株式会社IVRyが、AI技術を活用し行政のデータ利活用および行政書式のあり方に関する議論をサポート
~「大規模言語モデル(LLM)を活用したOCR(文字認識)の進化」で、官公庁紙資料のデジタル化への可能性を示す~

対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を提供する株式会社IVRy(本社:東京都港区、代表取締役/CEO:奥西 亮賀、以下「当社」)は、当社のAI-OCR(文字認識)技術の提供を通じて、行政分野におけるデータ利活用の推進、特に紙媒体や非定型帳票からのデータ抽出・活用の取り組みの支援を行い、内閣官房デジタル行政改革会議資料にて公開されたことをお知らせいたします。
官公庁 内閣官房デジタル行財政改革会議資料:
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/data8/data8_siryou1.pdf
■背景
内閣官房デジタル行財政改革会議事務局より提示された「官民におけるデータの利活用について」(令和7年4月1日付)の資料では、行政が保有するデータの有効活用が急務であるとされています。その中で、大きな課題の一つとして、紙ベースで保管されている膨大な情報や、デジタル化されていてもAIなどが自動で読み取りにくい形式(機械可読性が低い)のデータが依然として多く存在することが指摘されました。
同資料は、この課題解決の鍵として、大規模言語モデル(LLM)を活用したAI-OCR技術の目覚ましい進展に言及しています。
当社は、この議論に向けた事前の技術検証に協力し、従来はデータ化が困難とされていた書類をいくつかのパターンで検証しました。その結果、複雑なレイアウトの帳票や手書き文字のデータ化が、事前学習なしでも高精度かつ低コストで実現できる可能性を示すことができました。この技術により、従来は時間とコストを要していたデータ化の効率化が期待されています。
当社が開発・提供するAI技術は、この「LLMを活用したOCRの進化」を実現しています。AI技術を活用したFAXデータサービス「IVRy AI FAX」(https://ivry.jp/pillar/fax/)など、高度なOCR技術をサービスとして提供しております。従来のOCR技術では読み取りが困難であった、行政文書に特有の非定型帳票、手書きの文字、縦書き・横書きが混在した文書、さらには図表内の細かな文字情報なども、AIが文脈を理解しながら高精度にデジタルデータへと変換します。
当社は、この技術により、これまで活用が難しかった行政内部に眠る膨大な情報を、政策立案や業務改善に直結する「活用可能なデータ」へと転換し、その利活用のサポートを行ってまいります。
「IVRy AI FAX」の最新プレスリリースはこちらをご覧ください
https://ivry.jp/pr/36ohiso-v-j3/
■課題とIVRyのAI技術での貢献
デジタル行財政改革会議事務局の資料で示されているように、行政データの利活用においては、「データが紙ベースで保管されている」「データの表記ゆれが多く修正にコストがかかる」「データ作成上の基本的なルールが徹底されていない」といった課題が存在します。当社のAI-OCR技術は、これらの課題に対し、以下のように貢献します。
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高精度なデジタルデータ化
紙媒体の資料や、多様なフォーマットの申請書・報告書などを、レイアウトや手書き文字の癖をAIが理解し、正確にテキストデータ化。これまで手作業に頼らざるを得なかったデータ入力業務を大幅に効率化します。 -
機械可読性の向上とデータ修正のサポート
単なる文字起こしに留まらず、表形式での書き出しや、表記ゆれの自動修正支援など、データ活用しやすい形への抽出をサポート。データ修正にかかる手間と費用を削減します。 -
迅速な情報活用サイクルの実現
「眠っていたデータ」を迅速にデジタル化することで、リアルタイムに近い形での情報分析や、AIによる審査業務の効率化など、データドリブンな行政運営の基盤構築を支援します。
■株式会社IVRy 代表取締役/CEO 奥西 亮賀のコメント

デジタル行財政改革会議事務局の資料で示された、AI技術による行政データ活用の可能性に、大きな期待を寄せています。
私たちは、「最高の技術をすべての企業に」というミッションのもと、AIを活用して社会の様々な課題解決に微力ながら取り組んでまいりました。当社のAI-OCR技術が、行政機関が保有する貴重な情報を、真に価値あるデータへと転換し、より質の高い行政サービスの提供、効率的な業務運営、そしてデータに基づく政策決定の一助となればと切に願っております。
IVRyは、本技術を通じて、行政機関や地方自治体におけるデータ利活用がより一層進むよう、その一端を担わせていただき、豊かで効率的な社会の実現に向けて少しでもお役に立てるよう努めてまいります。
コーポレートページ掲載URL:https://ivry.jp/pr/tx8ctmfosa/
■対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」:https://ivry.jp/

月額2,980円(※1)から誰でも利用できる対話型音声AI SaaSです。
電話応答の分岐を自由に設定でき、AIによる自動応答・予約代行や、録音、文字起こし・AI要約、SMS送信、顧客管理(CRM)、LINEやチャットツールへの着電通知など、豊富な機能をご利用いただけます。また、企業等が取得した「03」等から始まる固定電話番号での受発信が可能です。さらにその番号で外出先での受発信もできます。

導入企業は、大企業から中小企業まで、規模や業種を問わず、ホリゾンタルに導入されており、2025年4月末時点で47都道府県・96業界以上(※2)・累計30,000件以上のアカウントを発行し、累計着電数4,000万件を超えています。
※1:基本料金2,980円(税抜)。別途、電話番号維持費及び従量料金が発生いたします。
※2:日本標準産業分類(令和5年)の中分類99業界をもとに計測、2025年4月時点
現在は「電話」を起点としたプロダクトを展開していますが、将来的にはAI技術の活用領域を拡大し、多角的にソリューションを提供することで、人材不足やカスハラ(カスタマーハラスメント)等の問題の解決に寄与し、日本の生産性向上、業務効率化を推進してまいります。
IVRy利用イメージ動画:
IVRy導入事例:https://ivry.jp/case
電話番号検索サイト:https://ivry.jp/telsearch/
コールセンター向けのご案内:https://ivry.jp/lp-article/call-center/
■採用情報
IVRyでは、成長し続けるプロダクトを共につくる、すべてのポジションを募集中です。
Company Deck:https://speakerdeck.com/ivry/ivry-culture-deck
採用ページ:https://ivry-jp.notion.site/IVRy-e1d47e4a79ba4f9d8a891fc938e02271
プロダクト開発 採用ページ:https://www.notion.so/ivry-jp/IVRy-127eea80adae801397a4e4d7ea74e291
■株式会社IVRy 会社概要

企業名:株式会社IVRy(アイブリー)
代表者:代表取締役/CEO 奥西 亮賀
設立年月:2019年3月
所在地:〒108-0073 東京都港区三田三丁目5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー10F
電話番号:050-3204-4610
企業サイト:https://ivry.jp/company/
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