することやあらゆる可能性に備え、準備を進めることが必要だということがわかります。
■最終学歴の希望は、中学受験を経験した保護者は「国公立大学・文系」、高校受験を経験者した保護者は「私立大学:文系」が最多に。中学受験を経験した保護者は、海外進学への意向が強い傾向も
調査対象者の中から子どもの中学受験・高校受験を経験したと回答した保護者へ「子どもの最終学歴をどこまで望みますか」と質問したところ、中学受験を経験した保護者は国公立大学・文系、高校受験を経験者した保護者は私立大学:文系を最も多く望んでいることがわかりました。
望んでいる最終学歴の差分に着目すると、中学受験を経験した保護者の回答のうち8.4%が子どもに海外大学院進学を望む回答となっており、高校受験を経験した保護者の回答の0.6%を大きく上回る結果が出ました。中学受験を通じ、海外へ挑戦させたい意向が高い保護者が多いことが伺えます。
■約4人に1人の保護者が「教育費用の見通し」がたたず、適切な予測が難しい実態が明らかに
調査対象者の中から子どもの中学受験・高校受験を経験したと回答した保護者へ、「子どもの中学校入学以降の教育費用の見積もりはいくらですか」と質問したところ、平均額は、中学受験を経験した保護者は約550万円・高校受験を経験した保護者は約365万円となり、差額は約185万円となりました。中学受験を経験した保護者は、先ほどの海外大学院進学など、より学費のかかる見積もりを想定していることが伺えます。
それぞれの費用分布を見ると、中学受験を経験した保護者は見積もり1,000万円以上が17.0%で他の選択肢と比べて顕著に高く、高校受験を経験した保護者は見積もり50万円以上100万円未満が11.9%が最も多いことが把握できます。
一方で「わからない」という回答者の割合が、中学受験を経験した保護者は20.0%、高校受験を経験した保護者は26.7%となり、合算で見ると24.8%、約4人に1人の保護者が費用の見通しがついていない・いなかったことを示し、教育費用の予測をすることが難しい状況が浮き彫りになりました。
今回の結果を通し、NISA等の資産運用で、積極的に教育費用を準備している保護者もいる一方で、教育費用のそもそもの見積もりができていない・できていなかった保護者も一定数いらっしゃることも伺えました。受験費用や将来の教育費用計画には子どもの未来を見据え、慎重な見積もりと、多様な費用捻出方法が必要です。
オカネコでは、2024年10月1日から変更された児童手当制度の最新情報や、中学受験・高校受験などの「ライフイベント」をふまえた教育費用の見積もり方法を、400F所属の講師が解説するセミナーを開催中です。ご参加いただいた方それぞれの家計状況をふまえ、各ご家庭で実践できるアドバイスを行います。ぜひ、ご夫婦・お子様ご同席でお気軽にご参加ください。
調査概要
調査名:オカネコ 中学受験・高校受験の意向調査
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2024年9月17日(火)~2024年9月23日(月)
回答者:全国の『オカネコ』ユーザー605人
回答者の年齢:20代以下5.3%、30代21.6%、40代28.6% 、50代28.1%、60代以上16.4%
回答者の世帯年収:400万円未満24.0%、400万円以上600万円未満20.5%、600万円以上800万円未満17.5%、800万円以上1,000万円未満11.9%、1,000万円以上1,200万円未満6.8%、1,200万円以上11.7%、分からない7.6%
※調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ 中学受験・高校受験の意向調査』『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』と記載してください。
(※2)参照:首都圏模試センター
2024年私立・国立中学受験者数は52,400名と微減ながら受験率は過去最高の18.12%に!《首都圏》
『オカネコ』について
スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20問の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較したユーザーの家計状況を診断。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランやFP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットや面談で個別相談もすることができます。匿名・無料で気軽に利用できるオンラインサービスです。
株式会社400Fについて
“お金の問題を出会いで解決する”ことを理念に2017年11月に設立。証券・保険・銀行などさまざまなアドバイスをワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム『オカネコ』を運営。どんな立場の人にも有効な「お金の問題解決」の機会を提供し続けます。
・会社名:株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ)
・本社:〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町9-1 兜町第2平和ビル FinGATE BLOOM 4F
・設立: 2017年11月1日
・代表者:代表取締役社長 中村 仁
・事業内容 :『オカネコ』の運営、金融オンライン・アドバイザー事業(金融サービス仲介+保険代理店事業)、顧客接点最適化に関するコンサルティング事業、オウンドメディア『オカネコマガジン』の運営、転職サービス『オカネコ転職』の運営、保険比較サイト『オカネコ保険比較』の運営
・会社HP
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像